Webサイトの運用目的を明確にする
記事公開日:2020/04/24最終更新日:2021/12/24

こんにちは!Mtameの小木曽です。
前回の記事では、Webサイトの運用者はどのような心構えで、何を学ぶべきなのか、というお話ししました。
前回の記事:Webサイト運用における心構えと学ぶべきこと
- この記事で学べること
・Webサイトの目的がわかる。
・Webサイトの目的を決める基準がわかる。
事業戦略から見たWebサイトの目的
Webサイトと一言で言っても、コーポレートサイトやサービスサイト、ECサイトなど様々な形態があり、Webサイトに期待する効果も様々です。そのためWebサイトの目的は、「事業戦略の観点からそのWebサイトに何を期待するのか」から考えていく必要があります。
例えばECサイトのように直接的に売り上げに繋がるものもあれば、ブランドサイトのように間接的な効果を期待するものもあります。この2つのWebサイトを同一のものとして施策を考えるのは難しいので、まずは事業全体の戦略の中で、「どのような目的でWebサイトを運用するのか」を明確にしましょう。
企業がWebサイトを持つ理由
ここで、よくあるWebサイトの目的についていくつかご紹介します。
BtoBのWebサイトでは、以下のような目的でWebサイトを運用するケースが多く、若干の定義の違いはあれどどれかしらに当てはまるかと思います。
【Webサイトの目的】
・案件獲得
・売上獲得
・ブランディング
・採用
・IR
目的が変われば運用の方針ややるべき施策も大きく変わります。そのため、まずは自社のWebサイトの目的をしっかりと確認してください。
また、目的に対しての認識が社内で食い違っていると、せっかく行なった施策が無駄になってしまう可能性もあるので、注意が必要です。
たとえば運用担当者は会社の認知拡大やブランディング目的でWebサイトを運用していたが、経営層は案件の獲得を期待していた、なんてことになると、それまでの労力が無駄になる可能性があります。そして、そもそも目標から立て直し、、という事態になることも。事前に社内での認識は確実に合わせておきましょう!
顧客との接点と顧客行動について
せっかくなので、Webサイトの目的を決める際にヒントになる考え方をお伝えします。正直なところ、こちらは構築段階で明確になっているべき話なのですが、改めておさらいしておきたいと思います。
結論から申し上げると、Webサイトの目的を決める際にヒントとなるのが『ターゲットと自社との主要な接点はどこなのか』という視点です。
例えば、エンドクライアントへ直接販売を行なっていないメーカーであれば、Webサイトからの直接の売上(ECサイト等)は期待できません。では、Webサイトから情報を届けなくて良いのかというとそういう話でもなく、情報発信を通じてエンドクライアントのニーズを喚起し、代理店や販売店への流通を増やす、という手段があります。
また、Webサイトから寄せられた意見や、よく見られているページの解析などを行い、サービスの改善に活かしたり、自社のファンになるようなコンテンツの発信も可能です。
直接的なWebサイト上での行動でなくとも、顧客との接点を通して、顧客の行動を変えることは可能です。改めて、貴社が最終的なターゲットに対してどんな発信をすべきなのかを考え、自社サイトの目的を決めると良いでしょう。
このように、顧客起点でWebサイトの目的を明確にすることで、打ち手は大きく変わります。貴社のWebサイトの目的固まっていないかたは、まずはじめに固めるようにしましょう。
【より踏み込んだ内容は無料ウェビナー(オンラインセミナー・ワークショップ)をご利用ください】
Mtameでは既存のお客様向けに無料ウェビナーを開催しております!
「テキストだけではわかりにくい」「結局自社で何をやればいいのかわからない」という方はぜひこちらをご活用ください。
運用の基礎、目標設定、SEO、コンテンツの作成など、基本的な内容から解説しております。また当日質問のお時間があるイベントもございますので、お気軽にご参加ください!
学習ガイドはこちらから▼
Mtameアカデミー学習ガイドはこちら