ディスクリプション(description)とは?重要性やSEOに効果的な作り方、注意点までわかりやすく解説
最終更新日:2024/10/22ディスクリプション(description)とは、Webページの内容を簡潔にまとめたテキストを指します。このテキストは検索結果に表示され、ユーザーがページを訪れるかどうかの判断材料になります。優れたディスクリプションを作成することで、クリック率の向上やユーザーの満足度を高めるなど多くの効果をもたらします。ホームページを運営している企業であれば、取り組んでおきたい施策のひとつです。
本記事では、ディスクリプションの基礎知識から重要性、SEOに効果的な作り方までわかりやすく解説します。SEO対策に関心をお持ちの方や自社サイトの集客力向上を目指す方はぜひご覧ください。
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目次
ディスクリプションとは
ディスクリプションとは、検索結果ページのタイトル下に表示される要約文を指します。
メタディスクリプションとも呼ばれるHTML形式のメタタグであり、検索エンジンに対して、Webページの説明文や要旨を伝える役割を果たします。
以下の画像は、Googleで「BlueMonkey」とキーワード検索した際の表示例です。タイトル下にある赤枠で囲った部分が該当します。
この部分は「スニペット」と呼ばれ、ディスクリプションを設定しない場合、検索エンジンがWebサイトの概要を自動で生成する領域です。しかしこのスニペットは、必ずしもWebページの内容を正確に反映しているわけではありません。誤った情報や重要な情報が省略された文章が表示されてしまい、ユーザーに「このWebサイトは何について書いているのかわからない」と思われてしまう可能性があります。結果、クリック率の低下やアクセス数の減少にもつながる恐れがあるため、ディスクリプションはできるだけ設定しましょう。
ディスクリプションの重要性
ここではディスクリプションの設定が重要な3つの理由について説明します。
クリック率やアクセス数の増加
適切なディスクリプションの設定は、クリック率やアクセス数の向上につながります。なぜならば、ユーザーが検索結果画面からWebサイトをクリックする際に重視しているのが、検索順位、タイトル、ディスクリプションの3つだからです。その中でもタイトル同様、ディスクリプションは「そのページにどんな情報があるのか」をユーザーに伝える役割を担っています。タイトルだけでは伝えきれない情報をディスクリプションで魅力的に表現することで、多くのユーザーをWebページに誘導できます。
ユーザーへの適切な情報提供
ディスクリプションは、ユーザーがWebサイトの内容を理解するための手がかりとなります。
特にコンテンツのボリュームが多かったり、内容が複雑である場合、要点を押さえたディスクリプションはユーザーが素早く内容を理解するのに役立ちます。また簡潔かつ的確に説明することで、Webサイトへの信頼感を高めるだけでなく、ユーザーの体験向上につながり、間接的にSEOにプラスの影響を与えるメリットもあります。
Webページの魅力をアピールできる
ディスクリプションは、自社製品やサービスの魅力を端的にPRする場所でもあります。自社にしかない強みを強調することで、ユーザーの興味関心を引き、クリックされやすくなります。特に競合が多い分野においては、他社との差別化を図る手段のひとつとして機能します。ディスクリプションを工夫することで、Webサイトの持つ魅力を最大限に高められます。
効果的なディスクリプションの作り方
それではユーザーの心に刺さるディスクリプションを書くにはどのような工夫が必要なのでしょうか。ここでは効果的なディスクリプションを作成するうえで意識したい3つのポイントを解説します。
適切な文字数を守る
ディスクリプションは、検索エンジンによって表示される文字数が限られています。文章が長すぎると途中で切れてしまうため注意が必要です。パソコンとスマートフォンでは推奨される文字数は次のように異なります。
パソコンの場合
ディスクリプションが検索結果に表示される範囲は、おおむね120~160文字程度が推奨されています。
スマートフォンの場合
スマートフォンの検索結果では、表示されるディスクリプションの長さが短くなるケースが多いです。一般的には50~100文字程度が理想とされます。
ただしこれらの文字数は厳密なルールではなく、あくまでも目安です。検索エンジンのアルゴリズムや表示デバイスの画面サイズによって、実際の文字数は多少前後する可能性があります。また、ディスクリプションの文字数が多すぎる場合、途中で文章が切れてしまい、「...」と表示されることがあります。重要な情報はなるべく前半に配置するようにし、簡潔で魅力的な文章を心がけましょう。
記事の内容を簡潔にまとめる
