成果を出すホームページ(Webサイト)リニューアル!進め方やタイミング、必要性や費用目安などを徹底解説
最終更新日:2024/05/16ホームページに関して「問い合わせが減少している」「アクセス数が伸び悩んでいる」「見た目が古くなってきた」などの課題があり、リニューアルを検討している方も多いのではないでしょうか。
ホームページのリニューアルは多くの労力やコストがかかるうえ、成果を出すためには適切に取り組んでいく必要があるので、躊躇ってしまう人も少なくないでしょう。ただ、適切にリニューアルを実施し、運用して運用していくことができれば、効果や利益の拡大、ブランドイメージの向上など、多くの成果を得られます。
本記事では、ホームページのリニューアルについて定義や必要性などの基礎的な知識から、メリット・デメリット、実際の進め方などを網羅的にわかりやすく解説します。自社のホームページでの成果最大化を目指しリニューアルを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
ホームページリニューアルの定義は?
「ホームページ(Webサイト)のリニューアル」というと、ページ更新や部分的な改修と混同されやすいため、まず初めにホームページにおけるリニューアルの定義について明確にします。
一般的にホームページの「リニューアル」とは、全ページのデザインやシステムを抜本的に変更することを指します。利便性の向上やブランドイメージの刷新を目的に、ホームページの骨組みから一新するのが特徴です。
一方で、リニューアルと混同されやすい「更新」とは、ホームページの一部の掲載内容を変更、もしくはアップデートすることを指します。最新のお知らせの追加や、既存のページ内容を最新の状態に書き換えるなど、「ホームページの目的」をより迅速に達成するための改善を行います。
同じく混同されがちな「改修」は、部分的な新機能搭載や、既存ページのデザインの一部変更などを指します。更新よりも技術的な変更が行われることを「改修」と呼ぶことが多いです。
家に例えると、「リニューアル=建て替え」「更新=清掃」「改修=部分リフォーム」と表すことができます。コスト的にも「建て替え>リフォーム>清掃」となり、リニューアルには最もコストがかかると考えて良いでしょう。
以上を踏まえた上で、ホームページ(Webサイト)のリニューアルの詳細についてみていきましょう。
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ホームページをリニューアルする必要性
なぜホームページをリニューアルする必要があるのでしょうか?
ホームページを公開してから年月が経つと、「時代の変化に対応できない」「見た目が古い」「コンテンツが増えすぎて煩雑になってしまった」などの課題が生じる傾向にあります。その都度更新や改修を行っても、構造的な問題や運営上の課題が解消されず、ユーザーの利便性低下や売上減少につながってしまいます。
そのような場合に、抜本的な変更=リニューアルを行うことで、時代に応じたデザインや機能性を搭載したホームページを公開でき、利便性や売上の向上、効果的なブランディングを実現できます。
では具体的に、どのようなタイミングでホームページのリニューアルを行えばいいのでしょうか?
ホームページリニューアルを検討するタイミング
ホームページリニューアルを検討するタイミング
ただ、あくまでも紹介するのは「検討するべきタイミング」であり、全ての場合にリニューアルが必要なわけではありません。部分改修や広告出稿など、リニューアル以外にも様々な方法があり、場合によっては現行のホームページでも成果につなげられる可能性もあります。
その可能性を考慮した上で、自社の現状や今後の施策、リニューアルにかけられる費用などを整理し、「本当にリニューアルが必要かどうか」を考えましょう。もし判断がつかない場合は、信頼できる専門業者に相談することをおすすめします。
デザインが古く感じたとき
ホームページのデザインが古く感じられたら、リニューアルを検討しても良いでしょう。
デザインは自社イメージや売上と直結しています。時代とマッチしていない古いデザインのままだと、比較検討をするためにホームページを閲覧した見込み顧客が競合他社に流れていってしまう可能性があります。
判断しづらい場合には、競合他社のホームページなどと見比べて、「色合い・フォントサイズ・画像・ホームページ全体の幅」などを、客観的な視点から確認してみましょう。
新しいデバイスへの対応が必要なとき
近年はスマートフォンやタブレットなど、パソコン以外のデバイスを利用するユーザーが急増しています。新しいデバイスへの対応を行っていない場合は、スマートフォンやタブレットから快適に閲覧できるようリニューアルを検討しましょう コンテンツ。
また、通信環境の変化もホームページのリニューアルに大きく影響しています。利用できるデータ量の増加や通信速度の向上など、重いデータを閲覧しやすい通信環境が整ったことで、画像や動画を活用したホームページが主流になっています。
スマートフォンに対応しているかどうかは、SEOの順位やGoogleの評価にも影響します。技術の進歩・時代の変化とホームページのデザインは密接に関わっているため、素早く対応することが大切です。
閲覧しづらいとき
利用者にとってホームページが閲覧しづらいと感じられたら、リニューアルを検討するタイミングです。
具体的には、「コンテンツが増えすぎて情報が整理されていない」「必要な情報を探しづらい」「資料のジャンル分けが複雑になっている」などを感じたときです。ホームページの構造が複雑になっているので、利用者が欲しい情報をすぐに入手できるように改善する必要があります。
