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PV数/PV(ページビュー)とは?セッション数(SS)やアクセス数との違い、目安や増加方法などを徹底解説!

PV数/PV(ページビュー)とは?セッション数(SS)やアクセス数との違い、目安や増加方法などを徹底解説!

PV数/PV(ページビュー)とは、「Webサイト内のページが閲覧された回数」を指し、Webサイトなどを運営する上で非常に重要な指標です。

 

PV数を増やしていくことで、新規顧客からの問い合わせが必然的に増え、広告費や営業コストの削減につながり、費用対効果の向上が期待できます。

 

本記事では、PV数の概要をはじめ、混同されやすい指標との違いや目安、増加させるための方法などを解説します。

 

 

 

PV数/PV(ページビュー)とは?

PV数、またはPV(ページビュー)とは、Webサイト内のページが閲覧された回数を指します。ユーザーが特定のページを一度訪れるごとにカウントされ、同じユーザーが複数回閲覧しても、その分PV数として加算されます。

 

PV数は、サイトの閲覧頻度や人気度を把握するための基本的な指標であり、コンテンツの魅力度やユーザーの興味を把握するための重要なデータです。ただPV数自体はユーザーの質や行動を直接的に反映するものではなく、サイトの効果や成果を測定するためには、他の指標と併せて分析することが大切です。

 

 

PV数/PV(ページビュー)と混同されやすい指標

PV数/PV(ページビュー)と混同されやすい重要指標について解説します。

 

 

コンバージョン率(CVR)

コンバージョン率(CVR)は、Webサイトの訪問者のうち、商品購入や会員登録などの設定した目標行動を取った割合を示す指標です。

 

PV数が多くても、コンバージョン率が低ければ、ユーザーが期待する行動をしていないことを意味します。Webサイトの成果を正しく評価するためには、PV数と併せてコンバージョン率を把握することも重要です。

 

逆に高いコンバージョン率を達成しているときは、Webサイトの設計やコンテンツがユーザーのニーズに合致していることを示します。

 

 

アクセス数/セッション数

アクセス数、またはセッション数は、サイトに訪れたユーザーの訪問回数を示します。アクセス数とPV数は関連していますが、PV数はページごとの閲覧回数、アクセス数は訪問の回数を指している点で異なります。たとえば、あるWebサイトを訪れたユーザーが離脱するまでに、以下の流れで回遊したとします。

 

  • 1. トップページ
  • 2. 店舗ページ
  • 3. 口コミページ
  • 4. トップページへ一度戻る
  • 5. 予約ページ
  • 6. 予約完了ページ

 

この場合、訪問したページをカウントするPV数は「6」となります。一方、アクセス数、またはセッション数は、ユーザーがWebサイトを訪れてから離脱するまでをカウントするので、「1」となります。ページ間の移動はカウントされない点に注意しましょう。

 

PV数が高くてもアクセス数が低い場合、同じユーザーが複数ページを閲覧していることが考えられます。

 

 

ページ/セッション

ページ/セッションは、1回の訪問(セッション)あたりに平均して何ページが閲覧されたかを示す指標です。この数値が高いと、ユーザーがサイト内を積極的に回遊していることがわかります。

 

たとえばページ/セッションの値が「8」の場合、1つのセッション中に平均して5ページのページを閲覧したことになります。ユーザーの行動パターンを把握するのに役立つほか、コンテンツの関連性やサイト設計を評価する際にも重要な要素となります。

 

なお、よく関連して登場する「平均セッション時間」は、1つのセッション中、ユーザーがWebサイト内に滞在している平均時間を表し、長時間であるほどユーザーエクスペリエンスが魅力的であると判断できます。

 

 

ユニークユーザー(UU)数

ユニークユーザー(UU)数は、一定期間内にサイトを訪れた個別のユーザーの数を示す指標です。同じユーザーが何度訪問しても一人としてカウントされるため、サイトがどれだけの異なるユーザーにリーチしているかを把握できます。

 

