お問い合わせ数が月60件に増加!自社編集でタイムリーな情報発信を実現|株式会社吉田製油所

木材防腐剤メーカーである株式会社吉田製油所様は、以前はWebサイトの更新を外部業者に依頼していたため、タイムリーな情報発信ができず、Webサイトからのお問い合わせも少ない状況でした。CMS「BlueMonkey」を導入し、自社での情報発信やSEO対策を強化した結果、お問い合わせ件数が格段に増加し、検索順位も上位に表示されるなどの成果を得ています。Webサイトからの問い合わせ獲得や、Webを活用した業務効率化を目指す企業様にとって、参考になる事例です。
目次
支援前の課題(Before)
自社編集できず、タイムリーな情報発信が困難に
―BlueMonkey導入前の課題を教えてください。
CMSを導入する以前のホームページは、外部の業者に管理を委託しており、自社で編集できるのは「お知らせ」欄のみでした。商品の入れ替えなど、何か変更したいことがあるたびに外部の業者にお願いしなければならず、タイムリーに対応できないことが悩みでした。
業者への依頼は時間も費用もかかるため、更新頻度も低くなりがちでした。伝えたい情報があっても一カ所更新するためだけに頼むのはためらわれ、更新したい情報がある程度たまるまで待ってしまうこともありました。当時はSEO対策も全くしておらず、アクセス数なども見ていませんでしたし、Webサイト経由のお問い合わせもほとんどない状態でした。
また、商品を購入するお客様がSDS(安全データシート)や認定書の発行を求める際には、郵送で対応し、受領書にサインをもらって返送してもらうという手間のかかる業務が発生していました。
実施した施策
コラム記事の継続的な更新とキーワード対策
―実施した施策の内容を教えてください。
Webサイトを大幅にリニューアルしようと思ったきっかけは、クラウドサーカスの営業担当の方から熱意のこもった提案を受けたことです。特に響いたのは、それまで知らなかったWebマーケティングの情報でした。お客様にWeb上で見つけてもらうためには「タイムリーに情報を発信し続けなければならない」「更新しないと検索順位も上がらない」ことを知り、Webサイトを改修しなければならないと感じました。リニューアルにあたり、他社からも制作の見積もりを取りましたが、提案内容が優れていたため、BlueMonkeyの導入を決めました。
サイト制作時に工夫したのは、メディア機能を導入した点です。これは、クラウドサーカスからSEO対策として、常に新しい情報を追加していく必要があるというアドバイスを受けたため、サイトの機能として組み込んでもらいました。
さらに、お客様からの要望が多かったSDSや認定書をWebサイト上でダウンロードできるようにしました。これにより、ダウンロードした人の情報をフォームで把握でき、以前のように郵送する手間がなくなって非常に便利になりました。
公開後は、コラム記事を月に1本は必ず投稿するようにしています。題材が多い時には月に5本書くこともあります。記事テーマの収集や執筆は、代表を中心に、営業事務の女性と更新を担当する矢野の数名体制で協力して行っています。
クラウドサーカスの運用サポートを受けながら、その他の施策も行っています。リスティング広告への出稿や、「木材防腐剤」「木材保護塗料」など検索ボリュームの多いキーワードに合わせたページタイトルや説明文の調整、販売を強化したい環境配慮型の商品にわかりやすいマークを付けるなど、さまざまな工夫を重ねています。
支援後の成果(After)
問い合わせが月60件に増加、検索順位も上位に
―施策を実施した後の成果を教えてください。
お問い合わせは以前と比べて格段に増えました。多い月では、有効な問い合わせだけで月に60件ほどあります。
当社のお客様は、一般消費者の方と、工務店、リフォームなど木材を扱う業者様の大きく2つに分けられますが、問い合わせの割合は両者が半々くらいです。多く寄せられる質問は、一般消費者様、業者様ともに「どれを使えばいいですか?」という製品の選び方に関するものです。
問い合わせが増えたぶん、質問へ回答するのは大変なこともあります。しかし、お客様からお礼の返信をいただくなど、やりとりを通じて確実に使っていただけたと実感することもあり、とてもやりがいのある業務だと感じています。
さまざまな問い合わせをいただくため内容の分析が難しかったのですが、クラウドサーカスの運用サポートの方からアドバイスをもらい、AIを活用するようになりました。悩んでいた分類と分析、要約があっという間にできるようになり、非常に助かっています。
SEO対策については、特に「防腐剤」というキーワードでは、検索順位が1位や2位になるなど、上位に出てくるようになりました。これにより、具体的な商談に繋がる問い合わせが増えていると実感しています。コラムがしっかりと読まれているようで、お客様が当社の言葉をまるで自分の知識のように話されることもあり、情報が浸透していると感じます。
Webサイト経由の問い合わせから、新規の取引先も多数生まれており、ホームページ経由の問い合わせから塗料を扱う問屋様との取引も始まりました。また、SDSや認定書がダウンロードできるようになったことで、それらに関する電話での問い合わせは減り、業務上の手間が削減されました。
さらに、ホームページが社内のデータバンクのような役割も果たしており、社員がSDSや認定書、製品に関する解説などを確認する営業ツールとしても活用できるようになりました。
今後の展望
一般消費者だけでなく、業者にも響くWebサイトを目指す
―ホームページ運用やWebマーケティングに関する今後の課題・展望を教えてください。
今後は、引き続きクラウドサーカスのアドバイスを受けながら、ターゲットに対して「シズル感」のあるホームページにしていきたいと考えています。これまでは一般消費者様からのアクセス増加に力を入れてきましたが、今後は業者様の集客にも注力したいと考えており、業者様に響くコンテンツを考え、少しずつ改善しているところです。
また、長く運用していくうちに製品も増え、Webサイトのページやリンクの数も増加しています。複雑になったURLやリンクの整理なども実務的な課題として対応していきたいです。
お客様の声
お話をうかがった方:
株式会社吉田製油所 代表取締役社長 吉田様
株式会社吉田製油所 総務部 矢野様
吉田様:
BlueMonkeyというCMSが良いツールであることに加え、それを使いこなすための運用コンサルティングで的確なアドバイスをいただけているので、非常に満足しています。たびたび担当者が変わることなく、継続的な指導をしてもらえると、さらにサービスに対する満足度が高まると思います。
矢野様:
いつも打ち合わせの際に、BlueMonkeyの具体的な操作方法を教えてくださり、助かっています。また、サポートセンターもすぐに繋がってアドバイスをいただけて便利です。以前、電話が繋がらずに切った時に、着信番号だけで折り返しのお電話をくださったことがあり、親切で丁寧な対応に感動しました。
クラウドサーカスからのコメント
長年、CMS「BlueMonkey(ブルーモンキー)」を利用してサイト運用していただきありがとうございます。
今回のホームページリニューアルで導線が整理され、さっそく問い合わせがあったとのことで実際に手応えを頂いているようです。
自社の中では当たり前になっていたノウハウやサービスを、改めて強みとして打ち出すことができコンテンツも充実したかと思います。
今後もホームページからの問い合わせが増えるよう、私たちクラウドサーカスも引き続きサポートさせていただきます。