特にスマートフォンユーザーが閲覧する画面はパソコンに比べてとても小さいので、「わかりやすさ・閲覧のしやすさ・使いやすさ」の重要性は増しています。
新機能の搭載が必要なとき
時代の変化に応じて新機能を搭載する必要が出たときも、ホームページのリニューアルを検討しましょう。
「来店・訪問の予約機能」「オンライン決済システム」など、現在はホームページ上に様々な機能を搭載できます。気に入った商品をそのままオンラインで購入できるEC機能は、ユーザーにとっての利便性向上と同時に、自社の利益にも直結します。
他社のWebサイトで使いやすい機能を見つけたら、自社に取り入れてみると良いでしょう。
更新がスムーズにできないとき
現在のホームページを更新する際に時間が手間がかかり、スムーズに実施できない場合はリニューアルの検討が必要です。
ホームページを作成した担当者しか更新できない場合や、独自のシステムを利用している場合、CMSを利用せずに手作業で作業を行う場合など、更新がスムーズにできない理由には様々なケースがあります。そのままだと業務が非効率になるほか、SEO上位表示やGoogleの評価にも関わるため、できる限り早くリニューアルの検討をおすすめします。
前回のリニューアルから年数が経っているとき
ホームページ制作時や前回のリニューアルから年数が経っている場合はリニューアルの検討が必要でしょう。
一般的に、ホームページのリニューアルのタイミングは3〜5年が最も多いと言われており、5年以上が経過しているのであればデザインが時代とマッチしていない可能性が高いです。スマホ対応や新機能の搭載など、他社サイトにあって自社サイトにないものを比較してみると、リニューアルすべきかどうかがより明確にわかるはずです。
周年や経営上の刷新を行うとき
「創業○○周年」などの記念事業や、新しい代表取締役の就任など、運営上の刷新を行う際にリニューアルするケースもみられます。同時にロゴや社名なども一新する企業が多いです。リニューアルではありませんが、周年の記念サイトやページ、特設サイトなどを追加で作成する場合もあります。
検索上位に表示されない時
SEO対策を入念に行っても検索エンジンに上位表示されない場合は、ホームページをリニューアルすることで改善することがあります。
上位表示されないのには様々な理由がありますが、「ホームページのHTMLがSEO推奨のものではない」「ユーザビリティが良くない」など、原因がホームページの根本にある場合、土台からのリニューアルが必要です。
ただ、リニューアルだけでSEOを始めとする集客施策が必ずしも改善されるとは限りません。SEOに関連する項目において、リニューアルで実現できるものが多くある、と考えると良いでしょう。
マーケティング戦略とホームページ構造にズレが生じたとき
マーケティング戦略とホームページの構造・仕組みにズレが生じてきた際には、リニューアルを検討しましょう。
ホームページで達成したい目的を見直し、最適化すべきと感じた際や、外的な要因でホームページのシステムを変更する必要が出てきた際にも、リニューアルの検討が必要です。逆に現状のホームページでも戦略上の問題がないのであれば、無理にリニューアルをせず、ホームページ運用に費用をかけた方が成果が得やすくなる可能性もあります。
期待した成果が得られないとき
売上や問い合わせなど、期待した成果が得られないときもリニューアルの検討をおすすめします。
成果が得られない理由は様々ですが、更新されていない状態やそもそものサイト構造に原因があることが多い傾向にあります。「なんらかの問題で更新できない」「コンテンツの設計ミス」「UIが古い」など部分的な対応では改善が見込めない場合、ホームページの抜本的なリニューアルが必要です。
ホームページリニューアルのメリット・デメリット
ホームページのリニューアルには、様々なメリットとデメリットがあります。本章では主な5つのメリットと4つのデメリットについて解説します。
5つのメリット
ホームページをリニューアルすることで得られるメリットは以下の5つです。
- 閲覧しやすくなる
- 成果を出しやすくなる
- 新機能の搭載・利便性向上
- ブランドイメージの向上
- SEOを強化できる
それぞれのメリットについて詳しくみていきましょう。
閲覧しやすくなる
ホームページは作成後に年月を重ねるごとに、コンテンツや画像、ページ数が増えていき、カテゴリ分けも複雑になってしまう傾向にあります。
リニューアルを行うことで、それまで溜まっていたコンテンツを必要なもの/不要なものに分けて取捨選択し、より適切なカテゴリに分類・整理することができるので、必要な情報がどこにあるかがすぐわかり、ホームページが閲覧しやすくなるのです。
また情報の整理整頓だけでなく、ページ毎のデザイン統一や、モバイル端末でも見やすいレイアウトにするなどの工夫を施すことで、ユーザーにとっての利便性がさらに向上します。自社にとっても更新作業が行いやすくなるという点は大きなメリットです。
成果を出しやすくなる
インターネットやSNSの発達によって自社を取り巻く環境は目まぐるしく変化し、それに伴ってビジネスの流れや事業の変化も急速に進む傾向にあります。
そのような変化・進化に応じてリニューアルを行い、コンテンツやデザインを最適化すれば、ホームページで成果を出しやすくなります。経営における優先順位や戦略などが変更した場合は、ホームページ内のボタンの位置やメニュー内容、カテゴリ分けなどの大規模な修正が必要になるでしょう。
