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SEOで成果を出せるホームページ制作のために!意識しておくべきこと

最終更新日:2024/08/29
SEOで成果を出せるホームページ制作のために!意識しておくべきこと

ホームページのSEOの施策には、大きく次の3種類があります。

 

  • コンテンツ施策
  • 内部対策
  • 外部対策

 

WebマーケティングにおけるSEOという概念は広く定着している一方で、変化しつづけるアルゴリズムに対処するために苦戦している方も多いのではないでしょうか。

 

SEOで「本当の成果」を出すためには、「ユーザーにとって価値のあるコンテンツを、長期的に作成していく」必要があります。

 

検索エンジンが誕生した当初のSEO対策は、それこそ「ページ内にキーワードを多く入れる」程度の「裏ワザ」のようなものでも効果がありましたが、2011年頃から行われてきた検索エンジンの度重なるアップデートにより、「本当に価値のあるWebサイトをユーザーに届けるための技術」は飛躍的に精度を上げ、現在も日々進化を続けているからです。

 

SEOを含むWebマーケティングを行っていくには、専門的な知識やスキルをもった人員をそれぞれの部署に配置し、社内の体制を整える必要があります。自社にリソースが無い場合は、Webマーケティングの支援をしてくれる会社を探してアウトソーシングするのもひとつの手段です。

 

本記事では、はじめてのWeb制作でSEOに取り掛かる方にもわかりやすいように、そもそもSEOを行う目的や、SEOを活かしてWeb制作をする際に意識すること、注意するとよいことをまとめました。

 

専門知識ゼロからわかる!ホームページ制作の流れもご覧ください。

 

 

 

そもそもSEOって?

SEOとは、Search Engine Optimization「検索エンジンの最適化」という意味です。Googleなどの検索エンジン(Search Engine)に最適化(Optimization)したwebサイトを作ることで、検索結果での上位表示をねらい、訪問者数を増やす施策のことです。

SEO対策を適切に行うと、自社が扱うプロダクトやサービスに関連するキーワード検索をしたユーザーを、狙って集客できます。このようなユーザーは、検索して自ら訪れることから検討度も高く、他の集客手段よりも高い確率で売上につなげることが可能です。

検索エンジンで上位に表示されれば相当なアクセス数を獲得でき、宣伝広告費の面でもコスト削減になるほか、「上位表示されている=Googleからのお墨付きのサイト」というようなユーザーからの信頼度を高める効果も期待できます。

ちなみにSEOにおいて検索エンジン=Googleと言われる理由は、日本国内の検索エンジンのシェア率から見ても90%以上がGoogleの仕組みにもとづいているため、Googleに対するSEOを行えば対策としては充分と言えるからです。

それではSEOとは具体的にどのような施策を行っていくのでしょうか。次の章から説明していきます。

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ホームページにSEOが必要な理由

ホームページにSEO対策が必要な理由は多岐にわたりますが、以下のポイントを押さえておきましょう。

 

 

検索エンジンからのトラフィックを増加させる必要があるから

検索エンジンは、多くのユーザーが情報を探す際に最初に利用するツールです。特にGoogleは、世界中で最も使用されている検索エンジンであり、ここでの表示順位が高ければ高いほど、多くのトラフィックをホームページに誘導できます。SEO対策を行うことで、特定のキーワードに関連する検索結果で上位に表示される確率が高まり、自然検索(オーガニック検索)からのトラフィックが増加します。

 

逆に、検索エンジンからのトラフィックがないということは、せっかくホームページを作って運営しているのに、見込客に気づいてもらえていないということです。
ホームページを見つけてもらい、訪れてもらうために、SEOは必要不可欠です。

 

 

ターゲットユーザーへリーチできるから

SEO対策を行えば、特定のキーワードを検索しているユーザーにアプローチすることが可能です。
つまり、自社の商品やサービスに興味を持っている可能性の高いユーザーをターゲットにできるため、コンバージョン率(成約率)の向上が期待できます。

 

 

信頼性とブランド認知を向上できるから

検索エンジンで上位に表示されると、ユーザーに対して信頼性の高いサイトであるという印象を与えます。多くのユーザーは、検索結果の1ページ目に表示されるサイトを信頼しやすいため、SEO対策を通じて上位表示を狙うことは、ブランド認知度と信頼性の向上に直結します。

 

 

コスト効率の高いマーケティング手法だから

SEO対策は、適切に行えば長期間にわたり効果を発揮します。
広告費をかけずに自然検索からの訪問者を増やすことができるため、コストパフォーマンスの高いマーケティング手法といえます。
また、広告と異なりクリックされるたびに費用が発生することはないため、予算を効率的に活用できます。

