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SEOにおける重複コンテンツとは?与える影響や対策方法などを徹底解説!

SEOにおける重複コンテンツとは?与える影響や対策方法などを徹底解説!

Webサイト運営において、SEO対策は欠かせない重要な要素です。しかし、思わぬ形でSEOに悪影響を及ぼす要因のひとつに「重複コンテンツ」があります。

 

重複コンテンツとは、同じまたは非常に似通った内容が複数のページに存在することを指します。これが発生すると、検索エンジンがどのページを優先して評価すべきか判断できず、SEOパフォーマンスが低下する可能性があります。

 

本記事では、重複コンテンツのSEOへの影響や、確認するための方法、そして重複コンテンツを防ぐための対策方法を徹底解説します。

 

SEO対策チェックリスト

 

 

 

重複コンテンツとは

重複コンテンツとは、Web上で同一または非常に似た内容のページが複数存在することを指します。例えば、同じ記事が異なるURLで掲載されていたり、ほぼ同じ内容が複数のページにわたって繰り返し表示されている場合が該当します。

 

意図的なコピーコンテンツもあれば、技術的なミスによる場合、自サイト内の異なるページ間で発生する場合や、他サイトとの間で発生する場合などがあります。他サイトで発生する場合は「コピーコンテンツ」と呼ばれ、SEOにおいて注意が必要です。

 

具体的には、同じ商品の説明文が複数のページで使用されている場合や、類似した文章構成のページが多い場合がこれに該当します。Googleは、ウェブマスター向けガイドラインにおいて、重複コンテンツを避けるよう推奨しており、コンテンツの独自性や品質を保つことを重視しています。

 

参考:Google Developers

 

 

重複コンテンツによるSEOへの悪影響

では具体的に、重複コンテンツがSEOに対してどのような悪影響を与えるのでしょうか?主な5つの影響について解説します。

 

 

Googleペナルティの対象になる可能性

Googleは重複コンテンツに対してペナルティを課す場合があります。ただ、基本的にペナルティの対象となるのは、ガイドライン違反に該当する悪質なケースです。

 

特に、コンテンツをコピーして他のサイトに転載するなど、意図的な重複が確認された場合、検索エンジンのランキングが下がることがあります。Googleはオリジナリティのあるコンテンツを評価するため、重複コンテンツが多いサイトは検索結果において不利になるので注意しましょう。

 

一方で、意図的でない重複コンテンツに対しては、Googleは通常ペナルティを科しません。重要なのは、独自性のあるコンテンツを作成し、他サイトの情報を引用する際は適切に出典を明記することです。適切に対応することでペナルティを回避しつつ、検索エンジンやユーザーからの信頼を得られます。

 

参考:Google Developers

 

 

SEO上位表示が難しくなる

重複コンテンツが存在すると、Googleがどのページをランキングに表示すべきか迷うため、SEO上位表示が難しくなります

 

複数の同一内容ページが並ぶと、それぞれのページに対する評価が分散し、結果としてどのページも上位表示されにくくなります。このため、SEO効果を最大化するためには重複コンテンツを排除することが重要です。

 

 

ユーザーの利便性低下

ユーザーが検索結果を見て、同じような情報が複数のページにわたって表示されると、どのページを選べばよいか迷うことになります。これが利便性の低下を招き、サイトの信頼性にも影響を与えかねません

 

たとえば、異なるページに同じ内容が掲載されている場合、ユーザーは「また同じ情報か」と感じ、サイトを離れる可能性が高くなります。必要な情報を見つけるのが難しくなり、ユーザーの負担が増します。

 

ユーザーの利便性低下は、サイト全体の信頼性を損ねる原因にもなり得るため注意が必要です。ユーザー体験を最優先に考え、重複コンテンツを排除しましょう。

 

 

被リンク評価が分散される

複数のページに同じコンテンツがあると、それらのページに対する被リンクが分散します。リンクの評価が分散することで、どのページにも十分な評価が集まらず、上位表示を妨げる原因となり、結果としてSEO効果が薄れてしまいます

 

被リンクの効果を最大化するためには、重複コンテンツを減らすことが重要です。

 

 

クロール効率の低下

検索エンジンのクローラーは、重複コンテンツのあるページを効率よくクロールできなくなります。クローラーが重複ページを無駄にインデックスしてしまうと、サイト内の他の重要なページにアクセスするリソースが減少し、クロール効率が低下します。

 