自社サイトがアプローチできているユーザー数を把握する際には、PV数よりもUU数に注目すると良いでしょう。PV数が高くても、UU数が低い場合は、限られたユーザーが何度も訪問している可能性があるため、新規ユーザーの獲得が課題となります。

 

 

アクティブユーザー(AU)数

アクティブユーザー(AU)数は、特定の期間内にサイトを実際に利用したユーザー数を指します。日次、週次、月次などの期間を設定して、サイトの定期的な利用者の数を測定することが可能です。

 

アクティブユーザー数はサイトのリピーターを把握するのに有効で、PV数と併せて見ることでユーザーのエンゲージメント度合いを評価することができます。

 

 

リーチ数

リーチ数は、Web広告の効果測定を行う指標の一つで、広告を見たユニークなユーザー数を指します。PV数とは異なり、同一ユーザーに複数回表示されてもリーチ数は1としてカウントされます。ただし、1人のユーザーが複数のデバイス(たとえば3台の端末)を使用した場合、ユーザー数は「1」でも、リーチ数は「3」となるため注意が必要です。

 

また、ユニークユーザー(UU)数とも混同されやすいですが、ユニークユーザー(UU)数は「サイト(コンテンツ)を訪問した人数」を表すのに対し、リーチ数は「広告に触れた人数」を示します。

 

リーチ数を確認することで、どれだけの新規ユーザーにコンテンツが届いたかを把握でき、認知度の拡大に効果があるかを評価することができます。

 

 

インプレッション数

インプレッション数は、特定のページや広告が表示された回数のことで、ユーザーが見た回数を指します。ただ、あくまで表示された回数がカウントされるだけで、クリックやアクションを伴うものはカウントされません。

 

PV数がサイト内のページに限定されるのに対し、インプレッション数は広告やコンテンツの露出頻度を測定する指標として使用されます。インプレッション数の多さは認知度の向上に繋がる可能性がありますが、ユーザーの関与度は直接測れないため、他の指標と併せて検討することが重要です。

 

 

【サイト別】PV数/PV(ページビュー)の目安

PV数/PV(ページビュー)の目安は、サイトによって異なります。以下では代表例として、コーポレートサイトとオウンドメディアのPV数の目安について解説します。

 

 

コーポレートサイト

コーポレートサイトのPV数の目安は、業種や規模によって異なりますが、月間1,000?10,000PVが一般的です。ただBtoBビジネスでは、訪問者の質が重要視されるため、PV数が多ければよいというわけではありません。サイトを訪れるユーザーがどれだけコンバージョンにつながるかが評価ポイントとなります。

 

企業情報やサービス内容が分かりやすく整理されていることが、PV数の増加やサイト訪問者の理解を深めるカギとなります。目安より少ない場合は、お知らせや商品・サービス情報のページを増やしたり、検索にヒットしやすい情報を追加したりすると良いでしょう。

 

コーポレートサイトの詳細については下記関連記事内で詳しく解説しています。こちらも併せてご覧ください。

 

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オウンドメディア

オウンドメディアのPV数は、コンテンツの量と質、SEO対策の効果などに大きく影響されます。目安としては、月間10,000PV以上を目指すのが一般的ですが、競争の激しい業界では、さらに高い月間100,000PV程の目標が設定されることもあります。

 

オウンドメディアの主な目的は、潜在顧客の集客やブランド認知の向上であるため、PV数だけでなく、ユーザーの滞在時間や回遊性も重要な指標となります。目安の数値に到達していない場合は、自社商品・サービスに関連するキーワードでの上位表示を狙えるよう、SEO対策に注力するのがおすすめです。

 

コーポレートサイトの詳細については下記関連記事内で詳しく解説しています。こちらも併せてご覧ください。

 

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PV数/PV(ページビュー)の目標値を設定する方法

PV数の目標値を設定する際には、現在のPV数の把握と業界の平均値を確認し、「どのくらいのPV数/PV(ページビュー)があれば、コンバージョンにつながるか」を目安に決めるのが一般的です。目標のコンバージョン率や売上から逆算してPV数を設定しましょう。

 

