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Webサイト制作の流れと進め方|企画立案から公開までをわかりやすく解説

Webサイト制作の流れと進め方|企画立案から公開までをわかりやすく解説

ホームページ制作の見積もりは企業によって異なり、「この金額は高いのか?安いのか?」「会社によってなぜこんなに差があるのか?」と戸惑う人も多いかもしれません。見積書の内訳が分からないまま金額だけで比較してしまうと、あとから追加費用やトラブルにつながるリスクもあります。

この記事では、ホームページ制作の見積もりに関する基礎知識と、費用相場の目安、見積書に出てくる主な項目の意味、金額が変わる要因、安く抑えるための考え方、依頼〜契約までの流れをわかりやすく解説します。

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ホームページ制作の見積もりとは?まずは基本を押さえよう

ホームページ制作の見積もりは、単なる金額の提示ではなく、プロジェクトの「作業範囲」を定義する重要な書類です。制作会社によって算出基準や含まれる内容が異なるため、まずは見積もりの仕組みと考え方の基本を押さえておくことが大切です。

概算見積もりと正式見積もり

概算見積もりは、ヒアリング段階で「おおよその予算感」を把握するために出される暫定的な金額です。ページ数や機能の変更に応じて金額が変動します。正式見積もりは、サイトマップやワイヤーフレーム、要件定義が整った後に提示され、発注前の最終確認に使われるものです。概算段階では予算の妥当性をチェックし、正式段階で作業範囲と金額の整合性を厳密に確認するのが一般的です。

作業単価方式と工数単価方式

ホームページ制作の見積もり金額は、多くの場合、以下2つの方式で決まります。

作業単価方式(ページ単価・積み上げ式):トップページ制作◯万円、下層ページ1ページ◯万円など、成果物ごとに単価が決まっている方式です。 

工数単価方式(人日単価)作業にかかる時間(工数)と、担当者の単価(人件費)を掛け合わせて算出する方式です。 

この仕組みを理解しておくと、見積もりを比較する際に「ページ数の違いによるものか」「想定工数(作業時間)の違いによるものか」を読み解きやすくなります。

「初期費用+月額」のパッケージプランや成果報酬型など、料金の見せ方が異なるケースもあります。ただし多くの場合、内側ではページ数や工数をもとに金額が決められているため、ここで紹介した考え方を応用できます。

買い切り型とサブスク型

ホームページ制作の料金体系には、制作費を一括で支払う「買い切り型」と、月額で支払う「サブスク型」の2種類があります。

項目  買い切り型  サブスク型 
制作費の支払い  契約時に一括払い  月額費用に含まれる 
初期費用  高額(数十万〜数百万円)  0円〜数万円 
月額費用  安価(サーバー代のみ:数千円)  高い 
所有権  自社に帰属  制作会社に帰属 
解約時  そのまま使い続けられる  サイトは消滅※ 

※一部、解約後にサイトを買い取れる場合もあります。

サブスク型の月額費にはシステム利用料と制作費の分割分が含まれます。短期利用はサブスク型、2〜3年以上の長期利用は買い切り型が有利な場合が多いです。

見積もりが曖昧だと何が起きる?トラブル例

見積もりの条件が不明確なまま進めると、「追加請求が発生」「納期が大幅に延びる」「成果物のイメージがずれる」といったトラブルが起きやすくなるため注意しましょう。代表的なトラブル例は以下の3点です。

