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CMS

上場企業で使われているCMSのシェア上位のランキングをご紹介!【定番CMSの比較に】

最終更新日:2024/10/22
上場企業で使われているCMSのシェア上位のランキングをご紹介!【主要CMSの比較に】

Web制作の専門知識を持たない人でも簡単にWebサイトの更新ができるCMS(コンテンツマネジメントシステム)。WordPressなどのオープンソースから国産CMS、海外発の独自CMSまでさまざまな選択肢がありますが、他の企業や競合はどのCMSを使っているのでしょうか?

本コラムでは、上場企業3,737社(2021年7月末時点)が保有しているWebサイト1万4,100URLを対象に調査された最新の「CMSの導入数ランキング」をご紹介します。CMSの導入を検討している方は、ぜひ参考にご覧ください。

 

CMS比較資料

 

 

 

 

1.最新!上場企業CMS導入数ランキング(2021年8月)

株式会社DataSignが発表した「DataSign Report 上場企業 CMS調査 2021年8月版」より、上場企業のCMS導入数最新ランキングをご紹介します。

調査対象は、上場企業3,737社(2021年7月末時点)が保有しているWebサイト1万3,306URLで、クローリングによる各種CMSの検出結果がまとめられています。ツール検出数のランキングは次の通りです。

※日本取引所グループの上場銘柄一覧に含まれている企業が対象。Pro Market は対象外。

上場企業で使われているCMSランキング

<上場企業のCMS導入数ランキング上位20位>

調査日:2021年8月19日

検出されたCMSサービス:43

【1位】 WordPress (3,110件)

https://wordpress.com/

WordPressは無償でソースコードが公開される「オープンソース」ソフトのCMS。無料で使える手軽さと、プラグインによるカスタマイズの多様性で世界的なシェアを誇ります。

ただ、使用者の多さとオープンソースという特性からハッキングの対象になりやすくセキュリティの脆弱性が指摘されることも。
WordPressの使用で発生した「改ざん被害」についてはこちらの記事もご覧ください。
無料のCMSは危険?企業WebサイトのCMS導入で必要なセキュリティ対策を解説します

WordPress

【2位】 ShareWith (155件)

★国産CMS第1位★

http://www.share-with.info/jp/

ShareWith(シェアウィズ)は野村インベスター・リレーションズ株式会社が提供する定額制のクラウドCMS。IRに強い点が特長で、すべてのページの編集から更新までをひとつのプラットフォームで実現します。

ShareWith

【3位】 Movable Type (129件)

★国産CMS第2位★

https://www.sixapart.jp/movabletype/

Movable Typeはシックス・アパート株式会社が開発・提供するCMSプラットフォーム。最新バージョンである「Movable Type 7」はコンテンツを構造化して保存し、その出し入れを容易にします。

米国発祥のCMSですが、2011年2月には米国Six Apart社から日本のシックス・アパートが事業と商標を継承しているので国産CMSとしています。

Movable Type

【4位】 Drupal (104件)

https://www.drupal.org/

Drupalは拡張モジュールを追加することで機能を増やせるCMS。デフォルト言語は英語ですが44ヵ国語で利用することができ、多言語のWebサイトも制作可能です。

Drupal

【5位】 BlueMonkey (69件)

★国産CMS第3位★

https://bluemonkey.jp/


弊社がベンダーとして提供するBlueMonkeyが第5位となりました。

国産CMSであるBlueMonkeyはクラウドツールのため、セキュリティは運営元であるクラウドサーカス株式会社が一括管理しています。

直感的な操作でCMSに不慣れな人にもわかりやすい機能を備え、Webサイト担当者の負担を軽減させるCMSツールです。

さらに、多数のマーケティングSaasツールやマーケティングコンサルを提供するクラウドサーカスの強みを活かし、Web運用におけるアクセス解析や施策立案も含めたサポート体制で多くの企業様にご支持をいただいています。

