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SEOの効果測定とは?重要な指標や測定の手順などをまとめて紹介!

SEOの効果測定とは?重要な指標や測定の手順などをまとめて紹介!

SEOの効果測定とは、Webサイトの検索エンジンでの上位表示を通じて、アクセス数やコンバージョンの向上などSEO施策の成果を評価することです。 このプロセスにより、自社の戦略がどれだけ効果を上げているのかを把握でき、改善ポイントを明確にすることが可能となります。結果をもとに次の施策を考えることで、より効果的なSEO対策が実施できます。

 

本記事では、SEO効果測定の基本から重要な指標、測定を行う上でのステップ、そして役立つツールを詳しく解説します。

 

 

 

SEOの効果測定とは?

SEOの効果測定とは、SEOの成果を数値的に評価するプロセスです。具体的には、検索エンジン上位表示によるアクセスの増加、コンバージョン率の向上など、さまざまなデータを収集し、施策前後で比較します。効果測定を行うことで、施策の達成度や改善ポイントなどが明確になります。

 

例えば、アクセス解析ツールを利用することで、検索エンジンからの流入数や滞在時間などの指標が把握できます。そのデータをもとにSEOの改善をすれば、さらなる効果を引き出すことが可能です。効果測定は、SEOで持続的な成果を得るためには、欠かせないプロセスといえるでしょう。

 

 

SEOの効果測定に適切なタイミング

効果測定は、適切なタイミングと期間で行うことが大切です。SEOの施策を実行したら、約3か月後を目安に、分析ツールを使ってデータを取得しましょう。アクセス数やページビュー数、滞在時間といった指標を、施策前のデータと比較することで、効果が見えてきます。

 

効果測定を行う期間は、以下のように施策の内容やWebサイトの規模によって異なります。

 

施策 効果測定期間の目安
新規ページの作成 1~3か月
既存ページの修正 施策内容により異なる
サイト全体に関わる施策 3か月~1年

 

新規ページを作成した場合、検索エンジンに認識され、検索結果に表示されるまでに時間がかかるため、1〜3か月程度は測定を続けましょう。

 

一方、既存ページのタイトル変更やコラムのリライトなど、コンテンツの内容を直接更新した場合は、比較的早く効果が現れやすいです。

 

しかし、被リンクの獲得や、コンバージョン率の改善などは、効果が出るまでに時間がかかります。場合によっては、 6か月〜1年という長期的な視点で効果測定を行い、状況に応じて施策内容を調整していきましょう。

 

SEO対策は、すぐに効果が出るわけではありません。3か月ごとの定期的な効果測定を通して、Webサイトの成長を促進するための改善を続けましょう。 効果測定に基づいた施策の実行と、改善を継続的に繰り返すことで、目標達成へと近づいていきます。

 

 

なぜSEOの効果測定が必要なのか

次に、なぜSEOの効果測定が必要なのか、企業が重要視している理由について解説します。

 

 

SEO対策の効果を確認するため

効果測定を行うことで、SEO施策の効果を客観的に分析できます。検索エンジンでの上位表示や、サイトへの流入増加を目的とした施策を実行しても、効果測定を行わなければ、達成状況や問題点を把握できません。成果が不明瞭なまま施策を続けると、時間やコストをムダにしてしまう可能性があります。

 

どの施策に効果があったのかを把握できれば、次の戦略でより的確にユーザーへアプローチできます。定期的な効果測定によって、SEO対策の成果を最大限に引き出せるようになるでしょう。

 

 

SEO対策の改善点を知るため

「SEO対策をしても効果につながらない」「Webサイトに変化が見られない」という場合は、効果測定でどの部分に課題があるかを見極め、新たな施策へとつなげることが大切です。

 

例えば、自社のコンテンツがなかなか上位表示されない場合、効果測定を行うことで、コンテンツの質や被リンク数が不足していることに気づくかもしれません。原因が分かれば、必要な改善策を講じて、効率よく成果を得ることができます。

 

SEO対策の効果に悩んだときは、まず効果測定を行い、Webサイトの現状を把握することからはじめましょう。

 

 