修正回数の上限・ルールの未記載:修正回数超過で思わぬ追加費用が発生。
誤字の訂正は「修正」、デザインの作り直しは「別料金」など、双方での認識齟齬が起きる。

スマホ対応が別料金:見積もりに含まれておらず、後から大きな追加費用が必要に。
対応OS・ブラウザが不明確だと、必要とする端末が対象外になる場合もある。

素材・原稿準備の責任所在:テキストや画像の準備をどちらが担うか決めておらず、
制作会社に依頼したら想定外の費用が発生。納期遅れなどのトラブルにもつながる。 

見積もり段階で「料金に含まれる作業」「含まれない作業」「追加費用が発生する条件」を明確にする必要があります。

関連記事:ホームページ制作の料金表を規模別・目的別に紹介!相場と内訳、費用を抑える方法も解説

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ホームページ制作はいくらかかる?費用相場と料金表

ホームページ制作を検討する際、最も気になるのは「結局いくらかかるのか」という点です。サイトの種類や目的によって、その相場は数十万円から数百万円まで大きく変動します。ここでは、主要なサイトの費用目安をまとめました。

サイトの種類  費用相場  特徴 
コーポレートサイト  30〜400万円  金額は主に小規模サイト・中規模サイトの目安。(大規模サイト・多機能サイトは300万円以上) 
採用サイト  100〜300万円  インタビューや撮影などコンテンツ重視のサイト。 
LP(ランディングページ)  30〜60万円  縦長1ページ。購買・CV獲得に特化した設計。 
オウンドメディア  100〜300万円  CMS構築+集客用のSEO設計が中心。 
ECサイト  10〜500万円  カート機能や決済システムの実装。 

※下限価格はテンプレート活用や素材支給を前提とした場合の目安です。金額は依頼先によっても上下します。

コーポレートサイトの相場

コーポレートサイトは、企業の実績や信頼性を伝える「顔」となるサイトです。相場は30万円〜400万円と幅がありますが、これはサイトのページ数(規模)や「どこまでオリジナリティを求めるか」によって変化します。

小規模サイト(5〜10ページ)の場合や既存のテンプレートを活用して情報を整理するだけの場合は、100万円以内で収まることもあります。一方で、中規模サイト(10〜30ページ)や競合調査に基づいた独自のUIデザイン、自社で簡単に更新ができるCMSの導入、SEOを意識した構成にする場合は、150万円以上の予算を見ておくのが現実的です。

大規模サイトや多機能サイトは300万円程度が下限になり、1,000万円以上になるケースもあります。

採用サイトの相場

採用サイトは、求職者に自社の魅力を伝えるための強力なツールです。求人媒体とは異なり、掲載期間や表現の制約が少なく、企業文化や働き方を自由に発信できるメリットもあります。相場は100〜300万円が一般的です。社員インタビュー、オフィス撮影、動画制作などのコンテンツ制作費が加わる場合、200万円以上になるケースも少なくありません。

LP(ランディングページ)の相場

LPは「資料請求」や「商品購入」など、一つの成果に特化した縦長のページです。相場は30万円〜60万円程度です。1ページという性質上、安く見られがちですが、実際には「売れるためのストーリー設計」と「ユーザーを離脱させないデザイン」に高度なノウハウを要します。10万円以下の格安プランもありますが、その場合は原稿や構成を自社で用意するケースがほとんどです。

オウンドメディアの相場

ブログ形式で情報を発信し、集客の拠点とするオウンドメディアの相場は100万円〜300万円です。これには、サイト自体の構築費用に加えて、長期的な運用を見据えた「キーワード設計」や「SEO内部対策」の費用が含まれます。サイトを作るだけでなく、オウンドメディアでは自社で記事を公開・管理するためのCMS導入も必要になります。

ECサイトの相場

商品を直接販売するECサイトは、機能の複雑さに応じて100万円〜500万円、あるいはそれ以上となります。現在はShopifyなどのASPを活用するケースが多く、100万円〜300万円程度で本格的なショップが構築可能です。ただし、独自の基幹システムや在庫管理ソフトとの連携が必要な場合、開発コストは一気に跳ね上がります。決済手段の導入数やセキュリティ対策のレベルによっても変動するため、必要な機能は事前に整理しておくことが重要です。

サイト規模による見積もり金額の違い

ページ数が増えるほど、1ページごとのデザイン・コーディングに加えて、全体の情報設計やディレクションの工数も膨らむため、サイト規模が大きくなるほど見積もり金額も上がる傾向があります。