 

 

競争優位性を確保できるから

同業他社もSEO対策を行っている中、自社のホームページが検索結果で上位に表示されることは競争優位性を確保するために重要です。特に中小企業にとって、限られたリソースで効果的にマーケティングを行うためには、SEO対策が欠かせません。

 

 

これらの理由から、ホームページにおけるSEO対策は、デジタルマーケティング戦略の中で重要な位置を占めています。

 

 

ホームページのSEO対策とリスティング広告の違い

自社にユーザーを呼び込む方法には、SEO対策による自然流入のほかに、リスティング広告もあります。

 

これらの手法は、次の4点で異なります。

 

 

ターゲットユーザーへのアプローチ方法

SEO対策とリスティング広告では、ターゲットユーザーへのアプローチ方法が異なります。

 

SEO対策では、ユーザーが検索するキーワードに対して関連性の高いコンテンツを提供することで、検索エンジンの上位に表示されます。こうして、情報を求めているユーザーに自然にアプローチできます。

 

一方、リスティング広告は、特定のキーワードやユーザー属性に基づいて広告を表示するため、よりピンポイントでターゲットにアプローチすることが可能です。
このため、特定のキャンペーンや販売促進の際には、リスティング広告が効果的です。

 

 

コストと持続性の違い

SEO対策とリスティング広告の最も顕著な違いはコストと持続性です。
SEO対策は初期投資と労力がかかりますが、一度、施策が完了すれば長期間にわたり効果が期待できます。自然検索結果からのトラフィックは、広告と違ってクリックごとに費用が発生しないため、コスト効率が高いといえます。

 

一方、リスティング広告は即効性がありますが、クリックごとに費用が発生し、広告費を支払い続ける必要があります。広告を停止すると、すぐにトラフィックが減少するという特徴があります。

 

 

信頼性とユーザーの反応

ユーザーの信頼性という点でも、SEOとリスティング広告には違いがあります。自然検索結果に表示されるサイトは、ユーザーに対して、より信頼性が高いと感じられる傾向があります。多くのユーザーは広告表示よりも自然検索結果のリンクをクリックすることが多いため、SEO対策を通じて上位表示されることは、長期的な信頼構築につながります。

 

リスティング広告は、特に短期的なプロモーションや特定のキャンペーンに有効ですが、広告と認識されることで一部のユーザーには敬遠されることもあります。

 

 

長期的な戦略と短期的な効果

SEO対策は長期的な視点で取り組む必要があります。検索エンジンのアルゴリズムの変化や競合他社の動向に対応しながら、継続的にコンテンツを改善していく必要があります。
長期的には、SEO対策によって安定したトラフィックを獲得し、持続的な成長が期待できます。

 

一方、リスティング広告は短期的な効果を狙った施策として有効です。新商品やサービスのローンチ時、特定のイベント期間中に集中的に広告を出すことで、即座にトラフィックや売上を増加させることができます。

 

 

こうした違いを押さえ、目的やフェーズに合わせてSEOとリスティング広告をうまく組み合わせて利用することが大切です。

 

 

ホームページでSEO対策するメリット・デメリット

ホームページでSEO対策することには、メリットもデメリットもあります。
これらをよく知った上でSEO対策に取り組みましょう。

 

 

ホームページでSEO対策するメリット

まずは、ホームページでSEO対策することで期待できるメリットから見ていきましょう。

 

 

見込み度の高いユーザーを獲得しやすくなる

SEO対策を通じて、自社の製品やサービスに関心を持つ見込み度の高いユーザーを自然に引き寄せることができます。

 

検索エンジンを利用するユーザーは、自分のニーズや問題を解決するために情報を探しています。適切なキーワードで上位表示されることで、購買意欲の高いユーザーを効果的に集客できます。

 

この結果、コンバージョン率の向上が期待できるため、ビジネスの成長に直結します。

 

 

広告費を抑えられる

SEO対策は、初期の設定やコンテンツの最適化、継続的なメンテナンスに人件費を中心とするコストがかかるものの、クリックごとに費用が発生するリスティング広告とは異なり、長期的にはコストパフォーマンスが非常に高いです。

 

自然検索からのトラフィックは広告費をかけずに集客できるため、限られたマーケティング予算を効果的に活用できます。
また、一度、上位表示されれば継続的にトラフィックを得られるため、広告費用を抑えながら高い効果が維持できます。

 