効果的なディスクリプションを作成する最初のポイントは、記事の内容を簡潔にまとめることです。ディスクリプションは、長くても160文字程度しか表示されないことが多いため、要点をピンポイントで伝える必要があります。たとえば記事の核心となる情報や結論を一文で伝え、ユーザーに「このページには自分が探している情報がある」と思わせることが大切です。短くても、内容がしっかりと伝わるように意識しましょう。
キーワードの適切な配置
ディスクリプションには、記事のターゲットキーワードを自然な形で盛り込むことが重要です。キーワードを冒頭に配置することで、検索エンジンに対してページの関連性を示すことができます。ただし、キーワードの詰め込みすぎには注意が必要です。ユーザーにとって読みにくい文章は、クリック率の低下につながりかねません。キーワードは1~2回程度に留め、自然な文脈の中で使用するようにしましょう。
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ユーザーにとって魅力的な文章にする
ディスクリプションはユーザーの検索意図とニーズに応え、クリックしたくなるような魅力的な文章であることが求められます。ユーザーが得られるベネフィット(利益)や解決できる問題を明確に伝えるといいでしょう。「初心者でも簡単にできる料理レシピ」や「最短で学べる英会話テクニック」といったように、読むことで得られる具体的な価値やメリットを強調します。また「詳細を見る」「今すぐ購入」といったユーザーのアクションを促す言葉やフレーズを加えるのも効果的です。
ディスクリプションの設定方法
ディスクリプションの設定方法は「HTMLで記述」および「CMSを利用して設定する方法」の2種類があります。ここからはそれぞれの設定方法について説明します。なお後者のCMSの設定方法についてはWordPressおよび、クラウドサーカスが提供する国産CMS「BlueMonkey」を例に取り上げます。
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HTML
HTMLとはWebサイトを作成する際に使用する言語のことです。主にコンテンツの構造を作るために用いられます。このHTMLを使用して、各ページに個別のディスクリプションを設定することが可能です。設定手順は以下のとおりです。
1.メタディスクリプションのコードをコピーします。この「メタディスクリプションのテキストを入れる」というところに、ディスクリプションを記述します。
<meta name="description" content="メタディスクリプションのテキストを入れる">
2.次にHTMLファイルをメモ帳などのテキストエディタで開き、ファイル内にある<head>~</head>内に1のコードを貼り付けます。貼り付けると下記のような表示になり、ディスクリプションがWebページに設定されます。
<html>
<head>
<meta name="description" content="ここにメタディスクリプションのテキストを記述">
</head>
<body>
コンテンツ部分
</body>
</html>
WordPress
WordPressとは、世界中で広く利用されているオープンソース型のCMSです。使いやすさとカスタマイズ性を兼ね備え、多種多様なWebサイトを簡単に構築できます。WordPressでは、プラグイン(拡張機能)を利用して簡単にディスクリプションを設定できます。ここでは、代表的なSEO対策プラグイン「Yoast SEO」を利用してディスクリプションの設定方法をご紹介します。
1.WordPressのダッシュボードにログインし、メニューからプラグイン>新規追加をクリック。検索ボックスに「Yoast SEO」と入力し、プラグインをインストールします。
2.インストール後、投稿編集画面のページ下部に「Yoast SEO」の入力フィールドが表示されます。記事ごとにタイトルやディスクリプションの設定が可能です。
BlueMonkey
BlueMonkeyとは、日本の中小企業向けに開発されたCMSツールです。専門知識不要で、誰でも簡単にホームページの構築や更新を行える使いやすさが特徴です。BlueMonkeyでは、次のような方法でディスクリプションをはじめ、SEO対策に欠かせないタイトルやキーワードの個別設定が可能です。
1.BlueMonkeyにログイン後、左上にあるメニューからページ>サイト構成ページに入ります。
2.変更したいページ名の右側をクリックし、フローティングメニュー内にある歯車マークを押します。
3.「ページ設定を変更する」画面に遷移後、ページ下部にある個別設定の「個別ページ説明文」の入力フォームにディスクリプションを記述します。
BlueMonkeyはSEO対策を標準装備しており、HTMLタグによる構築やプラグインのインストール不要で企業サイトの運用に必須のSEO設定をすぐに実行できます。