規模  ページ数  費用相場  主な用途 
小規模  5〜10  30万〜100万円  簡易的な会社案内・店舗サイト 
中規模  10〜30  100万〜300万円  一般的な企業サイト・採用サイト 
大規模  30〜  300万円〜  大手企業サイト・多機能サイト 

小規模サイト(5〜10ページ)

起業直後のコーポレートサイトや、特定のサービス・店舗を紹介する簡易的なサイトがこの規模に該当します。費用相場は、30万円〜100万円程度です。

  • 主な内容
    トップページ、会社概要、サービス紹介、お問い合わせ、お知らせ(CMS)など。 
  • 特徴
    構成がシンプルなため、制作期間は1〜2ヶ月程度と短めです。費用を抑えるために既存のテンプレートを活用する場合も多く、デザインの自由度は中〜大規模に比べると制限されることがあります。 

「ページ単価」で計算されることが多く、構成が固まっていれば見積もりのブレが少ないのが特徴です。

中規模サイト(10〜30ページ)

中小企業の標準的なコーポレートサイトや、採用情報に力を入れたサイト、特定の事業に特化した特設サイトなどが該当します。費用相場は、100万円〜300万円程度です。

  • 主な内容
    小規模サイトの内容に加え、事業ごとの詳細ページ、採用情報、社員インタビュー、よくある質問、ブログ機能など。 
  • 特徴
    ページごとに独自のレイアウトが必要になることが多く、戦略的なコンテンツ設計が求められます。企画や構成(ディレクション)の重要度が増し、制作期間は3〜4ヶ月程度が目安です。

CMS(更新システム)のカスタマイズ費用や、プロによるライティング・写真撮影などのオプション費用が含まれるケースが多くなります。

大規模サイト(30ページ〜)

大手企業のコーポレートサイト、多機能なポータルサイト、情報の多い製品カタログサイトなどが該当します。費用相場は、300万円〜(内容により1,000万円を超えるケースも)です。

  • 主な内容
    数千件規模の製品データベース、多言語対応、IR情報、拠点案内、高度な検索機能など。 
  • 特徴
    ページ数だけでなく、システム開発の要素が強くなります。ユーザーが迷わないためのUI/UX設計や、大量の情報を管理するための強固な設計が必要です。制作期間は半年〜1年以上かかることも珍しくありません。 

ページ単価というよりも「プロジェクト単位」での見積もりになります。要件定義やプロジェクト管理費が総額の20〜30%を占めることもあり、保守・セキュリティ対策費用も高くなる傾向にあります。

ホームページ制作の見積もりに含まれる主な費用(内訳)

見積もりの総額だけを見ても、その金額が高いのか安いのかは判断できません。重要なのは「どの作業にいくらかかっているか」という内訳です。ここでは、ホームページ制作の見積書に記載される主要な項目と、それぞれの役割・相場の目安を解説します。

項目名  主な内容  相場(目安) 
企画・進行管理費  全体の設計・スケジュール管理  総額の10〜30% 
デザイン費  トップ・下層各ページの外観制作  トップ:5〜15万円
下層:1〜5万円 
コーディング費  ブラウザで表示させるための実装  トップ:3〜10万円
下層:1〜3万円 
システム・CMS導入費  お知らせ更新機能や特殊機能の実装  5万円~(要件による) 
環境構築・SEO・テスト費  サーバー設定・動作検証・基本SEO  5〜20万円 
運用・保守費  公開後の管理・セキュリティ対策  月額5,000円〜5万円 
追加項目  写真撮影・動画制作・原稿作成など  3万円〜50万円以上
(別途見積もり) 

企画・進行管理費(ディレクション費)

ホームページ制作の「設計図」を作り、プロジェクト全体を管理するための費用です。具体的には、競合調査、サイトマップ作成、要件定義、進行スケジュール管理、品質チェックなどが含まれます。一般的に、ホームページ制作費総額の10%〜30%程度がディレクション費として計上されます。