廃止になった商材の記載があったら削除するなど、事業の棚卸しを行うことでより成果を出せるホームページに生まれ変わります。
新機能の搭載・利便性向上
技術の進化によって、数年前にはなかった機能やサービスが続々と登場しています。
ホームページのリニューアルにも新しい機能やサービスを導入することで、より利用しやすいホームページへと進化させることができます。使いやすさやデザインを向上することで、 ホームページの魅力や利便性は高まり、ユーザーの満足度向上やサイトへの再訪などが期待できるでしょう。
たとえば、ここ数年でユーザーとやりとりができるチャットボットを導入するホームページが急増しました。新機能を搭載することで、ユーザーの離脱防止や反応率アップなどにもつながります。
ブランドイメージの向上
ホームページのデザインをリニューアルすることで、自社のイメージアップにつながるというメリットがあります。
ホームページのデザインは目まぐるしく変化しているので、前回のリニューアルから年月が経っている場合は、リニューアルの検討をおすすめします。洗練されたデザインや、自社のロゴやカラーと統一した色合いにすることで、自社に対する好感度アップも見込めるでしょう。
クオリティの高いデザインは顧客ロイヤリティの向上にもつながり、最終的には利益拡大も期待できます。
SEOを強化できる
リニューアルの際には、ページに記載するキーワードも最新のものに変わるため、検索エンジン最適化(SEO)の強化につながり、上位表示されやすくなるというメリットがあります。
検索上位を獲得できれば、ホームページへのアクセス数や訪問者数の増加に加え、新規ユーザーとの接点創出やサイトへの滞在時間の伸長なども期待でき、売上向上につながる可能性が高まります。
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3つのデメリット
ホームページのリニューアルには多くのメリットがある一方、デメリットも存在します。適切にリニューアルに取り組めるよう、主なデメリットについて把握しておきましょう。
コスト・手間がかかる
ホームページのリニューアルには多くの作業が必要になるため、ホームページを新たに立ち上げるのと同じ程度のコスト・手間がかかるのがデメリットといえます。
既存の資産を活用するものの、その引き継ぎをはじめ、デザインの変更やコンテンツのリライト、開発、テスト、既存システムの調査など、必要な作業は多岐に渡ります。
大規模な変更や全体のリニューアル、新機能の追加を行う場合は潤沢な予算の確保が必要です。現行のホームページでも成果につなげられる可能性があるので、「全面的なリニューアルが必要なのか」「更新や改修で対応できるのではないか?」などを検討しても良いでしょう。判断が難しければ、専門業者に相談するのも一つの手です。
検索順位が下がる可能性がある
リニューアルによって検索順位が下がってしまう可能性があるのも、デメリットの一つです。
URLやサイト構造を変更してしまうと、検索エンジンのアルゴリズムが新たな評価対象と認識してしまうためです。以前から使用しているURLはなるべく変更しないなどの工夫が必要になります。
改悪する危険性がある
ホームページを改善するためにリニューアルしたものの、場合によっては改悪となってしまう危険性があることに注意しましょう。
予期せぬバグやテクニカルな問題が発生したり、「以前のホームページの方が利用しやすい」とユーザーが感じたりする可能性もあります。ユーザー目線に立ちつつ、適切な戦略を策定してリニューアルを計画することが大切です。
成果を出すホームページリニューアルの進め方
ホームページのリニューアルの進め方は目的によって異なりますが、本章ではBtoB企業を対象とし、「マーケティングで引き合いを増やす」ことを目的とした流れを紹介します。13のステップに分けて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
また、Web制作やリニューアルの発注前にやっておきたい事前準備に関して、チェックリスト形式でまとめた資料を無料で配布しています。こちらも併せてご活用ください。
①マーケティングの全体像を見直す
まずは自社のマーケティングの全体像を見直し、整理することから始めましょう。
ホームページのリニューアルは、あくまで経営における目標を達成するための手段です。マーケティング全体におけるホームページの位置付けを見直し、明らかにする必要があります。マーケティングの全体像を図に表して、視覚的に整理しておくのがおすすめです。
このとき「自社の顧客を明確にする」ことも大切です。関係者全員の認識を一致させることで、よりスムーズに業務を進められます。
②ホームページの要件・目的を決める
次にマーケティングの全体像から「ホームページの要件・目的」を定義します。
要件・目的がブレてしまうと施策に一貫性が出ないうえ、指標も定まらず、ROIを適切に測ることができません。明確にしたマーケティングの全体像をもとに、「ホームページを活用する目的」「目標を達成するためにはどんな要件が必要か」をしっかりと確認しましょう。
BtoBの企業の場合、「案件獲得」や「商談創出」などをホームページ運用の目的とする傾向にあります。資料ダウンロードや問い合わせのあった顧客にメルマガを送付し、セミナーに集客してアプローチするという流れの中でホームページを活用する企業も増加しています。
この時にマーケティング全体のKPIも設定しておくと、ホームページリニューアルに求める目標を設定しやすいのでおすすめです。