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ディスクリプション作成時の注意点
クリック率の向上やSEO対策に効果を発揮するなどメリットの多いディスクリプションですが、もちろん注意点もあります。ここではディスクリプションの作成時に意識したい2つの注意点をご紹介します。
各ページで固有のディスクリプションを作成する
ディスクリプションは各ページごとに独自のテキストを設定しましょう。同一のディスクリプションを使用すると、検索エンジンに重複コンテンツであると判断されてしまい、ホームページの評価が下がる可能性があります。またWebページとの内容が一致していないことから、訪問ユーザーの離脱率や直帰率が高くなる恐れがあります。手間はかかりますが、ユーザーや検索エンジンにWebページの価値を感じてもらえるディスクリプションを個別に作成することが大切です。
キーワードの詰め込みを避ける
ディスクリプションにキーワードを含めることは重要ですが、詰め込みすぎは避けるべきです。キーワードを多用したディスクリプションは、ユーザーに読みづらい印象を与えるだけでなく、クリック率の低下にもつながります。不自然な文章は検索エンジンからスパムと判断されるリスクもあります。キーワードは適度に配置し、自然で読みやすい文章を心がけましょう。ユーザーにとって魅力的でありながら、SEOにも配慮したバランスが求められます。
SEO対策ならBlueMonkey
ディスクリプションを含めたSEO対策を強化したいなら、BlueMonkeyの導入が最適です。BlueMonkeyにはSEO関連機能として、ページ個別設定機能をはじめ、各ページのタイトルやメタタグ情報をCSVでインポート・エクスポートできるCSV一括置換や、sitemap.xmlの自動書き出しやカスタマイズ編集が行える機能などを搭載。SEO対策を効率的に行える便利な機能を備えています。
そのほかにも「ホームページから新規商談を獲得するためのCMS」として、コンバージョン率を最大化するWebサイト制作から公開後の成果創出に向けたWebマーケティングの伴走支援まで幅広いサポートを提供しています。下記ではBlueMonkeyの概要をまとめた資料を無料で公開しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
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まとめ
ディスクリプションは、Webサイトのクリック率やアクセス数を左右する重要な要素です。効果的なディスクリプションを作成するためには、適切な文字数を守り、内容を簡潔にまとめ、キーワードを適切に配置することが大切です。本記事を参考に、魅力的なディスクリプションを作成し、Webサイトのパフォーマンスを高めましょう。
「SEO対策を検討しているが、具体的な方法がわからない」「すでに実施しているが、なかなか成果がでない」という企業は多いかと思います。
SEO対策を行うには基礎知識やテクニックが必要です。特にGoogleのアルゴリズムは常に更新されており、検索順位もそれに伴って変動します。そのため、常に最新の情報を提供し、ユーザーにとって有益なページを作成することが重要です。
SEO対策は、自社で行うことも可能ですが、信頼できるパートナーに任せるのも一つの手段です。
クラウドサーカスは、これまで2,300社以上のマーケティング支援に携わったノウハウと自社での経験を活かして、ホームページ制作から運用サポート、リード獲得支援まで、ワンストップでサービスを提供しています。Webコンサルティングサービスも提供しており、SEO対策への専門的なアドバイスも可能です。
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この記事を書いた人
クラウドサーカス株式会社 マーケティンググループ
CMS BlueMonkeyメディア編集部
プロフィール
2006年よりWeb制作事業を展開し、これまで2,300社以上のデジタルマーケティング支援を行ってきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。38,000以上のユーザーを抱えるデジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」を提供し、そこから得たデータを元にマーケティング活動を行っている。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意領域で、目的から逆算した戦略的なCMS導入・Web制作や運用のサポートも実施。そこで得たノウハウや基礎情報を、BlueMonkeyのコラムとしても発信中。
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