アルゴリズムのアップデートに対応できているか判断するため

検索エンジンのアルゴリズムは、日々進化しており、その変動によって検索結果に大きな影響が及ぶことがあります。アルゴリズムとは、検索エ ンジンがWebサイトをどのように評価し、どの順番で表示するかを決定するためのルールや計算式のことです。

 

過去のアップデートでは、スパム的手法や低品質なコンテンツに対する評価が厳格化されました。アップデートにより、以前は 高評価だったコンテンツが、突然低評価になるリスクがあります。最悪の場合、検索順位の大幅な下落や、アクセス数の激減といった事態を招く可能性も考えられます。

 

効果測定を通じて、表示順位やアクセス数などの変化を定期的に把握することで、アルゴリズムのアップデートの影響を確認可能です。 アクセス数が減っていたり、検索順位が下がっている場合は、影響を受けている可能性があるので、改善を検討しましょう。

 

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SEOの効果測定3つのステップ

ここからは、効果測定の3つの手順について紹介します。

 

 

STEP1:SEO効果測定するための計測環境を整える

SEO効果測定を行うためには、適切な環境を整えることが必要です。まずは、「Googleアナリティクス」や「Googleサーチコンソール」など、 無料の効果測定ツールを導入しましょう。Webサイトへの流入経路やユーザー行動を把握するのに役立ちます。

 

次に、測定対象のページに計測用のタグを設置します。これにより、アクセス数やコンバージョンのデータを自動的に収集できるように なります。必要に応じて、有料のSEOツールも導入すると、さらに詳細な分析が可能です。このように、計測環境を整えることで、効果測定を継続的に進められます。

 

 

STEP2:結果を分析する

効果測定を行った後は、その結果をしっかりと分析することが重要です。適切な分析をすることで、どのコンテンツが成功したのか、または 改善点はどこなのかを特定できます。具体的には、以下のポイントを押さえながら分析を進めましょう。

 

 

過去のデータと比較する

各項目を過去のデータと比べてみましょう。以前より改善されている場合、SEO対策が効果を発揮している証拠です。ただし、1か月程度の比較ではなく、長期的な視点で計測することが重 要です。短期間では、季節的な要因で数値が変わることもあるので注意しましょう。

 

 

サイト全体を評価する

サイト全体の状態を確認して、SEO対策の評価をします。1つの対策が複数の要因に影響を与えるため、サイト全体を俯瞰的に分析することが大切です。

 

 

評価と改善ポイントを明確にする

分析の結果から、評価できるポイントと改善点を見つけ出します。キーワードの順位は上がっているのに、コンバージョン率が下がっている場合は、コンテンツ内容を見直す必要があります。

 

 

STEP3:コンテンツの改善を行う

効果測定から得たデータをもとに、コンテンツの改善に着手します。分析の結果、問題点が見つかった場合には、その要因を特定して具体的な施策につなげましょう。施策を立案する際は、改善点をリストアップし、優先順位をつけると効率的に実施できます。

 

改善は一度限りではなく、継続的に行うことが重要です。改善策を実施した後は、再度STEP2に戻り、効果を分析しましょう。分析と改善を繰り返すPDCAサイクルを回すことで、Webサイトの質を向上できます。

 

 

SEOの効果測定で確認すべき指標

ここからは、SEOの効果測定でチェックすべき指標を紹介します。分析ツールを活用して効率よくデータ収集しましょう。

 

 

PV(ページビュー)数

PV数は、Webサイト内で閲覧されたページのアクセス回数です。ユーザーがサイトに何回訪れたのかがわかるので、コンテンツがどの程度の関心を集めているかを把握できます。

 

ただし、サイト全体のPV数を増やすことが、SEO対策の目的ではありません。重要なのは、コンバージョンにつながるページのPV数を把握することです。自社のビジネスに関連性の高いコンテンツや、過去に成功したページを中心に測定して、特定のコンテンツのパフォーマンスを評価することで、今後の戦略を強化できるでしょう。

 

 

CVR(コンバージョン率)

SEOの効果測定において重要な指標のひとつがCVRです。CVRとは、企業の求める行動をとったユーザーの割合を示します。具体的には、商品の購入や資料請求、お問い合わせ、メールマガジンの登録などが挙げられます。