デザイン費

デザイン費は、サイトの見た目を作る費用であり、トップページと下層ページで単価が分かれることが一般的です。トップページは情報量が多く、ブランドイメージを左右するため、下層ページより高額に設定されます。

項目名  役割・相場 
トップページ  サイトの「顔」。コンセプトや構成案を元に、
全体のデザインルールを決めるページ。
【相場】5〜15万円程度
(※戦略設計やデザイン・ブランド設計を含む場合はさらに高額) 
下層ページ
(ベースデザイン) 
「会社概要」や「サービス一覧」など、
サイトの骨格となるページのひな形(テンプレート)を作成。
【相場】1〜5万円
(1ページ / 1テンプレートあたり) 
下層ページ
(流し込み) 
「社員紹介詳細」や「お知らせ詳細」など、
同じレイアウトで文字・写真だけ入れ替えるページ。
【相場】〜1万円
(1ページ) 

デザイン費には、ワイヤーフレーム作成、デザインカンプ制作、修正対応といった工程が含まれます。修正回数の上限が明記されていない場合、回数超過で追加費用が発生するため、見積もり段階で確認が必要です。また、「流し込み(同じ型の使い回し)」を活用することで、全体のデザイン費を抑えることができます。

コーディング・実装費

コーディング・実装費は、デザインをHTML、CSS、JavaScriptで実際に動くWebページにする費用です。トップページが3万円〜10万円、下層ページが1万円〜3万円程度が相場です。

スマホ対応(レスポンシブデザイン)や、動きのあるアニメーション、スライダーなどの実装もこの項目に含まれます。ページ数が多いほど費用は増え、下層ページの構造が複雑な場合は単価が上がることもあります。

システム開発・CMS導入費

問い合わせフォームや会員機能、検索機能、CMSといったシステムを組み込む費用です。CMSは、オープンソース型や独自開発されたものなど種類によって費用が異なり、カスタマイズの範囲が広いほど高額になります。必要な機能を事前にリストアップし、見積もりに含まれているかを確認しておきましょう。

環境構築・SEO・テストデバッグ費

環境構築・SEO・テストデバッグ費は、サーバー設定、SSL証明書導入、SEO対策、動作確認といった公開前の準備にかかる費用で、相場は5万円〜20万円程度です。SEO対策は、内部SEO対策(基本設定)が主で、タイトルタグやメタディスクリプションの設定、サイトマップ作成、内部リンク設計などが含まれます。テストデバッグでは、複数のブラウザやデバイスでの表示確認、リンク切れチェック、フォーム動作確認などを行います。

公開後の運用・保守費用

公開後の運用・保守費用は、サイト公開後の更新作業、セキュリティ対策、バックアップ、障害対応にかかる費用で、月額5,000円〜5万円程度が相場です。5,000円は「サーバー・ドメイン維持のみ」、5万円は「コンテンツ更新やセキュリティ監視含む」など内容に違いがあります。

また月額固定型と都度課金型があり、固定型は毎月一定額を支払い、都度課金型は更新のたびに費用が発生します。保守内容には、CMSのバージョンアップ、セキュリティパッチ適用、サーバー監視、コンテンツ更新代行などが含まれます。

見積書によくある「追加項目」

見積書には、標準プランに含まれない追加項目が別途計上されることがあります。写真撮影は3万円〜10万円、動画制作は10万円〜50万円、原稿ライティングは1ページ1万円〜3万円程度が相場です。その他の追加項目として、イラスト制作、多言語対応、アクセス解析設定などがあります。

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なぜ金額に差が?見積もりが変わる要因と安く抑えるコツ

同じ依頼内容でも、数十万円から数百万円まで差が出るのは、作業工程やサポート範囲など、見えづらい部分に違いがあるからです。納得のいく発注を行うには、こうした金額差の要因を理解することが欠かせません。ここでは、制作費に差が出る主な要因と、費用を無理なく抑えるための考え方を紹介します。