 

自然検索からの流入数が増える

適切なSEO対策を行うことで、特定のキーワードに対する検索結果で上位に表示される確率が高まり、自然検索からの流入数が増加します。検索エンジンの上位に表示されることで、より多くのユーザーにアクセスされる機会が増え、結果的にWebサイトのトラフィックが向上します。

 

この結果、新規顧客の獲得や既存顧客のリピート訪問が期待できます。

 

 

ブランディングできる

検索エンジンの上位に表示されることで、ユーザーに対して信頼性の高いサイトであるという印象を与えます。多くのユーザーが検索エンジンの最初のページに表示されるサイトを信頼しやすいため、SEO対策を通じて上位表示されることは、ブランドの認知度と信頼性の向上にもつながります。

 

ブランドの露出が増えることで、認知度が高まり、競合他社との差別化にも寄与します。

 

 

ホームページでSEO対策するデメリット

一方、デメリットがないわけではありません。詳細を知って、デメリットへの対策も行いましょう。

 

 

成果が出るまでに時間がかかる

SEO対策は、効果が現れるまでに時間がかかることが多いです。
検索エンジンのアルゴリズムは複雑で、設定を変更してから検索結果に反映されるまでに数ヵ月以上かかる場合もあります。

 

そのため、短期間での効果を期待する場合には、リスティング広告などのほかのマーケティング手法と併用することが推奨されます。

 

 

間違った施策で失敗する可能性がある

SEOには専門的な知識が必要であり、間違った施策を実施すると逆に検索順位が下がるリスクがあります。

 

たとえば、過度なキーワードの詰め込みや不自然なリンク構築は、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があります。この結果、順位が下がり、トラフィックが減少することがあります。

 

SEO専門のコンサルティングを受けるか、最新のガイドラインに基づいて慎重に施策を実行することが重要です。

 

 

Googleのアップデートによる順位下落リスクがある

Googleのアルゴリズムは頻繁に更新されるため、これまで効果があった施策が突然、無効になることもあります。アップデートによって順位が大きく変動するリスクが常に存在するため、継続的な見直しと調整が必要です。
特に、アルゴリズムの変更に対応するためには、最新のSEOトレンドを追い続け、柔軟に対応することが求められます。

 

 

SEOの種類

SEO対策の具体的な手法はさまざまありますが、大きくは「コンテンツ施策」「内部対策」「外部対策」の3つの種類に分けられます。それぞれを詳しくみていきましょう。

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コンテンツ施策

「ユーザーにとって有益なコンテンツをつくる」SEO対策の根幹となるのが「コンテンツ施策」です。ユーザーが求めている情報、ユーザーにとって有益で質の高いコンテンツの提供を目指すことが、すべてのSEO対策の基盤となります。

まずは「狙いたいキーワード」を設定し、そのキーワードで検索してきたユーザーが閲覧することを想定してコンテンツを作成していきます。ユーザーがなにを求めているのかという「検索意図」を明確にし、キーワードに対してコンテンツが価値を提供できているかを検証してください。またコンテンツによっては、記事に限らず画像や動画、電子ブックなどユーザーにとってより情報が得やすい形態を模索することも大切です。

訪れたユーザーがほしい情報を見つけられることはもちろん、ページ上でこちらのしてほしい行動をとってくれるような導線になっているかも確認しましょう。

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内部対策

webサイトを検索エンジンに正しく理解・認識してもらえるようにページを整える施策全般を「内部対策」と称します。代表的なものとしてはタグの最適化をしたり、表示速度の改善をはかります。

タグの適正化について例をあげると、検索エンジンがまずWebサイトの内容を判断する要素は「titleタグ」です。「titleタグ」をページの内容と関連性の低いキーワードに設定すると、コンテンツの内容と乖離してしまいます。ユーザーは「タイトルから想像した情報が得られなかった」とページからすぐに離脱することになり、結果、検索結果にも表示されにくくなります。「そんな簡単なこと?」と思うかもしれませんが、実際に「面倒だから」という理由で全てのページに同じtitleタグが使われたまま見過ごされているというケースがあるように、SEOではきめ細やかな対応が必要です。他にも「descriptionタグ」「h1タグ」など主要となるタグから見直していきましょう。

表示速度に関しては、クリックしてから3秒以内に応答がないと半数以上のユーザーが離脱するというデータがあるように、読み込みに時間がかかるWebサイトは減点対象です。コンテンツの質としては同等レベルのWebサイトがふたつあったとしたら、速く表示されるwebサイトの方がユーザーにとって満足度が高いと評価され、上位表示されるようになっています。近年はとくに、スマホでの表示速度も重視されているため、漏れなく検証してください。