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③ホームページ制作会社を選定する
次に、リニューアルを依頼するホームページ制作会社を選定しましょう。
会社によって強みや特徴、得意・不得意は異なります。「有名な会社だから」などと安易な理由で選定するのではなく、要件や目的に沿った最適な業者を選ぶことが大切です。要件や目的が定まっていれば、制作会社にその内容を伝えてコンペを行う方法もあります。
ホームページ制作会社に依頼するときのポイントについては、後半で詳しく解説しています。
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④再度ターゲットを明らかにする
マーケティングの全体像の段階でも確認すべきですが、この段階で再度ターゲットを明確にしておきましょう。次のステップであるコンテンツ設計やサイトマップ設計の際に役立ちます。
自社の現在のターゲット像だけでなく、その顧客が将来的に成功している場合もターゲットとして設定することで、用意するべきコンテンツがより明確になります。
⑤コンテンツを設計する
明確にしたターゲットをもとに、コンテンツの設計を行ないます
ターゲットが「どのようなきっかけでホームページを訪問し、どのようにコンテンツを閲覧するのか」を考えて、整理することが大切です。自社の商品・サービスを知らない段階から購買まで進む過程で、「課題の認識・ニーズの高まり・情報収集・比較検討」がどのように進んでいくのかを考える必要もあります。
BtoB企業の場合は、複数の人間が検討・決定に関わる傾向にあるので、「どのフェーズでどのような人物が関わる可能性があるのか」や「必要なコンテンツは何か」などをまとめておくと良いでしょう。
⑥サイトマップを設計する
コンテンツ設計の次は、Webサイトにどんなコンテンツがあるかを伝えるための「サイトマップ」を設計しましょう。
サイトマップは、サイトのページをツリー状にして表したホームページの構成図です。「必要な要素がもれなく組み込まれていること」や、「構造に無理がないこと」を意識して、どんなページがどれくらい必要なのかを検討します。
このフェーズで不備があると、後の工程で再度コンテンツを組み込むことが難しくなるので、念入りに確認しましょう。
⑦主要ページの構成を作成する
サイトマップを構築したら、ホームページで主要となるページの構成を作成します。
具体的には、TOPページやお知らせ、企業情報やお問い合わせが主要ページに該当します。ホームページを訪れるユーザーの流れを想定して作成することが大切です。主要ページを作成した後、そこから枝葉のように各ページの構成を作成するので、この段階で違和感がある場合は早めに対応しておく必要があります。
また、ページごとに構成が変わらない場合は、既存のコンテンツを活かし、全ページを作成する必要はありません。
⑧デザインの方向性を定める
ホームページのデザインの方向性を定めておきましょう。このフェーズで大切なのは、「ホームページを運営する目的に最適なデザイン」を意識して設計することです。
デザインというと見た目を第一に考えてしまいがちですが、ホームページはあくまでも「目標を達成するための手段」です。それを理解したうえでユーザー目線に立ち、UIやUXを含むデザインの方向性を定める必要があります。
たとえば、ターゲットが女性であれば「柔らかい印象・色合い」、高齢者であれば「文字サイズが大きく・わかりやすい」ホームページが適しているでしょう。業種や業界によってもデザインの方向性は多少異なりますが、BtoB企業であれば信頼感が伝わるデザインにするのがおすすめです。
⑨素材(画像やテキスト)を準備する
構成やデザインが決まったら、画像やテキストなどの素材を準備しましょう。
特に、制作会社が知り得ない専門的な情報や自社に関する生情報などは自社で用意する必要があります。素材準備の段階で政策が止まってしまうケースが多いため、できる限り早く素材を収集しておくことで、リニューアルのスムーズな進行につながります。
制作会社によっては有料素材を提供してもらえますが、差別化を図るためにも独自の素材を準備するのがおすすめです。制作会社からヒアリングを受けてコンテンツを構築していくケースもあるので、不安な場合は相談してみましょう。
⑩デザインに落とし込んで完成形をチェックする
デザインの方向性を決めたら、そのデザインに素材を落とし込んで完成形をチェックしましょう。
このフェーズでデザインが確定し、次のステップからリニューアルに取り掛かるので、変更したい場合や違和感を感じる場合は、この段階でしっかりと確認する必要があります。あくまで「ターゲットにとって最適なデザインかどうか」をチェックすることが大切です。
ただ大きな変更は別途デザイン費用がかかる場合があるので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
⑪リニューアル作業の開始
デザインが確定したら、制作会社はリニューアル作業に取り掛かります。実装が完了すると変更ができなかったり、追加料金がかかってしまったりするので、依頼時に確認しておくと良いでしょう。
この段階で発注者側は、制作会社がスケジュール通りに問題なく進捗しているかをチェックしながら完成を待ちます。もしまだ決めていないようであれば、その間に公開後の運用(次のステップ)について確認しましょう。
⑫公開後の運用について決める
遅くてもリニューアル作業が開始する頃には、ホームページ公開後の運用について決めておく必要があります。できるだけ早い段階で取り組んでおくと良いでしょう。