BlueMonkeyの概要資料はこちらからダウンロードいただけます。

BlueMonkey

【6位】 HeartCore(59件)

https://www.heartcore.co.jp/

HeartCoreはハートコア株式会社が提供する国産CMSです。日常的な更新業務のためにはOffice感覚で使えるエディタを搭載。

ヘッドレス配信機能や高度なコンテンツ検索機能のほか、コンテンツ翻訳サイクル自動化システムで多言語サイトにも対応しています。

HeartCore

【7位】 TYPO3 (55件)

https://typo3.org/

TYPO3はフリーのオープンソースCMS。既存のテンプレートを選択して、ロゴ、色、フォントなどを変更することができます。また、エクステンションで柔軟性と拡張性を追加できる点がが特長です。

TYPO3

【8位】 DotNetNuke (49件)

https://www.dnnsoftware.com/

DotNetNuke(ドットネットヌーク)はカナダで開発されたオープンソースCMSです。

CMSの利用自体が無料であるうえフリー機能もあるので、比較的安価にWebサイト構築をすることが可能です。

DotNetNuke

【9位】 NOREN (46件)

https://noren.ashisuto.co.jp/

NORENは株式会社アシストが提供している国産CMSです。

使いやすいわかりやすい基本機能の充実が特長で、満足度の高いサポートとトレーニングを提供しています。

NOREN

【10位】 はてなブログMedia (42件)

http://www.hatena.ne.jp/contentmarketing/blogmedia

オウンドメディア専用CMSであるはてなブログMediaは、株式会社はてなが提供する国産CMSです。

戦略的な企画・編集力でコンテンツ作成面を支援する点や、最新のSEOにあわせて機能が自動的にアップデートされる点が特長です。

はてなブログMedia

11位から20位までは次の通りです。

順位 企業名 導入数 URL
11位 WordPress.com 40件 https://wordpress.com/
12位 Adobe Experience Manager 33件 https://www.adobe.com/jp/marketing/experience-manager.html
12位 SITE PUBLIS 33件 https://www.sitepublis.net/
14位 infoCMS 29件 https://www.infocms.jp/
15位 SITEMANAGE 28件 https://www.sitemanage.jp/
16位 a-blog cms 23件 https://www.a-blogcms.jp/
17位 concrete5 22件 https://concrete5-japan.org/
18位 Vibit CMS 21件 http://www.vibitcms.com/
19位 BiND 20件 https://bindup.jp/
19位 Site Miraiz 18件 https://www.sitemiraiz.jp/
20位 baserCMS 16件 https://basercms.net/

(参考)前回の調査結果

前回(調査日:2020年9月14日)の調査結果のうち、1位~10位は次の通りです。

順位 企業名 導入数 URL
1位 WordPress 3,003件 https://wordpress.org/
2位 ShareWith 123件 https://www.share-with.info/jp/
3位 Movable Type 111件 https://www.sixapart.jp/movabletype/
4位 Drupal 92件 https://www.drupal.org/
5位 BlueMonkey 51件 https://bluemonkey.jp/
6位 Adobe Experience Manager 48件 https://www.adobe.com/jp/marketing/experience-manager.html
7位 NOREN 46件 https://noren.ashisuto.co.jp/
8位 DotNetNuke 41件 https://www.dnnsoftware.com/
9位 TYPO3 37件 https://typo3.org/
10位 RCMS 34件 https://www.r-cms.jp/

2.そもそもCMSとは?

 

CMSとは「コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、Webサイトのコンテンツを管理・更新するシステムを指します。

CMSを導入していない環境の場合、サーバー上にアップした画像やテキストのデータをHTMLやCSSなどのプログラミング言語を駆使しつつWebサイトのデザインをしていくことになります。

一方でCMSを導入したサイトでは、アップしたコンテンツをCMSで一括で管理、CMSの管理画面上でWebサイトの編集や更新ができるようになります。

見たまま編集
CMS管理画面の一例
BlueMonkeyの管理画面では公開後と同じ見た目でWebサイトのコンテンツの編集が可能です)



CMSの基本的な知識は下記の資料で解説しています。ぜひご覧ください▼

「そもそもCMSとは?」という方はこちら!