一度にすべての対策を講じるのは難しいので、先に解決すべき課題を見極めてひとつずつ改善していきましょう。

外部対策

外部からのリンクを獲得するための対策です。外部とは自社SNSまたは他のwebサイトからのリンクのことで、Googleは「たくさんのwebサイトから紹介されているのはよいwebサイトの証である」と評価するため、外部リンクが多く貼られているWebサイトは上位表示を得やすいのです。

自社でできる対策としては自社SNSや、自社のサテライトサイト内からリンクを設置する方法があります。ただそれだけではリンク数としては限られるため、やはり他のWebサイトからリンクを貼ってもらう必要があります。訪れたユーザーに「役に立つ情報だからシェアしたいな」「友達に教えてあげよう」などと思わせるような良質なコンテンツをつくり、さまざまなサイトから紹介してもらえるようなwebサイトを目指してください。本質的にはコンテンツ施策とつながる部分ともいえます。

外部リンクを購入する「不正な方法」も存在しますが、低品質のサイトから貼られるリンクは評価を下げ、Googleからペナルティを受ける可能性もあり、長期的な視点から見ればマイナスです。決してしないようにしましょう。

 

 

ホームページのブログでSEO対策するならコンテンツ施策

3つのSEO対策についてお話したところで、まずは何からはじめるのがよいでしょうか。優先順位としては「コンテンツSEO」に重点をおきましょう。繰り返しにはなりますが、Googleが上位表示したいwebサイトとは「ユーザーにとってより有益でより質の高いwebサイト」です。

コンテンツの品質については、Googleからも評価項目が提示されています。(https://developers.google.com/search/blog/2019/08/core-updates)オリジナリティがあり明らかな情報であるか、示唆に富んだ分析が盛り込まれているか、情報源は明確か、モバイルデバイスでも適切に表示されるかなどの基準について、客観的な視点をもってコンテンツ作成に取り組むようにしましょう。

またねらったキーワードに対してどのようなサイトが上位表示されているかを確認し、類似したサイトタイプのページが表示されるようであれば、自社のwebサイトも表示される可能性が高くなります。保有ページ数、コンテンツの更新頻度にも留意し、常に時代のニーズにフィットした情報を届ける意識も大切です。

コンテンツを整えた上で内部対策、外部対策を丁寧に行っていくことで、相乗効果が見込めます。

 

 

ホームページのSEOキーワードの選び方

SEO対策の成功において、適切なキーワードの選定は非常に重要です。
なお、キーワードとは、ユーザーが検索エンジンで使用する語句のことです。
キーワードを効果的に選定することで、検索結果の上位に表示されやすくなります。

 

以下は、ホームページのSEOキーワードの選び方の手順を解説します。

 

 

ターゲットユーザーの理解

まずは、自社のターゲットユーザーを明確にすることが重要です。
ターゲットユーザーがどのような問題やニーズを持っているのかを理解し、それに応じたキーワードを選定します。

 

そのためには、ターゲットユーザーのペルソナとカスタマージャーニーを作成することが大切です。これらを作成することで、ユーザーのニーズや動機、行動パターンをより深く理解でき、ユーザーの共感を得られるSEOキーワードを選べるようになります。

 

ペルソナ、カスタマージャーニーについては、下記の記事もご覧ください。

 

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キーワードリサーチツールの活用

キーワードの選定には、専用のリサーチツールを活用することで、効率的に効果の高いSEOキーワードを選べます。

 

たとえば、以下のようなツールがあります。

 

  • Googleキーワードプランナー:Google広告のツールで、無料で検索ボリュームや関連キーワードを調査できます。
  • Ubersuggest:無料で利用できるキーワードリサーチツールで、検索ボリュームやSEO難易度を確認できます。
  • Ahrefs:有料のSEOツールで、競合サイトのキーワード分析も可能です。

 

SEOに活用できるツールについては、下記の記事もご覧ください。

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ロングテールキーワードの選定

ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが少ないものの、具体的で購買意欲の高いユーザーをターゲットにできるキーワードです。
たとえば、「SEO 対策 初心者」「ホームページ 作成 SEO 効果」などがロングテールキーワードに該当します。

 

これらを狙うことで、競合が少なく、コンバージョン率の高いユーザーを集客できます。

 

 