具体的には、ホームページ運用の担当者や、営業部門との連携、部署ごとの担当者が必要かどうかなどを決めます。リニューアルしたはいいものの、その後の運用が適切でないとリニューアルが無駄になってしまう可能性もあるので、余裕を持って決定し、公開後にスムーズに運用に取り組めるようにすることが大切です。
⑬公開&運用開始
リニューアルしたホームページを公開したら、いよいよ運用が始まります。ホームページは公開して終わりではなく、公開からがスタートなので、良いスタートダッシュを切れるようにしっかりと取り組みましょう。
まず、新しいホームページを見てもらうために、プレスリリースやSNSを活用して周知します。その際には、「リニューアルした経緯」や「今後の展望」、「新しいホームページでどんなコンテンツを発信していくのか」などの背景も伝えると、ファンの創出に効果的です。
より具体的な取り組みについては、後述する「リニューアル後にすべき6つのこと」の章で解説します。
ホームページリニューアルにかかる費用相場
Webサイトのリニューアルにかかる費用は制作会社や依頼内容によって異なりますが、数十万円〜数百万円の間が一般的な相場といえます。
明確な相場はホームページのページ数、システムの有無、デザインや設計にかかる工数などによって大幅に異なるので、把握しづらいのが正直なところです。とはいえ、大体の相場感を把握しておきたい方もいると思うのでお伝えすると、15ページ程度のリニューアルの場合、個人では大体10〜30万円、企業に依頼すると200〜300万円程度が多い価格帯だと言えるでしょう。
フリーランスなどの個人に依頼すれば費用は抑えられますが、デザインから構築までをほとんど1人で担っているケースもあり、十分なサポートなどが受けられないこともあります。
一方で制作会社に依頼した場合は数百万円以上のコストがかかるのが一般的ですが、その分手厚いサポートを受けられる傾向にあります。
双方のメリット・デメリットや自社の状況を考慮して判断するべきですが、ある程度の規模(数十名程度)の会社のホームページであれば、制作会社に依頼することをお勧めしています。
また、項目別の相場については以下の表を参考にしてください。
制作工程 | 項目別の金額相場 | |
---|---|---|
企画構成費 プロジェクト管理 |
ディレクション費用(ディレクター人件費):3〜6万円/1日 | |
企画・構成費:10万円 | ||
Webページ制作費用 (デザイン・コーディング) |
トップページ作成費用:7〜20万円 | |
下層ページ作成費用:1ページあたり2〜8万円 | ||
ランディングページ(LP)デザイン費:5万円 | ||
バナーデザイン費:5千〜2万円 | ||
運用・サポート費 | Web広告出稿代行費 アクセス解析レポート費 SNS運用代行 |
5万円/月〜 |
取材・記事ライティング代行:1記事あたり1〜3万円 |
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ホームページリニューアルに役立つツール
ホームページのリニューアルにはデジタルツールを活用するのがおすすめです。本章ではリニューアルに役立つ以下の3つのツールを紹介します。
- CMS
- デスクトップアプリ
- コーディング・デザインツール
CMS
CMSとは「コンテンツ・マネジメント・システム」の略称で、ホームページの専門知識がなくとも更新や新規ページ制作ができるツールのことを指します。
ホームページのコンテンツ(テキストや画像、レイアウト、デザインなど)を一元的に保存・管理することができ、自社のコンテンツを適切に発信していくのに役立つツールです。
インターネット環境さえ整っていれば、専門的な知識を持たない人でもホームページやコンテンツの構築・管理・更新ができるのが最大の魅力です。他にも、ホームページに関する業務の工数ダウンやコスト削減、改善スピードの向上など様々なメリットがあります。
ホームページ運用やWebマーケティングにおける成果の最大化を目指すのであれば、導入必須のツールと言っていいでしょう。
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Webアプリ
Webアプリとは、ブラウザ上で利用できるアプリケーションソフトウェアを指します。Webサーバー上で操作でき、デバイスにダウンロードする必要がないのが特徴です。
ホームページ関連のWebアプリでは、コーディングやデザインツールがありますが、エンジニアなど、プロフェッショナル向けのツールといえます。自社でコンテンツを作成して、コーディング・デザインを行うので、ある程度の専門知識やスキルを持つ人材が社内にいる場合におすすめです。
デスクトップアプリ
デスクトップアプリとは、パソコンのデスクトップ環境で、ダウンロードして利用するソフトウェアを指します。
コンテンツ作成や、画像・動画の編集用アプリも含まれており、多様なテンプレートが用意されているので、比較的容易にホームページのリニューアルを行えるのが魅力です。HTMLやCSSなど、ホームページに関する専門知識や技術も不要なので、誰でも簡単に利用することができます。
リニューアルでCMSを導入するメリット
ホームページのリニューアルには、前章で紹介した「CMS」の導入がおすすめです。以下では主な3つの導入メリットを紹介します。
ホームページの専門知識がなくても更新作業ができる
CMSを導入すれば、ホームページの専門知識がなくても更新作業ができる点が最大のメリットといえます。