 

CVRが高いということは、サイトを訪れたユーザーが、購買や問い合わせなどの行動を起こす可能性が高いといえます。いくら多くの人がサイトを訪れても、CVRが低ければ成果にはつながりにくいでしょう。

 

CVRが低い場合は、コンテンツの質やサイトの設計、ターゲット層の設定に問題があるかもしれません。ユーザー目線でWebサイトを見直し、顧客獲得につながる導線設計を行いましょう。

 

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キーワードの検索順位

より多くのユーザーに、自社サイトへアクセスしてもらうには、検索エンジンでの上位表示を目指す必要があります。この「検索エンジンで表示される順番」が「検索順位」です。

 

検索順位が上位であるほど、クリック率は高くなります。検索エンジンからの流入数も増加するため、定期的な順位の確認が大切です。特に、新たに公開したコンテンツについては、順位の変動を追うことで、施策の効果を測定しやすくなります。

 

また、検索アルゴリズムの影響で順位が下がることもあるため、常に最新の状況を把握し、必要に応じて改善施策を検討しましょう。Googleサーチコンソールなどの分析ツールを活用することで、効率的に検索順位を把握できます。

 

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被リンク

被リンクとは、ほかのWebサイトから自社サイトへのリンクのことです。Googleは、被リンクの量と質を評価基準とし、コンテンツの重要度を判断しているため、質の高い被リンクを獲得する施策が必要となります。

 

具体的な手段としては、SNSでの紹介や他企業とのコラボレーションなどが挙げられます。Googleの品質ガイドラインに違反するスパムリンクを避け、信頼性のあるサイトからのリンクを意識することが大切です。

 

定期的に被リンクの数と質をチェックし、意味のないリンクがないか確認しましょう。少ない場合は、露出を高めたり、被リンクを獲得しやすいコンテンツを作成することで、改善を図ります。

 

 

直帰率・滞在時間

直帰率とは、ユーザーが最初のページから、ほかのページに移動せずに離脱した割合を示します。この値が高いと、ユーザーが求めている情報が得られなかった可能性が高いです。具体的には、ニーズの高いコンテンツを追加したり、よりシンプルなサイト設計を行ったりすることが有効でしょう。

 

一方、滞在時間はユーザーがWebサイトに留まった時間を測る指標です。長い滞在時間は、コンテンツの質や使い勝手がよいと判断できます。滞在時間が短くても、ユーザーが迅速に目的を達成したのならば、必ずしも悪いわけではありません。
直帰率や滞在時間は、ほかの指標と合わせてバランスを見ながら確認することが大切です。

 

 

検索エンジンからの流入数

流入数とは、検索エンジンの結果を通じて訪問者がWebサイトにアクセスしてきた回数を示します。多くの流入がある場合は、SEO対策が成功しているといえます。

 

流入数を増やすためには、有益なコンテンツを定期的に更新し、キーワード戦略を見直すことが必要です。流入数が伸び悩む場合は、検索順位や流入キーワードを再評価し、サイトやコンテンツを改善することが求められます。

 

 

SEOの効果測定に役立つツール5選

最後に、人気・おすすめの効果測定に役立つツールを5つ紹介します。ツール選定の参考にしてみてください。

 

 

1.Googleアナリティクス(無料)

Googleアナリティクス

画像引用元:Googleアナリティクス

 

Googleアナリティクスは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。 SEO効果測定の基本となるツールで、ユーザーがサイトへアクセスした後の行動を詳しく把握できます。アクセス数や流入経路、ユーザーの滞在時間、直帰率、離脱率といった指標を確認でき、 コンテンツの改善や戦略の見直しに役立ちます。

 

現在は、「Googleアナリティクス4(GA4)」へとアップデートされ、Webサイトだけでなくアプリや、サイト内の動画閲覧など、複数のプラットフォームにおけるユーザー行動が反映され、複雑なアクションも正確に計測できるようになりました。

 

Webサイトの訪問データやアプリの使用状況など、複数のデータを統合して分析できるので、効果測定に有効活用してみましょう。

 