キーワードの競合分析

競合サイトが使用しているキーワードを分析することも重要です。
なぜなら、すでに競合サイトで成果が出ているキーワードを分析することで、自サイトでも効果が見込めるキーワードを効率的に発見できるためです。やみくもにキーワードを選定するよりも、確度の高いキーワード選定が可能となります。

 

また、競合が使用しているキーワードを分析することで、彼らがカバーしきれていないニッチなキーワードを発見できる可能性があります。このニッチなキーワードを攻めることで、競合との差別化を図り、独自の顧客を獲得しやすくなります。

 

具体的には、ツールを使って競合サイトのトラフィックやキーワード戦略を分析し、自社に適したキーワードを選定しましょう。

 

 

キーワードの選定基準

キーワードを選定する際は、以下の基準に基づいて選びましょう。

 

  • 関連性…自社の製品やサービスに関連するキーワードを選ぶ。
  • 検索ボリューム…適度な検索ボリュームを持つキーワードを選ぶ。あまりにも検索ボリュームが少ないと、集客効果が薄れる。
  • 競争率…競争が激しいキーワードは避け、ニッチなキーワードを狙うことで上位表示を目指す。
  • ユーザー意図…検索するユーザーの意図を理解し、その意図に応えるキーワードを選ぶ。

 

 

キーワードの配置と最適化

選定したキーワードは、適切な箇所に配置することで効果を発揮します。

 

以下のポイントに注意して最適化を行いましょう。

 

  • タイトルタグ…主要なキーワードを含める。
  • メタディスクリプション…キーワードを含めつつ、魅力的な説明を記載する。
  • 見出しタグ(H1、H2など)…自然な形でキーワードを含める。
  • 本文…キーワードを無理なく含めつつ、読みやすい文章を心がける。
  • 画像の代替テキスト…画像の説明にキーワードを含める。

 

 

ホームページのSEO対策を自分で行う方法

ホームページのSEO対策は、外部の専門業者に依頼するだけでなく、自分で行うことも可能です。特に中小企業にとっては、コストを抑えつつ効果的なSEO対策を実施することが求められます。

 

ここでは、「SEOの種類」に合わせて、コンテンツ施策、内部対策、外部対策の3つのカテゴリごとに自社で行うSEO対策の方法をご紹介します。

 

 

コンテンツ施策

SEO対策の基本は、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することです。
ユーザーが求めている情報を提供することで、検索エンジンからの評価が高まり、検索結果で上位に表示されやすくなります。

 

具体的には、次のような施策があります。

 

  • キーワードリサーチ…ユーザーがどのようなキーワードで検索しているかを調査し、それに基づいてコンテンツを作成します。詳しくは「ホームページのSEOキーワードの選び方」をご覧ください。
  • 質の高い記事作成…情報が正確で詳しく、ユーザーの疑問を解決できる記事を作成します。
  • 定期的な更新…コンテンツを定期的に更新し、最新の情報を提供します。

 

 

内部対策

内部対策には主に、サイト構造の最適化、タグの最適化、表示速度の改善があります。

 

 

サイト構造の最適化

サイト構造を最適化することで、検索エンジンがサイトをクロールしやすくなり、インデックスの効率が向上します。

 

以下の点に注意してサイト構造を最適化しましょう。

 

  • ナビゲーションの改善…ユーザーがサイト内を簡単に移動できるように、直感的なナビゲーションメニューを設置します。
  • 内部リンクの強化…関連するページ同士をリンクで結びつけることで、ユーザーがサイト内を回遊しやすくします。

 

 

タグの最適化

  • タイトルタグ…キーワードを盛り込み、文字数は30字程度に抑える
  • メタディスクリプション…100~120字程度を目安に、簡潔で分かりやすい文章を心がける
  • 見出しタグ(hタグ)…h1タグはページのタイトルを表すタグなので、1ページにつき1つだけ使用し、h2からh6タグで階層構造を作る
  • alt属性…画像が表示されない場合に検索エンジンやユーザーに画像の内容を伝えるため、画像の内容を具体的に記述する

 

というように、各タグを最適化していきましょう。

 

 

ページの読み込み速度の向上

ページの読み込み速度は、ユーザーエクスペリエンスに大きな影響を与えます。
ページが速く読み込まれることでユーザーの離脱率を低減でき、検索エンジンからの評価も向上します。

 

ページの読み込み速度を向上させるための具体的な施策は、次の通りです。

 

  • 画像の最適化…画像ファイルのサイズを縮小し、適切なフォーマットを使用します。
  • キャッシュの利用…ブラウザキャッシュを活用して、再訪問時の読み込み速度を向上させます。