担当者以外の従業員や非エンジニアなど、誰でも簡単にホームページの管理・運用ができるので、ホームページ運用業務を分業制にできます。リニューアル後の運用の負担軽減や属人化防止、業務の効率化につながります。
更新にかかるコスト削減
ホームページリニューアル後の運用において、滞りなく更新を行うことは非常に重要です。ただ、更新を外注してしまうと、小さな変更でもコストが発生し、費用がかさんでしまう傾向にあります。
CMSを導入すれば更新業務を自社で行うことができ、外注が不要になるため、コストを大幅に削減することができます。
削減できたコストや時間は、クリエイティブの制作や顧客対応などのコア業務に使えるようになるのも大きなメリットです。ホームページのアクセス数増加に加え、適切なアプローチや手厚いサポートなどの実施にもつながり、成果の最大化を期待できます。
Webマーケティングにも有効
ほとんどのCMSにはマーケティング機能が備わっており、ホームページへのアクセス数やCV(コンバーション)率の解析や、効果測定などを行えます。分析結果を活用すれば、より適切なマーケティング戦略策定につながります。
ホームページの反応を数値で把握できるので、反響のあるコンテンツや問題点についても明らかにすることができ、ホームページの継続的な改善も実現できます。
制作会社にリニューアルを依頼するときのポイント
ホームページ制作会社にリニューアルを依頼する際には、どのようなことを意識すれば良いのでしょうか?4つのポイントについて紹介します。
業者の比較を行う
ホームページのリニューアルを依頼する際は、必ず業者を比較した上で選定するようにしましょう。
比較すべき主な4つのポイント「構築するCMSの種類」「Webマーケティング・SEOへの知見」「セキュリティ対策」「アフターフォロー」について解説します。
ホームページ制作会社の選び方を徹底解説!失敗しないための事前の注意点や比較ポイントとは
構築するCMSの種類
HTMLを採用する場合もありますが、現在はCMSでのホームページ構築が主流です。そのためCMSを活用する前提で話を進めると、業者選定の際には、対応しているCMSの種類を確かめることが大切です。
CMSには、無料で利用できるもののサポートが弱い傾向にある「オープンソース系」と、利用料が発生するものの、セキュリティやサポートが充実している傾向にある「独自開発系」の2種類があります。
自社に知見のある人材がいる場合はオープンソース系のCMSに対応している業者がおすすめです。一方、ホームページ運用や構築にあまり知見がない場合や、ホームページでの販売を通して利益を得ていてトラブルが致命的になる場合は、独自開発系のCMSに対応している業者が安心でしょう。
Webマーケティング・SEOに対する経験やノウハウの有無
「WebマーケティングやSEOに対する経験やノウハウがどのくらいあるのか」ということも、業者を選定する際に大切なポイントです。知見や実績がない業者に頼んでしまうと、せっかくリニューアルをしても思うような効果が得られない恐れがあります。
経験やノウハウがあるかどうかは、「SEO対策などのコンサルティングサービスを提供しているかどうか」で見分けると良いでしょう。
セキュリティ対策
セキュリティ対策をどこまで実施するかは制作会社によって大きく異なるため、選定の際には必ず確認が必要です。近年では、ターゲットとなる企業を直接攻撃するのではなく、セキュリティが甘い関連企業などを踏み台としてサイバー攻撃を行う「サプライチェーン攻撃」が増加しています。
特に中小企業では「自社は大手企業や有名企業ではないから」と考えてセキュリティ対策を行ってしまう傾向にあるので軽視せず、セキュリティ対策やその機能が搭載された独自開発系CMSを提供する業者を選びましょう。
アフターサポート
先述したように、ホームページのリニューアルは完了時ではなく、その後の運用を通してより効果を発揮できるホームページに育てていくことが大切です。
そのため自社に知見のある人材がいない場合は特に、中長期的なアフターサポートを提供している制作会社を選ぶことをおすすめします。また、「メールだけのサポートか/対面でのサポートか」「機能面などの専門的なサポートがあるのか」など、サポート内容を確認することも重要です。
複数業者で相見積もりを取る
業者選定の際には、複数業者で相見積もりを取るかコンペを実施するなどしてから1社に絞りましょう。相見積もりを取ることによってリニューアル費用を安く抑えることにもつながり、損をしてしまう可能性も減ります。
見積では、抱えている問題が解決できる提案がしっかりと組み込まれているかが大切です。提案内容と費用のバランスを十分に吟味してください。また、見積書を掲げて値段交渉するのはマナー違反なので、相見積をとっていることだけを伝えて交渉しましょう。自社のニーズに最適な業者を選ぶには、「業者比較シート」の活用もおすすめです。
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「RFP(提案依頼書)」を用意して依頼内容を明確に伝える
「RFP(提案依頼書)」とは、ホームページのリニューアルにあたり、チェックポイントや検討すべき要素をまとめた資料です。依頼内容を的確に伝えるために、RFP(提案依頼書)を用意することをおすすめします。作成することで担当者の頭の中も整理されるというメリットもあります。
制作会社に伝えておくべき基本的な項目は以下の通りです。
- ホームページをリニューアルを決めた経緯
- 予算(制作費)
- スケジュールや納期(申込み~公開までに月数)