まずは現状のPV数を分析し、自社サイトの強みや改善点を明確にします。その上で、競合サイトや業界平均と比較し、戦略と照らし合わせながら、現実的な数値目標を見極めることが大切です。

 

コンテンツの更新頻度やSEO対策の実施状況なども考慮に入れ、目標達成のための具体的な戦略を立てます。目標は短期、中期、長期に分けて段階的に設定すると効果的です。

 

コンバージョン率や売上など、企業の最終目標到達までのプロセスを測る指標として、KPI(Key Performance Indicator)も重要な要素です。KPIについては以下の関連記事で詳しく解説していますので、こちらも併せてご覧ください。

 

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日本のPV数/PV(ページビュー)ランキング

日本のPV数ランキングでは、Yahoo! JAPANやGoogle、Amazonといった大手サイトが上位を占めており、圧倒的な知名度と膨大なコンテンツ量で高いPV数を記録しています。トップ5は以下の通りです。

 

  • 1. Google.com
  • 2. Yahoo.co.jp
  • 3. Youtube.com
  • 4. News.yahoo.co.jp
  • 5. Amazon.co.jp

 

一方で、業界特化型のメディアやブログでも、ニッチな市場でのトップシェアを狙うことで高いPV数を実現しているケースがあります。PV数ランキングはサイトの人気や集客力を示す一つの指標ですが、ビジネスの目的に合った適切な目標設定が重要です。

 

参考元:similarweb「8月 2024、日本におけるウェブサイトランキング」

 

 

Google AnalyticsでのPV数/PV(ページビュー)確認方法

自社サイトのPV数/PV(ページビュー)を確認するには、Googleが提供している「Google Analytics」の活用がおすすめです。

 

GA4でPV数を表す指標は「表示回数」に名称が変更されました。 背景としては、GA4では、ウェブサイトとアプリの両方を統合して計測できるようになり、アプリではページという概念がないため、アプリでも使える名称として、「表示回数」に変更されたと考えられます。

 

GA4で表示回数(PV数)を確認する方法としては、まずアカウントを作成してログインし、対象のプロパティを選びます。

 

左メニューの「レポート」>「エンゲージメント」>「概要」を選択すると、表示回数(ページビュー数)の期間合計や推移、ページタイトルごとのPV数など、全体感が確認できます。右上に表示される日付をクリックして、確認したい期間を選択しましょう。

 

表示回数(PV数)の全体感

 

また、左メニューの「レポート」>「エンゲージメント」>「ページとスクリーン」を選択すると、ページごとのPV数に加えて、平均エンゲージメント時間などより詳細なデータが確認できます。

 

Google Analyticsでは表示回数(PV数)の推移もグラフで表示できるので、変化に気付きやすいというメリットもあります。

 

表示回数(PV数)の詳細

 

また、「リアルタイム」レポートを利用することで、現在サイトに訪問しているユーザーのPV数もリアルタイムで把握することが可能です。PV数の推移や変動要因を分析することで、コンテンツ改善に役立てられます。

 

 

PV数/PV(ページビュー)を増やす方法

ではPV数/PV(ページビュー)を増やすには、具体的にどのような施策を行えばいいでしょうか?特に効果的な4つの方法を解説します。

 

 

SEO対策を行う

SEO(Search Engine Optimization)対策とは、Googleなどの検索エンジンで特定のキーワードを検索した際、自社サイトが上位表示されるよう、Webサイトを最適化していく施策です。代表的な手法としては、キーワード選定やメタタグの最適化、内部リンクの強化などがあります。

 

SEO対策を行うことで、検索結果での順位が向上し、より多くのユーザーがサイトに訪問する機会が増え、PV数向上が期待できます。継続的に質の高いコンテンツを提供し、ユーザーのニーズに応えられれば、安定的なPV数も見込めるようになるでしょう。

 

SEO対策に関して、下記関連記事で詳しく解説しています。こちらも併せてご覧ください。

 

 

広告で宣伝する

短期間でPV数を増やすには、広告を利用する方法もあります。Google AdsやSNS広告、ディスプレイ広告などを活用し、ターゲット層に効果的にアプローチすることが重要です。