 

 

外部対策

外部対策の主な手法は、「被リンクの獲得」と「ソーシャルメディアの活用」です。

 

 

被リンクの獲得

外部サイトからのリンク(被リンク)は、検索エンジンに対してサイトの信頼性を示す重要な要素です。

 

質の高い被リンクを獲得するために、次のような施策を実施しましょう。

 

  • 質の高いコンテンツの提供…他サイトからリンクされるような、価値のあるコンテンツを提供します。
  • SNSの活用…SNSでコンテンツをシェアし、自然な被リンクを増やします。
  • ゲスト投稿…他サイトにゲスト投稿を行い、そこからリンクを張ってもらう方法も有効です。

 

 

ソーシャルメディアの活用

ソーシャルメディアは、SEOに直接的な影響を与えるわけではありませんが、コンテンツの拡散やブランド認知度の向上に役立ちます。

 

  • 定期的な投稿…ソーシャルメディアに定期的に投稿し、フォロワーとのエンゲージメントを高めます。
  • インフルエンサーとの連携…影響力のあるインフルエンサーと協力してコンテンツを広めることで、被リンクの獲得やブランド認知度の向上が期待できます。

 

これらの施策をバランス良く組み合わせることで、自分で効果的なSEO対策を実施することができます。

 

 

ホームページのMEOのやり方

SEOに次いで重要なのがMEO(Map Engine Optimization、マップエンジン最適化)です。
MEOは、ローカル検索結果での表示順位を向上させるための施策です。特に、地域密着型のビジネスや店舗にとって、MEOは重要な集客手段です。

 

ここでは、ホームページのMEOの具体的なやり方をご紹介します。

 

 

Googleマイビジネスの最適化

MEO対策では、まず、Googleビジネスプロフィールの最適化を行います。

 

 

Googleビジネスプロフィールへ登録する

最初に、Googleビジネスプロフィールにビジネス情報を登録する必要があります。登録すると、Googleマップやローカル検索結果にビジネス情報が表示されるようになります。

 

登録の際は、次の点に注意しましょう。

 

  • ビジネス情報を正確に入力する…ビジネスの名前、住所、電話番号(NAP情報)を正確に入力します。NAP情報は一貫していることが重要です。
  • 営業時間の登録…正確な営業時間を登録し、特別営業時間(祝日やイベントなど)も登録しましょう。
  • カテゴリの選定…ビジネスに関連する最適なカテゴリを選択します。こうすると、適切な検索結果に表示されやすくなります。

 

 

ビジネス情報を充実させる

Googleビジネスプロフィールの情報を充実させることで、検索エンジンとユーザー双方に対して信頼性を示すことができます。

 

  • ビジネスの説明…ビジネスの概要や特長をわかりやすく説明しましょう。キーワードを自然に含めることが重要です。
  • 写真の追加…店舗や製品、サービスの写真を多数追加し、視覚的に魅力を伝えます。写真は定期的に更新するのがおすすめです。

 

 

口コミ管理と評価向上

Googleビジネスプロフィールでは、ユーザーから口コミが投稿できるようになっています。
さらに、口コミに対して企業側から返信もできます。適切に対応することで信頼関係を強化できます。

 

 

口コミの促進

顧客からの口コミは、MEOにおいて非常に重要な要素です。良い口コミが多いほど、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。

 

  • 口コミ依頼…満足した顧客に口コミを依頼する仕組みを作ります。メールやSNSを通じて依頼することが効果的です。
  • インセンティブの提供…口コミを投稿してくれた顧客に対して、割引クーポンやポイントを提供する施策も有効です。

 

 

口コミへの対応

口コミには迅速かつ丁寧に対応することが重要です。特にネガティブな口コミには真摯に対応し、問題解決に努めます。

 

  • 感謝のメッセージ…ポジティブな口コミには感謝のメッセージを送ります。こうすることで、顧客との関係を強化できます。
  • 改善のフィードバック…ネガティブな口コミには、具体的な改善策を提示し、顧客の不満を解消するよう努めます。

 

 

ローカルコンテンツの作成

ローカルコンテンツを作成することで、存在感を高められます。
なお、ローカルコンテンツとは、地域ユーザーにとって有益な情報のことです。

 

たとえば、

 

  • 周辺の交通情報や駐車場情報
  • 地域イベントとのタイアップ情報
  • 地域住民向けの割引キャンペーン
  • 地域に根ざした活動報告

 

などが、ローカルコンテンツに該当します。

 

 