- ホームページの目的や実現したいこと
- 規模感やおおよそのページ数
- 搭載したい機能
- レスポンシブ対応が必須か否か
イメージの齟齬が出ないよう、情報を正確に伝えることが大切です。
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既存の素材やコンテンツを活用する
ホームページのリニューアルの際には、全てを一新するのも良いですが、既存のホームページで使用していた素材やコンテンツを活用するようにしましょう。
新規コンテンツの作成には多くのリソースが必要になるため、既存コンテンツの活用は費用を抑えることにもつながります。またロゴデータやデザインに関しても、制作会社に無料のテンプレートを用意してもらうことは可能ですが、自社独自の素材を活用することで、より色濃くオリジナリティを打ち出すことができます。引き続き利用できるテキストや画像・動画などはできるだけ使い回しましょう。
リニューアル公開後にすべきこと5選
リニューアルを成功させるためには、「リニューアル後に何をするか」も重要です。リニューアルしてホームページを公開したら終わりではなく、以下のことにもきちんと取り組んでおきましょう。
既存の素材やコンテンツを活用する
ホームページをリニューアルをしたら、メルマガやプレスリリース、SNS、ニュースレターなどを活用して顧客にお知らせしましょう。特にURLを変更した場合は必須の取り組みです。
リニューアルしたというお知らせだけではなく、「リニューアルした経緯・コンセプト」や「今後発信していく内容」、「これからの展望」などの背景も伝えることで、ブランドイメージの刷新やファンの創出などが期待できます。
また、リニューアルに合わせたイベントやキャンペーンなどを実施するのも効果的です。顧客からの期待度も高まるでしょう。
URLの差し替え(変更した場合)
リニューアルでホームページのURLを変更した場合は、既存の媒体に記載されたURLの差し替えが必要です。
特に、名刺やチラシ、カタログ、パンフレットなどの紙媒体は見落とされがちです。また、旧URLから新URLへ自動で遷移させる「リダイレクト」を行う必要もあります。リダイレクトに対応しないとSEOにおいて不利になるので、忘れずに対応しましょう。
効果測定の実施
リニューアルしたことで成果が得られたのかどうか、効果測定を実施することも大切です。
リニューアルしたからといって、必ずしもホームページの目的やゴールを達成できるとは限りません。効果検証を行いながら良い点と悪い点を把握し、修正を重ねていくことで、継続的にホームページを改善していくことができます。
リンクのチェック・修正
ホームページのリニューアルをした後には、リンクの貼り間違いがないかチェックし、適宜修正することも忘れないようにしましょう。
リニューアルをすることで、コンテンツ構成やURLそのものが変更する場合があります。1度しっかり確認したつもりでも、リンクミスやリンク漏れは往々にして起こります。リニューアル公開後はこまめにチェックすることをおすすめします。
検索エンジンロボット向けサイトマップの送信
「サイトマップ」は、ユーザーが目的のページに辿り着きやすくなるためだけではなく、検索エンジンロボット(クローラー)にページを見つけてもらいやすくなることでGoogleに評価され、SEOで上位表示を見込めるという効果があります。
特にリニューアルでURLやコンテンツ、ホームページの構造が大きく変わった場合は、全ページを検索エンジンに早く、確実に認識してもらうためにはクローラーにサイトマップを送ることが大切です。サイトマップを「sitemap.xml」という形式で作成し、Googleサーチコンソールで送信することでクローラーに認識させやすくなります。
ホームページリニューアルで成果を出すコツ・注意点
ホームページのリニューアルによる成果の最大化を図るためには、コツや気をつけるべき注意点があります。実施する際にはぜひ参考にしてください。
ホームページの目的・ターゲット・ゴールを見直す
リニューアル後にホームページの目的・ターゲット・ゴールを改めて見直すことで、今後行う効果測定や改善の方向性が定まり、効果的な運用につながります。
ホームページ経由の案件獲得をはじめ、商談の創出や商品の売上向上、ブランディングなど、様々な目的があるはずです。目的を見直した際にターゲットなどを設定し直す必要があれば、適宜修正も行いましょう。
目的・ターゲット・ゴールをしっかり定めておくことで、今後何かで問題や迷いが発生した際にも判断がつきやすくなり、生産性向上にもつながります。
現在のホームページの問題点をリニューアルに活かす
リニューアル前に現状のホームページの問題点や弱みを洗い出し、リニューアルに活かすことが大切です。
問題点をそのままにしていたり、漠然としたままにしたりすると、いくらリニューアルに力を入れても成果は得づらくなってしまいます。アクセス解析ツールやGoogleアナリティクスなどのツールをホームページに導入し、数値化して問題点を把握しておくと良いでしょう。
ドメインはなるべく引き継ぐ
ホームページリニューアルの際、ドメインは変更せず、可能であれば継続して利用することをおすすめします。
ドメインを変更すると、これまでのホームページの評価や外部サイトのリンクがリセットされてしまうので、検索順位が下がる可能性が高まります。アクセス数の減少にもつながるので、できる限りドメインを引き継ぎましょう。
ドメインの変更がメリットとなるケースは、現在使用しているドメインがペナルティを受けている場合のみです。ドメイン変更でその状況を打開できる可能性がありますが、そもそもペナルティを受けるケース自体が少ないです。