ページ数・コンテンツ量

制作費は、ざっくり言うと「ページ数 × 1ページあたりの工数」で決まります。ページ数が増えるほど、デザイン・コーディングに加え、全体を整えるディレクション工数も増えるため、費用も膨らみます。

また、同じ1ページでも「制作会社がどこまでコンテンツ制作を担うか」で金額は変わります。写真や図版を一から撮影・制作するのか、支給素材やフリー素材を使うのか、原稿をゼロから書くのか、支給テキストを整えるだけなのか、といった違いが工数とコストに直結します。

1ページあたりの原稿ボリュームや対応範囲の基準(どこまで盛り込んでも同一料金か、上限を超えたら追加料金か)なども制作会社ごとに異なるため、同じページ数・同じ構成案でも見積もりに差が出やすいポイントです。

【安く抑えるコツ】 
  • 初期リリースのページ数を絞る。優先度の低いページは後日追加。
  • テキスト原稿や写真素材は、基本情報や商品説明など自社で用意できる部分を社内で作成し、要となるページだけライティング・撮影を外注する。

機能・システムの複雑さ

問い合わせフォーム、会員登録、検索機能、予約・決済機能などの機能を追加するたびに開発工数が増え、見積もり金額を大きく左右します。特に、基幹システムや外部ツールとのAPI連携、会員ランクやポイント制度、マイページ機能などのカスタム要件は、一般的なフォーム実装よりも高額になりがちです。同じような要件でも、「CMSや既存サービスの機能でどこまで代替するか」「どこからフルスクラッチで作るか」という方針は制作会社ごとに異なります。この違いが、見積もり金額の差となって表れます。

【安く抑えるコツ】 
  • 「必須の機能」と「あれば便利な機能」を切り分け、初期リリースでは必須機能に絞って実装する。
  • 予約・EC・問い合わせ管理などは、既存のASPサービスやCMSプラグインを活用し、ゼロからフルスクラッチ開発する範囲を最小限にする。

デザインの作り込み・要望レベル

デザインをどこまで凝るか、どれだけオリジナル要素を入れるかで、見積もり金額が変わります。テンプレートベースで色やフォントだけ調整するケースと、ワイヤーフレームから完全オリジナルで起こし、アニメーションやインタラクションを多用するケースとでは、必要な工数が大きく異なります。加えて、初回提案のデザイン案数や、見積もりに含まれる修正回数の設定も制作会社ごとに違うため、同じ要望でも提示される金額が変わります。

【安く抑えるコツ】 
  • トップや採用ページなど「勝負ページ」だけデザインを作り込み、それ以外はシンプルなレイアウトに抑える。
  • 参考サイトを絞り込み、デザイン案数や修正回数の上限を事前に確認しておくことで、想定外の追加工数・追加費用を防ぐ。

依頼先・制作体制(大手/中小/フリーランス)

依頼先によって見積もり金額は大きく変わります。

依頼先  体制の特徴  メリット・デメリット 
大手制作会社  専門家による分業体制  戦略から運用まで高品質だが、運営維持費や諸経費が重なり見積もりも高額 
中小制作会社  少数精鋭のチーム体制  コストを抑えつつ組織対応が可能だが、対応領域に上限がある 
フリーランス  個人による直接対応  固定費がないためもっとも安価だが、個人のリソースやスキルの違い、不測の事態(病気・廃業)による中断リスクがある 

体制ごとの特性を比較し、自社の予算と求める品質に見合う発注先を検討してください。

【安く抑えるコツ】 
  • 「戦略設計から集客・改善まで並走してほしいのか」「まずは最低限のサイトだけ作れればよいのか」といった期待値を整理したうえで、必要な伴走・サポートレベルに合う依頼先を選ぶ。