 

広告の効果を最大化するためには、適切なターゲティング設定や広告文の最適化が求められます。広告のクリック率やコンバージョン率を定期的に分析し、改善を繰り返すことで、広告の費用対効果を高めながらPV数を増加させることができます。

 

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SNSを活用する

SNSの活用も、PV数を増加させるのに効果的な方法です。TwitterやFacebook、Instagramなどを通じてコンテンツをシェアし、広範なユーザーにリーチすることでPV数増加が見込めます。新規訪問者の獲得やブランド認知の向上にも有用です。

 

ターゲット層に合わせた魅力的なコンテンツを発信し、コメントやシェアを促すことで、サイトへの誘導を図りましょう。

 

 

サイトの回遊改善を行う

サイトを訪れたユーザーが、サイトを閲覧しやすいように回遊改善を行う必要もあります。主な3つの方法を解説します。

 

 

適切なリンクを設置する

ページ内に関連するコンテンツへのリンクを設置することで、ユーザーのサイト内回遊を促し、PV数の増加につながります。リンクの設置場所や文言を工夫し、自然な形で他のページへ誘導することが大切です。

 

内部リンクを適切に配置することで、ユーザーが求めている情報にスムーズにアクセスでき、サイト全体の価値・評価が向上します。

 

 

レコメンドを表示する

レコメンド機能は、ユーザーが興味を持ちそうなコンテンツを自動で表示する仕組みです。レコメンド機能を備えることで、ユーザーが次に閲覧するページをスムーズに誘導でき、PV数の増加が見込めます。回遊性やサイトの利用体験の向上、滞在時間の延長も期待できます。

 

 

表示速度(サイトスピード)を改善する

サイトの表示速度は、ユーザー体験に直結する重要な要素です。表示が遅いとユーザーが離脱するリスクが高まり、PV数にも悪影響を与えます。画像の圧縮やキャッシュの利用、サーバーの最適化などの施策を行い、サイトの表示速度を改善することで、ユーザーの離脱を防ぎ、滞在時間の向上につながります。

 

快適な閲覧環境を提供することが、PV数増加のカギとなります。

 

 

まとめ

本記事では、PV数の概要をはじめ、混同されやすい指標との違いや目安、増加させるための方法などを解説しました。

 

PV数を増やすためには、SEO対策や広告、SNS活用、サイト回遊の改善など、多角的なアプローチが求められます。PV数をしっかりと理解し、他の指標と組み合わせて分析しながら、定期的に改善施策を実施していきましょう

 

そのためにはまず、目標とするPV数を適切に設定し、PV数向上のための効果的な施策を行っていくことが大切です。ただ、PV数を改善したいものの「いまいち成果が上がらない」「どのように施策に取り組めばいいかわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

 

クラウドサーカスは、これまで2,300社以上のマーケティング支援に携わったノウハウと自社での経験を活かして、ホームページ制作から運用サポート、リード獲得支援まで、ワンストップでサービスを提供しています。Webコンサルティングサービスも提供しており、PV数増加のための専門的なアドバイスも可能です。

 

ご興味のある方は、ぜひWebコンサルサービス概要資料をご覧ください。

 

またPV数を向上させるためにはホームページの整備が重要になるため、CMSの導入もおすすめです。「CMS BlueMonkey」は、PV数を向上させる上での基本機能のほかにも、ページの管理や更新を効率的に行える機能を揃えています。

 

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この記事を書いた人

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クラウドサーカス株式会社 マーケティンググループ

CMS BlueMonkeyメディア編集部

プロフィール

2006年よりWeb制作事業を展開し、これまで2,300社以上のデジタルマーケティング支援を行ってきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。38,000以上のユーザーを抱えるデジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」を提供し、そこから得たデータを元にマーケティング活動を行っている。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意領域で、目的から逆算した戦略的なCMS導入・Web制作や運用のサポートも実施。そこで得たノウハウや基礎情報を、BlueMonkeyのコラムとしても発信中。

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