Webサイトが誰でもカンタンに更新できる!
「CMS」をわかりやすく解説!

SEOなど、Webマーケティングにおいて不可欠なCMS。
CMSを導入することで専門スキルが無くてもWebサイトの更新を行うことが可能になります。
この資料ではCMSの基礎知識をわかりやすく解説しています。



3.CMS導入のメリット

 

CMSを使えばHTMLやタグなどの複雑な専門知識がなくてもWebサイトのコンテンツを作成・更新することができるので、多くの個人・法人に活用されています。
特に近年はWebマーケティング業務を自社で行う企業が増えていることもあり、Webの専門知識を持たない人でもWebサイトを更新・管理するためにCMSを導入するケースが増えているようです。

CMS導入のメリット

CMSツールのおもな導入メリットは、更新が簡単に行える点、管理・運用が容易である点、顧客からの問合せや資料請求などの管理が行える点です。

一般的にホームページといえば、HTMLタグで更新しなくてはならなかったり、サーバを扱う以上セキュリティ面を気にしなければならなかったり、お問い合わせ件数などの効果測定を行う必要性があったりと、初めて運用する人には少々骨が折れる業務が多いものです。しかし、CMSはそのようなWeb担当者の負荷を大きく軽減してくれるツールです。



CMSを導入すれば、専門のホームページ制作業者にサイトの更新を依頼してその都度費用を支払うのではなく、自社でWebサイトの更新が可能となるのでコストの削減やスピーディーな運用を実現できます。





4.CMSの種類(オープンソースと独自開発)

既に触れましたが、WordPressなどソースコードが公開されていて無料で使用できるCMSを「オープンソース」CMSと呼びます。
一方で、企業が営利目的で開発し提供しているCMSは「独自開発」系CMSと呼ばれます。

CMSの分類表

「独自開発」系のCMSはランニングコストは発生しますが、国内企業が開発しているものであれば日本語対応の操作画面や、有人サポートといったメリットがあります。
さらに独自開発系のCMSはサーバーの管理の仕方によって「クラウド型」「オンプレミス型」の2種類に分かれます。

クラウド型はツールの運営事業者がCMSサーバーを管理し、導入会社はインターネットを介してコンテンツにアクセスします。一方、オンプレミス型は導入会社の社内にCMSサーバーを用意し、自社内でサーバーを管理する仕組みです。

クラウド型のCMSはサーバーを自社で持つ必要が無いため、インターネット環境さえあればWebサイトが構築できるという手軽さが魅力です。



5.「CMS」=「WordPress」?

 

冒頭の調査の通り、上場企業においてもオープンソースソフトであるWordPressが引き続き大きなシェアを持つことがわかります。

知名度においてもWordPressが圧倒的ですので、CMSとはWordPressのことだと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

また、CMSというカテゴリを知らずにWebの更新のためのツールとしてWordPressを愛用されている方もいるでしょう。

オープンソースソフトであるWordPressは手軽である一方で、バージョンアップなどの保守管理や、セキュリティ対策を自社で行う必要があり、担当者にはWebに関するある程度の知識が求められます。
また、既に述べた通りWordPressのセキュリティ脆弱性が指摘されているのも事実。
Webでのセキュリティ意識が高まる時流を受け、日本の大手企業では特に国産CMSを選ぶことも増えているようです。


今回のランキングでは、国産CMSに限ると、前回(2020年9月)に引き続き、1位:ShareWith、2位:Movable Type、3位:BlueMonkeyという結果となりました。

国内ベンダーが提供するCMSツールはオープンソースソフトの人気に対し、日本企業の実情を考慮した機能や手厚いサポート体制を備え、また、セキュリティ対策などの安全面を強化することで差別化を図っていることがわかります。

Webリニューアルのタイミングなど、CMSツールの比較をされる際はぜひWordPress以外の国産ツールも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。