その他の追加要素

これまでの要素に加えて、「多言語対応」「SEOや計測の初期設計」「公開後の保守・運用」なども、見積もりを大きく変えるポイントです。多言語対応では、ページを何言語に展開するか、どのレベルまで翻訳・ローカライズするかによって、翻訳費用やページ制作費が大きく増減します。また、SEOの初期設計(キーワード設計、サイト構造のプランニング)、アクセス解析ツールの設定、公開後の保守・運用(サーバー監視、アップデート、セキュリティ対策、軽微な更新対応など)をどこまで含めるかによっても、トータルの費用は変わってきます。

【安く抑えるコツ】 
  • 多言語展開やSEO強化が「最初から必須なのか」「将来の拡張でよいのか」を切り分け、初期リリース時に本当に必要な範囲だけを見積もりに含める。

保守・運用やSEO対策は、必要な作業内容と頻度を明確にしたうえで、月額料金の内訳を制作会社ごとに比較すると、過不足のないプランを検討しやすくなります。

ホームページ制作の見積もりを取る流れ(初回相談〜契約まで)

ホームページ制作の見積もりは、問い合わせてすぐに確定するものではありません。段階を追って要望を具体化していくことで、精度の高い見積書が得られます。ここでは、初回相談から契約締結までの一般的な5つの手順を解説します。

【手順1】候補となる制作会社をリストアップ

自社の目的や予算感に合いそうな制作会社をリストアップ・比較し、その中から特に依頼したいと思う企業(3〜5社程度)をピックアップします。依頼先によって得意領域や価格帯が異なるため、特性の違う数社をリストに入れると、比較がしやすくなります。

【リストアップ時の確認ポイント】 
  • 同業、または近しい業種の実績があるか
  • 事例のデザインが自社のイメージに合うか
  • 目的(集客・採用等)と強みが一致するか
  • 企業の規模や体制が自社に合っているか

【手順2】問い合わせとヒアリングで要望を伝える

リストアップした各社に問い合わせを行い、詳細なヒアリングを通じて要望を伝えます。全ての会社に同一の条件を提示することで、後の比較がスムーズになります。この際、「RFP(提案依頼書)」など、言語化した資料を用意しておくと、各社に同一の条件を伝えられるため、見積もりのブレがなくなります。

【ヒアリングで伝える主な項目】 
  • 制作の目的
  • 想定予算・納期
  • 必要なページ・機能
  • 写真や原稿はどちらが用意するか

【手順3】概算見積もりを確認し、具体的な仕様を詰める

ヒアリングに基づき提出された「概算見積もり」を確認し、内容の調整を行います。この段階ではまだ、金額に幅(〇〇円〜〇〇円など)があるのが一般的です。予算をオーバーしている場合は、優先順位の低い機能を削る、自社で素材を用意するなどの調整を行い、正式な見積もりに向けた仕様を固めていきます。

【主な調整例】 
  • 予算に合わせた機能やページ数の増減
  • 制作費の対象範囲と追加費用の境界線
  • 公開後の保守管理や運用の範囲と月額費用

【手順4】正式な「詳細見積書」と提案内容を比較・検討する

仕様が確定したところで候補企業から提示された、最終的な「詳細見積書」と「提案内容」を比較します。単に金額の安さだけで選ぶのではなく、「自社の課題を解決できる提案か」「作業範囲が明確か」「担当者とのコミュニケーションはスムーズか」を多角的に評価します。

【比較・検討のポイント】 
  • 提示された解決策が自社のゴールに直結しているか
  • 見積書にある「一式」などの曖昧な項目を解消する
  • プロジェクト担当ディレクターとの相性を確認する

【手順5】発注先を決定し、契約を締結する

比較検討の結果、最も信頼できる1社を決定し、正式に契約の手続きを進めます。契約書には、支払い条件、納期、著作権の帰属、保守の範囲などが明記されているか確認しましょう。

【主な確認事項】 
  • 着手金の有無や、支払いのタイミング
  • 実際の作業をどこが行うか(自社完結か外注か)
  • 納品後のソースコードやデザインの所有権
  • 公開後の不備を無償で修正できる期間

