項目ごとの改善ポイント
記事公開日:2020/04/24最終更新日:2021/12/24
こんにちは!Mtameの洪です。
前回はサイト改善における因数分解について解説しました。
今回は具体的にどういったポイントを改善すればいいのかを解説します。
改善ポイントはサイトによって様々なので、ここでは一般的な改善ポイントにフォーカスして解説します。
サイトの改善箇所は、次の2つの箇所がよく取り上げられます。
・アクセスが集中しているページ
・CVに近いページ
それでは詳しく見ていきましょう。
- この記事で学べること
・CROにおいて、最初に取り組むべき箇所がわかる
・CROを始める際にまずすべきことがわかる
アクセスが集中しているページ
アクセスが集まっているページの改善を行うと、他のページの改善よりもお問い合わせ数へのインパクトが大きいのは、容易に想像できると思います。
アクセスが集中するページの中でも特に重要なのがランディングページです。ランディングページとは、ユーザーが初めて自社サイトの中で閲覧しているページのことです。まずはここでのアクセスの離脱を防がないことには、中ページの閲覧や、自社サイト内のコンテンツの閲覧はありません。
Webサイトへの入り口になるページは、もっともアクセスが集まるページにもなるので、特に優先的に改善をする必要があります。
CVに近いページ
CVに近いページは、たとえば、最終的なお問い合わせに一番近いページであるお問い合わせフォームなどがあります。お問い合わせフォームの改善は、とても効果がある施策なので、多くの企業が取り組んでいます。
ここの離脱率を改善した場合、例えばもともと50%の人が離脱していたところを30%の離脱率に抑えることができた場合、70%の人がお問い合わせフォームの入力を完了することができます。そうすると、今まで月に5人お問い合わせがあったとすれば、月に7人までに増やすことができます。
お問い合わせフォーム以外のページの離脱率を50%から30%などに改善したところで、お問い合わせするまでに他にもまだいくつものステップがあり、それらのページでユーザーが離脱する可能性が大いにあります。
そのため、中間ページの改善をしても、お問い合わせフォームの改善ほど最終的なお問い合わせ数に大きく影響することはないのです。
CVに近いページの改善は、お問い合わせ数にダイレクトに影響するので、サイト改善に取り組み始めたばかりの場合は、優先的に改善をしましょう。
また、お問い合わせフォームに到達する人を増やすためには、その手前のページからの遷移率を上げていくと、インパクトが大きい施策になるでしょう。
その場合、ユーザーがお問い合わせフォームにしっかりと到達するために動線を整備したりなど、お問い合わせフォームまであとちょっとでたどり着けるのにその手前で離脱するような人を減らしていくことが重要になります。
サイト改善でまずすべきこと
続いて、よくある改善ポイントについてご紹介します。
・ファーストビューの改善
メインビジュアルのところで書かれている訴求ポイントや、切り口を変えて、いかにユーザーが一番最初の入り口で離脱しないようにする必要があります。
・フォームへの動線の改善
フォームにより多く送客するために、ボタンの文言を変えてみたり、導線を整備する必要があります。
・フォームの入力項目が過不足ないか
フォームは一般的には入力する項目数が少ないほどに完了率が高いと言われています。
しかし、お問い合わせ内容に必要な情報の入力項目がないと、お問い合わせをしても意味がないとユーザーに判断されて完了率が低くなることもあります。
フォームの改善は一般的にはEFOと呼ばれています。
EFOに関しては次回以降また詳しくお話ししていきます。
前の記事:要素を因数分解してみよう
次の記事:EFOについて
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