多くの場合、リンクが集まっているページやSNSで拡散されているページが優先的にインデックスされ、重複しているページは「除外」と判断されることが多く、SEO全体の効果が減少する可能性があります。クロールが効率よく行われるように、サイトの構造を整理し、重複コンテンツを減らすことが重要です。

 

 

重複コンテンツを確かめる方法

重複コンテンツかどうかを確かめる方法について詳しく解説します。

 

 

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールを活用して、サイト内の重複コンテンツを確認することができます。重複コンテンツがある場合、そのコンテンツがペナルティの対象かどうかもチェック可能です。

 

例えば、サイトマップに登録されているページとインデックスされているページの違いをチェックすることで、重複しているコンテンツを見つけることができます。また、エラーや警告を確認することで、Googleが認識している重複コンテンツを特定します。

 

Googleサーチコンソールに関して、以下の関連記事で詳しく解説していますので、こちらも併せてご覧ください。

 

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類似ページ判定ツール

類似ページ判定ツールを使用すると、Webサイト内で似た内容が重複しているページを見つけることができます。ページ内のテキストを比較して類似度を測定し、Googleがどのように評価する可能性があるかを把握するのに役立ちます。

 

例えば、ツール「sujiko.jp」では、2つのURLを入力することで、両者の類似度を測定可能です。タイトルや本文、HTML構造、そしてcanonical指定の有無など、さまざまな要素を比較でき、重複している点や修正すべき点を簡単に把握できます。

 

また、サイト全体をスキャンして、内部や外部の類似ページを一覧表示する機能を持つツールもあります。このようなツールを活用すれば、Googleが重複コンテンツと判断しそうなページを事前に特定し、効率的に対策を講じることが可能です。

 

 

コピペチェックツール

コピペチェックツールを使うことで、他サイトからコピーしたコンテンツを検出することができます。またスクレイピングによって転載され、それが重複コンテンツとして扱われる可能性がある場合にも、コピペチェックツールを活用して確認することが可能です。

 

同ツールでは、インターネット上の他のページと比較して、同じ内容がどこにあるかを見つけ出します。意図的または無意識のうちに重複したコンテンツや、自分のサイト内のコンテンツが他のサイトと重複していないか、または他のサイトからのコピーが含まれていないかなどを簡単に調べられます。

 

 

検索順位チェックツール

検索順位チェックツールを使うと、重複コンテンツがSEOに与える影響を具体的に把握できます。同じ内容のページが検索結果に複数表示されている場合、検索順位が下がることがあるため、ツールを活用してどのページが競合しているかを調査することが重要です。

 

ただし、検索順位の変動だけで重複コンテンツと断定することはできないため注意しましょう。「重複コンテンツかどうか疑わしいページ」を特定するための一つの手段と捉え、補足的に活用することをおすすめします。

 

 

「&filter=0」のパラメータ追加

特定のURLが重複している場合、Googleの検索結果で「&filter=0」をURLの後ろに追加することで、重複ページの評価を無効にすることができます。この方法により、無駄にクロールされることを防ぎ、SEO効果を高められます。この方法を使う手順は以下の通りです。

 

  • 重複が疑われるキーワードで検索する
  • 検索結果のURLの末尾に「&filter=0」を追加して再検索する
  • 再検索で表示されたページが、重複コンテンツの可能性がある

 

検索画面上でも重複コンテンツを確認できるため、非常に便利です。

 

 

重複コンテンツへの対策方法8選

重複コンテンツを表示しないために行うべき8つの対策方法を紹介します。

 

 

301リダイレクトを使用する

リダイレクトは、ユーザーをあるURLから別のURLに自動的に転送する技術を指し、特に301リダイレクトは、古いURLから新しいURLへと永久的な移転を行う技術のことです。

 

重複コンテンツが発生している場合、301リダイレクトを設定することで、不要なページを削除し、評価を集約することができます。また、異なるURLで同じコンテンツが表示される場合、そのコンテンツを一元化するためにも利用されます。複数のページを1つのページにまとめられるため、SEOの最適化にもつながります。

 

リダイレクトに関して、以下の関連記事で詳しく解説していますので、こちらも併せてご覧ください。

 

関連記事:

 

 

URLの表記ルールを設定する

URLの表記ルールを設定することで、同一コンテンツに対するURLが複数作成されるのを防ぎます。重複コンテンツへの対策方法の中でも、特に重要な手段の一つです。

 

たとえば、末尾のスラッシュを統一したり、トラッキングパラメータを整理したり、同サイト内で「www」の有無などを統一することで、URLの重複を避けることができます。