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見積書を受け取ったら?比較ポイントと注意点

以下の4つのポイントに注目して、自社に最適なパートナーを見極めましょう。

同じ条件で「相見積もり」を取り、比較表を作成する

正確に比較するためには、全ての会社に同一の前提条件(ページ数、機能、納期など)で依頼することが大前提です。その上で、各社の項目を横並びにした比較表を作成しましょう。

【比較表に盛り込みたい項目】 
  • 予算内か、項目ごとの単価に極端な差はないか
  • 希望する公開日に間に合うスケジュールか
  • 課題解決のための+αの提案はあるか
  • できないこと(制約事項)は何か

見積書だけでなく「提案書」の内容を重視する

見積書はあくまで「作業の対価」を示す数字の羅列です。その金額を払うことで「どのような成果物が手に入り、どう課題が解決されるのか」が具体的に記された提案書の内容もしっかりと確認しておきましょう。

【提案書でチェックしたい点】 
  • 自社の悩みを理解し、根拠のある解決策を提示しているか
  • 公開後の成果まで見据えた設計になっているか
  • ユーザーにとって使いやすく情報が整理された設計になっているか

項目ごとの作業範囲を確認する

「見積もりに入っていると思っていた作業が、実は別料金だった」というトラブルは非常に多いです。各項目の金額が、具体的にどこまでの実務をカバーしているかを精査します。

【作業範囲の確認例】 
  • デザイン修正は何回まで無料か(上限超過時の費用はいくらか)
  • 写真選定や原稿作成はどちらが担当するのか
  • スマートフォン表示は全ページ対応か

公開後のサポート範囲を確認する

ホームページは公開後の運用こそが本番です。トラブル発生時の対応や、定期的なメンテナンスがどの程度見積もりに含まれているか(あるいは保守契約が別途必要か)を確認します。

【サポート範囲の確認例】 
  • 不具合は公開後どの期間まで無償対応か
  • CMSやプラグインのアップデート作業は誰が行うのか
  • テキスト修正や画像差し替えに費用は発生するか

見積もりを依頼する前に準備しておくこと

ここでは、ホームページ制作の見積もり前に最低限そろえておきたい4つの準備項目を紹介します。

サイトの目的とゴールイメージを言語化する

最初の準備は「このサイトで何を達成したいのか」をはっきりさせることです。会社案内の整備なのか、問い合わせの増加なのか、採用応募の増加なのかで、必要なページや投資額は大きく変わります。「問い合わせを月に10件増やしたい」「中途採用の応募を年間50件にしたい」など、期間と数字を入れてゴールを置くと、制作会社も提案の優先順位を決めやすくなります。

目的が複数ある場合は、優先度の高い順に整理し、「まずは採用強化、その次に資料請求につなげたい」といった温度感もあわせて共有すると、見積もりがぶれにくくなります。

必要なページと機能を洗い出す

「どのようなページが何ページくらい必要か」「どんな機能が必要か」を書き出します。例えば、ページの場合、次のような項目が候補になります。

  • トップ
  • 会社概要
  • 事業紹介・サービス紹介
  • 実績紹介・導入事例
  • 採用情報
  • お知らせ・ブログ
  • お問い合わせ

機能については、次のようなものを検討します。

  • 問い合わせフォーム
  • 資料ダウンロード
  • ブログ・お知らせ更新機能
  • 会員ログイン機能
  • 多言語対応の有無
  • スマートフォン対応(対応OS・ブラウザ)
  • 検索機能
  • セキュリティ対策 など

あわせて「トップページ+下層10ページ」なのか、「20ページ以上の中規模サイト」なのかといった想定規模を決めておくと、制作会社は小規模向けか中規模向けか、どの価格帯で提案すべきか判断しやすく、より具体的な見積もりができます。

自社で用意できる素材(原稿・写真)の整理

素材は自社で用意しやすい領域でもあり、自分たちで文章や写真を練るほど、制作費が抑えられるだけでなく、自社の強みや魅力を整理する機会にもなります。一方で、専門性の高い解説や採用ページのメッセージ設計などは、プロに任せた方が分かりやすくなり、成果につながるケースも少なくありません。