404エラーページの設定
リニューアルでは、構造の変更やコンテンツの取捨選択を行うため、ページを削除するケースがあります。その場合は、対応するページがすでに存在しないことを表す「404エラーページ」を設定しましょう。
404エラーページを設定した上で、該当のコンテンツがなくなったことや類似コンテンツなどを示すとユーザーにわかりやすく、離脱防止にもつながります。くれぐれも削除後そのまま放置するのはやめましょう。また、トップページにリダイレクトする設定にしてしまうと、ユーザーはコンテンツが無くなったのか、間違ったページに遷移したのかを判断しづらくなります。
企業によっては、404エラーページに自社イメージにあった独自のデザインを施すなどの工夫を凝らしているので、参考にすると良いでしょう。
URLが変わる場合は301リダイレクトで、コンテンツの情報を引き継ぐ
301リダイレクトとは、URLが永久に変更されたことを示す「HTTPステータスコード」を返すための転送処理を指します。コンテンツのURLが変わる場合は、301リダイレクトで旧コンテンツの情報を新URLへ引き継ぐ必要があります。
設定を怠ると、「ホームページのアクセス数が減る」「Googleに評価されづらくなる」「大きな機会損失を招く」などのデメリットがあり、リニューアルで成果を上げる妨げになります。他にも、「旧URLの検索結果からアクセスできない」「ブックマークしていたユーザーが該当ページにアクセスできない」などの問題も起こりがちです。
貴重なユーザーとのタッチポイントを逃すことにならないよう、忘れずに301リダイレクト処理を施しましょう。
タイトルタグ・コンテンツはできる限り引き継ぐ
タイトルタグ、コンテンツ内容は安易に変更せず、できる限り引き継ぐことをおすすめします。
変更してしまうと検索エンジンでの評価が変わり、SEOの順位に悪影響を及ぼす可能性があるため、特に検索上位のタイトル・コンテンツはそのまま引き継ぎましょう。
上位表示されていないコンテンツであれば、SEO改善を図るためにタイトルやコンテンツを変更しても問題ありません。コンテンツの評価を確認し、変更すべきか・引き継ぐべきかをよく見極めることが大切です。
制作会社変更の場合は権利の所在を確かめる
リニューアルの制作会社を変更する場合は、サイト上のテキストや画像、動画、ソースコードの権利の所在がどこに帰属するかを必ず確かめましょう。
権利関係はホームページリニューアルの際にトラブルになりやすいポイントです。確認を怠ったまま制作会社の変更や契約解除を行うと、コンテンツが利用できなくなったり、ページそのものがなくなってしまう恐れがあります。
まとめ
本記事では、ホームページのリニューアルについて定義や必要性などの基礎的な知識から、メリット・デメリット、実際の進め方などを解説しました。
ホームページリニューアルで最も大切なことは、ホームページの目的やターゲットを明確にしたうえで取り組むことです。適切なタイミング・ステップで進めることで、問い合わせの増加や検索エンジンの上位表示、イメージの向上など様々な利益を享受できます。
ただ、全ての場合にリニューアルが必要なわけではありません。現状のホームページの問題点を的確に洗い出した上で対処していくと、現行のホームページのまま、部分改修や広告出稿だけでより大きな成果を獲得できる可能性もあります。費用を大幅に抑えることにもなるでしょう。
まずは自社の現状や今後の施策、予算などを整理して「本当にリニューアルが必要かどうか」を考えることが大切です。もし判断がつかない場合は、弊社クラウドサーカスにお任せください。
弊社では、BtoB企業様がホームページから新規商談を獲得するためのCMS「BlueMonkey」を提供しています。これまで2,300社以上のデジタルマーケティング支援を行った実績があり、豊富なデータとノウハウを活かしたWebマーケティングやSEOのコンサルティングが得意領域です。
CMS「BlueMonkey」を導入すれば、専門知識がなくても更新業務を自社で行うことができ、コストの大幅削減やより適切なWebマーケティングの実施につながります。ホームページのリニューアルはもちろん、「リニューアルが必要かどうかの相談」や「戦略的なCMS導入支援」、「ホームページの運用サポート」なども承っています。
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この記事を書いた人
クラウドサーカス株式会社 マーケティンググループ
CMS BlueMonkeyメディア編集部
プロフィール
2006年よりWeb制作事業を展開し、これまで2,300社以上のデジタルマーケティング支援を行ってきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。38,000以上のユーザーを抱えるデジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」を提供し、そこから得たデータを元にマーケティング活動を行っている。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意領域で、目的から逆算した戦略的なCMS導入・Web制作や運用のサポートも実施。そこで得たノウハウや基礎情報を、BlueMonkeyのコラムとしても発信中。
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