 

 

canonicalを使用する

canonicalタグ(正規化タグ)を使用することで、重複ページが存在している場合に、Googleに対して優先するページを指定できます。同タグを正しく使用できれば、重複コンテンツがインデックスされても、SEO効果を分散させることなく、検索エンジンに正しい評価を伝えることが可能になります。

 

もしcanonicalタグのURLを間違えてしまうと、Googleがサイトを正確にクロールできなくなり、検索結果から消えてしまう恐れもあるため注意が必要です。

 

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noindexを設定する

noindexタグを使用すると、検索エンジンにそのページをインデックスしないよう指示することが可能です。このタグは、検索結果に表示させたくないページやインデックスさせる必要のないページを指定する際に利用されます。

 

重複コンテンツを特定した場合、不要なページにnoindexタグを設定することで、該当ページが検索エンジンで評価されるのを防ぐことができます。この手法により、重複コンテンツによるペナルティの回避や、SEOへの悪影響を最小限に抑えることができます。

 

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定型文の利用を減らす

定型文や同じ内容を繰り返すことが多い場合、ページ内での重複が発生しやすくなります。できる限り繰り返しを減らし、どうしても使用する場合には、一部のみを抜粋して詳細ページへのURLを記載するなどの工夫をしましょう。

 

また、普段から独自性のあるコンテンツを意識的に作成するよう心がけることも大切です。

 

 

アノテーションの設定

アノテーションは、データにタグやメタデータを付けて整理し、AIが正確に認識できるようにする作業です。SEOでは、異なるデバイス向けに用意したページが重複している場合に、検索エンジンにその関係性を知らせる役割を果たします。

 

たとえば、スマートフォンとパソコンで異なるURLが同じコンテンツを提供している場合、アノテーションを設定することで、重複コンテンツを防ぎ、正しいページにSEO効果を集中させることができます。さらに、デバイスに応じた適切なページが表示されるようになり、ユーザーの利便性向上にも効果的です。

 

 

Googleに削除要請を出す

Googleサーチコンソールを使って、不要な重複ページを削除するリクエストを出すことができます。特定のページやその一部をインデックスから削除したい場合は、「不要なページの削除」や「URL削除」オプションを使用して、Googleに削除を依頼できます。

 

また、自社サイトのコンテンツが無断で外部サイトに転載された場合、該当するサイト運営者に削除を依頼しましょう。それでも削除されない場合は、Googleに削除要請を出し、著作権侵害と認定されれば、Google側で削除を行ってくれます。

 

 

重複コンテンツを非公開にする

重複するページが公開されている場合、それを非公開にする方法もあります。重複ページを非公開にすることで、検索エンジンがそのページをインデックスしなくなり、SEO効果を集中させることができます。

 

非公開と削除の違いは、管理者のアクセス可否です。削除ではコンテンツが完全に消えるのに対し、非公開では管理者がアクセスできるため、後でリライトや再利用が可能です。

 

 

まとめ

本記事では、重複コンテンツのSEOへの影響や、確認するための方法、そして重複コンテンツを防ぐための対策方法を解説しました。

 

重複コンテンツがあることで、SEOの順位の低下や、ユーザーの利便性、クロール効率など、大きな悪影響を及ぼす可能性があります。適切な対策を講じることでユーザー体験を向上させ、SEO効果の最大化にもつながります

 

自社だけで重複コンテンツへの対応や、SEO対策が難しい場合は、信頼できる企業に依頼する方法もおすすめです。

 

クラウドサーカスは、これまで2,300社以上のマーケティング支援に携わった経験やノウハウを活かして、ホームページ制作から運用サポートなど、ワンストップでサービスを提供しています。重複コンテンツへの対応はもちろん、SEO対策への専門的なアドバイスや、Webコンサルティングサービスなども提供しています。

 

ご興味のある方は、ぜひWebコンサルサービス概要資料をご覧ください。

 

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この記事を書いた人

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クラウドサーカス株式会社 マーケティンググループ

CMS BlueMonkeyメディア編集部

プロフィール

2006年よりWeb制作事業を展開し、これまで2,300社以上のデジタルマーケティング支援を行ってきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。38,000以上のユーザーを抱えるデジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」を提供し、そこから得たデータを元にマーケティング活動を行っている。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意領域で、目的から逆算した戦略的なCMS導入・Web制作や運用のサポートも実施。そこで得たノウハウや基礎情報を、BlueMonkeyのコラムとしても発信中。

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