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Googleサーチコンソール(無料)

Googleアナリティクス

画像引元:Googleサーチコンソール

 

Googleサーチコンソールも、Googleが提供する無料の分析ツールです。サイトへのアクセス後の動きを分析する「Googleアナリティクス」に対して、 Googleサーチコンソールは、ユーザーがサイトへ流入するまでの検索エンジン上の行動を測定します。

 

具体的には、検索順位や検索結果の表示回数、クリック数など、サイトが検索結果でどのように取り扱われているかを把握できます。

 

さらに、被リンクやインデックス状況なども確認でき、サイト運営に欠かせない機能がそろっています。Googleアナリティクスと組み合わせることで、より包括的な分析が行えます。

 

 

Microsoft Clarity(無料)

Microsoft Clarity(無料)

画像引用元:Microsoft Clarity

 

Microsoft Clarityは、Microsoftが提供する無料のヒートマップツールです。 このツールを利用することで、Webサイト上でのユーザー行動を可視化できます。

 

主な機能は、ヒートマップ、レコーディング、ダッシュボードの3つです。ヒートマップ機能では、クリックされた場所やページのスクロール状況を一目で把握できます。

 

レコーディング機能は、ユーザーの行動ログを動画形式で再現し、具体的な動きを確認可能です。そして、ダッシュボードでは、滞在時間やクリック率など、サイト全体のアクセス状況を把握することができます。

 

コンバージョンにつながる導線がクリックされているか、どの箇所で離脱しているかなどを視覚的に確認できるので、改善策を立案しやすく、成果につながるサイト設計が実現するでしょう。

 

 

Ahrefs(有料)

https://ahrefs.jp/

画像引用元:Ahrefs

 

Ahrefsは、世界で60万人が利用している有料のSEO分析ツールです。 日本語にも対応しており、直感的に操作できるダッシュボードが魅力です。主な機能としては、被リンクの分析や検索順位の評価があり、SEO効果測定において非常に有用です。

 

競合サイトとの比較を行うことで、自社サイトの強みや弱みを把握できるのも大きなメリットといえます。さらに、キーワード選定やコンテンツ作成に便利な機能も備えています。ライト、スタンダードなど4つの料金プランが設定されているので、利用者のニーズに応じて選ぶことが可能です。

 

 

GRC(有料・一部無料)

GRC(有料・一部無料)

画像引用元:GRC

 

GRCは、特定のキーワードに対する検索順位を調査できる分析ツールです。指定した期間での平均順位を取得するのではなく、稼働時の掲載順位を定点的に観察できるため、順位変動を正確に把握できます。スケジュール設定を行うことで、毎日の定時に順位を自動取得することも可能です。

 

利用上限がありますが、無料で有料版と同じ機能を使うこともできます。老舗のツールでありながら、安価で利用できる点も魅力のひとつです。

 

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まとめ

SEOの効果測定は、デジタルマーケティングを進化させるための重要なプロセスです。適切に行うことで、SEO対策の成果を把握し、関連する改善点を見つけやすくなります。

 

PV数やCVR、検索順位などの指標に注目し、解析ツールを利用することで、効率的に分析が進められます。効果測定を行えば、アルゴリズムの変化にも柔軟に対応できるため、常に最適な施策を打ち出す手助けとなるでしょう。

 

CMS「BlueMonkey」を開発・提供しているクラウドサーカスでは、ホームページ制作から運用サポート、リード獲得支援まで、ワンストップでサービスを提供しています。「SEO対策を検討している」「対策をしているけれど成果が出ない」とお悩みの方は、ぜひBlueMonkeyのWebコンサルサービスをご利用ください。

 

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この記事を書いた人

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CMS BlueMonkeyメディア編集部

プロフィール

2006年よりWeb制作事業を展開し、これまで2,300社以上のデジタルマーケティング支援を行ってきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。38,000以上のユーザーを抱えるデジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」を提供し、そこから得たデータを元にマーケティング活動を行っている。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意領域で、目的から逆算した戦略的なCMS導入・Web制作や運用のサポートも実施。そこで得たノウハウや基礎情報を、BlueMonkeyのコラムとしても発信中。

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