地域に特化したコンテンツ

地域に関連する情報を提供することで、ローカル検索結果での表示順位を向上させることができます。

 

  • 地域イベントの紹介…地域で開催されるイベントやニュースを紹介するコンテンツを作成します。
  • 地域キーワードの活用…コンテンツ内に地域に関連するキーワードを自然に盛り込みます。例として「新宿 美容院」や「大阪 レストラン」などがあります。

 

「週末はイベント開催のため、駐車場が混み合います。公共交通機関をご利用ください。」
「地元の〇〇祭りに出店します!限定商品もご用意しております。」
のようなかたちでローカルコンテンツを投稿しましょう。

 

外観や内観の写真、商品・サービスのイメージ画像、イベントの様子といった写真や動画の投稿も効果が期待できます。

 

また、小まめな情報更新は、ユーザーの関心を維持し、再来店を促すために重要です。

 

  • 新メニューや新商品の紹介
  • キャンペーン情報
  • 営業日や営業時間の変更

 

などを掲載して、小まめに情報更新を行いましょう。

 

 

ローカルリンクビルディング

ローカルリンクビルディングとは、その地域に密着したWebサイトやビジネスから、自社のウェブサイトへリンクを獲得するSEO戦略のことです。
地域の顧客獲得を目指す上で、非常に効果的な方法といえるでしょう。

 

 

地元メディアとの連携

地域のニュースサイト、イベント情報サイト、タウン情報誌のWebサイトなど、地元のメディアやブログと連携し、リンクを獲得することで、ローカルSEOの効果を高めることができます。

 

  • プレスリリースの配信…新しい製品やサービスのリリース時に、地元メディアにプレスリリースを配信します。
  • 地域ブログとのコラボ…地域に特化したブログとコラボし、互いにリンクを張ることで相互のSEO効果を高めます。

 

 

地域企業とのパートナーシップ

地域の企業とパートナーシップを組み、互いにリンクを張り合うことで、双方の検索順位を向上させることができます。

 

  • 共同イベントの開催…地域の企業と共同でイベントを開催し、その情報を相互のウェブサイトで紹介します。
  • クロスプロモーション…互いの製品やサービスを紹介し合うクロスプロモーションを実施します。

 

 

これらの方法を実践することで、ホームページのMEO対策を効果的に行い、地域密着型のビジネスにおけるオンライン集客を強化することができるでしょう。

 

 

ホームページのSEO対策の費用の相場

ホームページのSEO対策には、さまざまなコストがかかります。予算を考慮しつつ効果的なSEO対策を行うためには、費用の相場を理解することが重要です。

 

ここでは、一般的なSEO対策の費用の相場について、その内訳をご紹介します。

 

 

初期コンサルティング費用

SEO対策を始めるにあたり、最初にコンサルティングを受けることが多いです。この初期コンサルティングでは、現状のサイト分析、キーワードリサーチ、競合分析などが行われます。

 

費用の相場…初期コンサルティング費用は、約5万円から20万円程度が一般的です。コンサルタントの経験や提供されるサービスの範囲によって価格は変動します。

 

 

月額費用

SEO対策は一度行えば終わりというものではなく、継続的にメンテナンスや最適化を行う必要があります。そのため、多くのSEO業者は月額費用を設定しています。

 

費用の相場…月額費用は、約3万円から20万円程度が一般的です。
中小企業の場合、10万円以下のプランを選ぶことが多いです。内容には、定期的なキーワードの見直し、コンテンツの更新、リンクビルディングなどが含まれます。

 

 

コンテンツ作成費用

質の高いコンテンツはSEO対策において重要な役割を果たします。特に専門的な内容や長文の記事の場合、プロのライターに依頼することが推奨されます。

 

費用の相場…1記事あたり1万円から5万円程度が一般的です。記事の長さや専門性に応じて価格は変動します。特に専門知識が必要な分野では高額になることが多いです。

 

 

テクニカルSEOの費用

サイトの技術的な最適化、例えばページの読み込み速度改善やモバイルフレンドリー化、SSL導入などは専門的な知識が必要です。

 

費用の相場…具体的な施策によりますが、5万円から50万円程度が一般的です。大規模なサイトや複雑な要件がある場合には、さらに高額になることもあります。

 

 

SEO観点でWeb制作会社を選ぶときに気を付けること

SEOについて学び、いざWeb制作会社を選択する段階では、「SEOに強いWeb制作会社」というキャッチコピーは非常に頼もしく魅力的に見えるかもしれません。しかしWebサイトを作成する時点において、SEO観点で大きな差が出るというのは考えにくいことです。