「必ずプロに任せたい箇所」と「社内で対応できそうな箇所」をあらかじめ分けてリスト化しておくと、見積書の作業範囲を整理しやすく、予算と品質のバランスも取りやすくなります。

ヒアリングシートやRFP(提案依頼書)の作成

見積もりを依頼する前に、制作会社へ伝える前提条件を整理しておきます。ここでいうヒアリングシートは、制作会社からの質問を待たずに、自社の目的や要件をまとめて共有するための整理資料です。RFPは、その要点を外部提出用にまとめた依頼書を指します。

ヒアリングシートで整理しておきたい基本項目は次の通りです。

  • サイトで達成したい目的
  • ターゲット像
  • 必要な機能
  • ページ構成とページ数
  • デザインの方向性
  • 自社で準備する素材
  • 予算の目安
  • 希望公開時期

RFPでは、見積もり依頼の前提条件を外部向けに整理します。

  • プロジェクトの背景
  • 解決したい課題
  • サイトの目的と役割
  • 対象ユーザー
  • 必須機能
  • 想定ページ数
  • 予算の目安
  • 希望納期
  • 提案に求める内容

このほか、希望するイメージや機能を具体的に伝えるための参考資料も用意しておくと良いでしょう。

  • デザイン参考サイト、競合サイトのURL
  • 好ましいデザインの画像やスクリーンショット
  • 必要な機能の参考例
  • 取り入れたい要素と不要な要素のメモなど

また、「ノウハウがないため公開後も伴走サポートが欲しい」など、公開後の運用までイメージしておくのがおすすめです。

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クラウドサーカスのホームページ制作は、2,600社以上の支援実績から得たノウハウをもとに、BtoB企業がWebサイトからのリード獲得と商談創出を最大限高められるよう支援します。制作だけでなく、公開後の改善や集客施策までまとめてご相談が可能です。

サイト制作は、「戦略段階」からサポート。Webマーケティングの知見を持つコンサルタントが、貴社のビジネスゴールや営業プロセスを踏まえたうえで、ターゲット設定やサイトの役割、必要な導線設計まで含めて最適な構成をご提案します。

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また、独自開発のCMS「BlueMonkey」は、Webの専門知識がなくても扱える直感的な管理画面を備えており、忙しい担当者でもニュース更新やページ追加を無理なく続けられます。ホームページ制作やリニューアルでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

詳細はこちらから:BlueMonkey(ブルーモンキー)公式サイト

まとめ

ホームページ制作の見積もりは、「いくらかかるか」だけでなく、「何にいくらかかるのか」「なぜその金額になるのか」を理解しておくことが大切です。本記事で紹介した相場感や内訳、見積もりの取り方、依頼前に準備しておくべきポイントを押さえておけば、大きなトラブルを避けつつ、自社に合った制作会社を選びやすくなります。

BtoB企業でホームページ制作を検討している方は、ぜひクラウドサーカスの「BlueMonkey」をご検討ください。作って終わりにしない伴走支援で成果創出をサポートするため、これからWebマーケティングに力を入れていきたい方にも最適です。

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長谷川潤

この記事を書いた人

クラウドサーカス株式会社 ウェブプロモーション事業部 部長

長谷川 潤

プロフィール

1979年生まれ 福島県出身。アパレル業界でキャリアをスタートし、ECサイトの立ち上げと運用を通じてWebマーケティングの世界へ。その後、デジタルマーケティング領域の専門性を深めるべく、スターティアラボ株式会社(現:クラウドサーカス株式会社)に入社。2009年以降、10年以上にわたりBtoB企業向けのWebサイト構築を手がけ、コンバージョン最大化を軸に多数のプロジェクトを支援。2023年からはウェブプロモーション事業部の責任者として、新規顧客獲得を目指すBtoB企業のマーケティング活動を牽引しています。

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