6.CMS比較のポイント

 
では、「自社に適したCMS」という観点で選ぶ場合、どのようにツールを比較すればよいのでしょうか?
ここでは企業WebサイトでのCMS導入を想定し、ツール選定時にみるべきポイントをご紹介します。

 

機能

「ブログ(オウンドメディア)をはじめたい」「ECサイトを構築したい」「SEO対策を強化したい」などWebサイトリニューアルの目的は様々です。
「CMSの導入によってどんなことを実現したいか」によって求められる機能は決まりますので、そこを明確にすればある程度はツールを絞ることができるでしょう。

CMSの機能については下記のページに詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。
CMSとは?主な機能を一覧でまとめて解説!~要件定義や導入比較の参考に~

セキュリティ対策

各種CMSツールは、「未然のセキュリティ対策」と「万一攻撃されたときの検知対策」を多層的に組み合わせることで、より安全性を高めています。
CMSツールのセキュリティをより詳細に見ていく場合はその二つの観点から見ていくとよいでしょう。

それぞれ以下のような項目が含まれます。

・未然に防ぐためのセキュリティ
D-Dos対策
IPS(不正侵入防御システム)
FW(ファイヤーウォール)
WAF(ウェブアプリケーションファイヤーウォール)

・攻撃されたときの検知対策
パッチマネジメント
24時間監視体制
改ざん検知システム


サポート体制

前述した通り、CMSには「オープンソース系」「独自開発系」の2種類があり、オープンソース系のツールには基本的に公式なサポートはありません。

オープンソース系のツールはその普及率の高さから、よくあるトラブルに対応するための情報をインターネット上で見つけることはできます。しかし、自身で対応しきれない場合は、Webサイトの制作にあたった制作会社にサポートを頼むのが一般的です。

一方、独自開発系のCMSは、CMSの開発会社が公式なサポートを提供しています。ただし、海外製のツールか、日本で開発されたツール(国産ツール)かでユーザーが感じるサポートの手厚さが異なる場合があります。

日本語での詳細なマニュアルの提供有人の問い合わせ環境があるかどうかは、ぜひ確認しておきたいポイントです。

事業の継続性

CMSツールを選定する際には、提供企業(ベンダー)の事業の継続性もチェックすべきポイントです。

Webサイトは一般的に、一度作ったら数年間は運用することになります。

クラウド型のCMSを利用する場合、ふだんはWebサーバーのメンテナンスが不要であるぶん、万一そのCMS事業者が廃業になった場合にはサーバー引っ越しなどの対応に追われます。 

また、ツールの提供企業の開発資金が潤沢でないと、機能追加やセキュリティ対策のバージョンアップ頻度が落ちてしまうケースもあります。

そのため、ツールベンダーの資本金や企業規模、ビジネスモデルなどを事前に確認しておくことが重要です。




7.まとめ

「Webサイトは作ってからが本番」と言われるように、Web制作にかかるコストは、制作時にかかる料金だけでなく、将来的な運用保守管理のコストも含めた見通しを以て考える必要があります。

さまざまな特長を持つCMSを比較・検討し、自社のニーズにあい、安心して使えるCMSツールを選びましょう。



上場企業での使用CMSランキングで第5位!国産CMSでは第3位!
クラウドサーカスが提供するBlueMonkeyの概要資料はこちらから!



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SEO対策チェックリスト

この記事を書いた人

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クラウドサーカス株式会社 マーケティンググループ

CMS BlueMonkeyメディア編集部

プロフィール

2006年よりWeb制作事業を展開し、これまで2,300社以上のデジタルマーケティング支援を行ってきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。38,000以上のユーザーを抱えるデジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」を提供し、そこから得たデータを元にマーケティング活動を行っている。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意領域で、目的から逆算した戦略的なCMS導入・Web制作や運用のサポートも実施。そこで得たノウハウや基礎情報を、BlueMonkeyのコラムとしても発信中。

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