 

Web制作会社はおおまかに「制作」をメインにしている会社と「マーケティング」に特化している会社に分類できます。「一般的に認識されているWeb制作会社」は前者で、名刺代わりになるような、デザイン性のある見栄えのいいWebサイトを作成するのに向いています。ただし、Webマーケティングの長期的な運用に対するサポートを考えるのであれば、Web広告やSNSなどのノウハウや専門知識を有する後者が最適です。

 

SEOは長期的な取り組みとなり、「Web制作時にコレをすれば劇的に効果がつづく!」という魔法のような方法は存在しません。継続的かつ複合的にさまざまな施策にコツコツ取り組む、地道な作業ともいえます。

 

せっかくWebサイトを制作するのであれば作って終わりではなく、SEO観点での長期運用を視野に入れたいものです。定期的なWebマーケティングの支援があるかを確認し、求める成果が得られるようなWeb制作会社を選んでください。

 

→Webマーケティングの専門家を選ぶ際にチェックしたいポイントをまとめた資料を、下記のリンクよりダウンロードいただけますので、ぜひご利用ください。

 

 

まとめ

SEOについての基本的な知識や、SEO観点でのWeb制作会社の選び方について解説しました。

 

SEOはとても複雑で奥が深い上に、Googleが掲げる「ユーザーファースト」の理念にもとづいてこれからも日々変化していくでしょう。上位表示されるのがゴールではなく、キープするための施策を講じていかなければ成果を出し続けることはできません。

 

SEOにおいては、Webサイトの制作を依頼するときに、Webマーケティングのノウハウをもつ会社を選ぶことが有効であることは先述しました。どの制作会社にするかを選ぶ際は、「導入企業の成功事例」などのSEO実績を参考に、自社のニーズにフィットしているかをよく検討してください。

 

同時に、自身である程度SEOの知識をつけ日々アップデートしていくことも、よいWeb制作会社を選ぶのに役立つだけでなく、業者との情報格差を埋め、その後の運用において成果を出すために必ず力となってくれます。ぜひ前向きに取り組んでみてください。

 

 

「ホームページでSEOの実施を検討している」または「実施しているが、なかなか成果が出ない」という企業は多いかと思います。

 

SEO対策を行うには基礎知識やテクニックが必要です。またSEOのアルゴリズムは定期的に変化しています。
SEO対策は、自社で行うことも可能ですが、信頼できるパートナーに任せるのも一つの手段です。

 

クラウドサーカスは、これまで2,300社以上のマーケティング支援に携わったノウハウと自社での経験を活かして、ホームページ制作から運用サポート、リード獲得支援まで、ワンストップでサービスを提供しています。Webコンサルティングサービスも提供しており、SEO対策への専門的なアドバイスも可能です。

 

ご興味のある方は、ぜひWebコンサルサービス概要資料をご覧ください。

 

また、コンサルティングサービスのご利用を検討されている方に、知っておいていただきたい選び方をまとめた資料もご用意しておりますので、ぜひご利用ください。

 

SEO対策を行う上で、ホームページの整備にはCMSの導入が効果的です。
「CMS BlueMonkey」は、SEO対策する上での基本機能を揃えています。
さらに、ホームページ制作時にSEO対策を考慮しますので、運用に頭を悩ませる必要もありません。
コンテンツを強化するためにCMSを使えば、ページの管理や更新が簡単になり、コストも削減できます。

 

CMSを導入する際は、目的に合った適切なベンダーを選ぶことが不可欠です。
CMS導入の目的を明確にした上で、自社の施策にかなった運用体制の提案や手厚いサポートをしてくれるベンダーをパートナーに選ぶことが、ホームページ経由でリードを獲得する鍵となります。

 

CMS「BlueMonkey」を開発・提供しているクラウドサーカスでは、ホームページ制作から運用サポート、リード獲得支援まで、ワンストップでサービスを提供しています。
ご興味のある方は、ぜひ資料をご覧ください。

 

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クラウドサーカス株式会社 マーケティンググループ

CMS BlueMonkeyメディア編集部

プロフィール

2006年よりWeb制作事業を展開し、これまで2,300社以上のデジタルマーケティング支援を行ってきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。38,000以上のユーザーを抱えるデジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」を提供し、そこから得たデータを元にマーケティング活動を行っている。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意領域で、目的から逆算した戦略的なCMS導入・Web制作や運用のサポートも実施。そこで得たノウハウや基礎情報を、BlueMonkeyのコラムとしても発信中。

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