ホームページ制作のスケジュール感を解説!発注から納期までの期間ってどのぐらい?
最終更新日:2024/05/27
ホームページ制作にかかる期間や、納品までのスケジュールは、制作担当者が最初に確認すべきポイントのひとつです。予定した公開日に間に合うのか、いまから作業をはじめていつリリースできるのか、納期はWebマーケティングの進め方にも影響します。ホームページ制作を検討する際、およその制作期間を知りたいという方も多いでしょう。
そこで今回は、ホームページ制作の流れや一般的な制作期間、スムーズに進行するコツなどをまとめてご紹介します。
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ホームページ制作の流れ
ホームページ制作は、大きく2つのフェーズに分けられます。まずは制作会社の選定〜契約までを行う「選定・契約フェーズ」。それから、実際に制作作業を進める「制作フェーズ」です。
全体の工程は以下のとおりです。
選定・契約フェーズ
「①お問い合わせ」では、最初の接触として、依頼者からWeb制作会社へ見積依頼をします。ただし、ひと言でWeb制作会社といっても、デザインに力を入れている会社やサポートが充実している企業など、さまざまな特徴があります。この段階では1社に絞らず、気になる会社を複数選んで、見積依頼していきましょう。
次に「②ヒアリング」で、依頼者側からWeb制作の目的・ターゲットなどを制作会社に伝え、それを受けて「③企画提案・見積」で、制作会社からサイト構成、コンテンツ設計などの提案と見積提示をしてもらいます。
そして最後に、提案・見積を比較検討し、自社サイトの目的に適した制作会社を選定します。「④お申込」で契約を交わして、いよいよ制作がスタートです。
制作フェーズ
まず「⑤サイト設計」では、全体像をつかむためにサイトマップを作成。コンテンツを作る目的は何か、CV(コンバージョン)はどうするかなども確認しながら決めていきます。
サイトの設計図ができたら、「⑥TOP・下層ページデザインの作成・レビュー」で依頼者の意向を確認しながらデザインを決定し、「⑦TOP・下層ページコーディング」でWeb化していきます。
「⑧お客様レビュー」で、依頼者への最終確認をします。このとき、PC・スマートフォンでの表示・操作もチェック。「⑨公開準備」でフォームからのテスト送信などを行い、すべて問題がなければ「⑩納品・公開」となります。
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一般的なホームページ制作の期間の目安
では、ホームページ制作にはどのくらいの期間がかかるのでしょうか。
当社への依頼が多い「20〜30ページのコーポレートサイトのリニューアル」を一般的なWeb制作として想定すると、作業期間は2〜3か月程度になります。
制作をはじめる前の「選定・契約フェーズ」にかかる期間は3〜4週間程度。つまり、最初に問い合わせをしてから、4か月後くらいが全体的な納期の目安といえるでしょう。
ホームページ制作の納期は規模によって変わる
Webサイトとひと言でいっても、その内容はさまざまです。デザインを凝ったり、コンテンツを多めにしたり、こだわるポイントによって制作期間も変動します。
また、テンプレートを活用するのか、1から制作するのかでも納期は大きく変わるでしょう。
ここからは、Webサイトの規模ごとに分けて具体的な納期についてご紹介します。
LP(1ページ程度)
■制作期間:1か月半
LP(ランディングページ)とは、広義では「ユーザーが最初に着地(Landing)するページ」のこと。マーケティングの世界では、商品購入やお問い合わせなど、CV(成果)へ導くためのページを指します。制作期間は、お問い合わせなどのフォーム作成を含めて1か月半程度を目安にしましょう。
小規模サイト(2~20ページ程度)
■制作期間:2~3か月半程度
小規模サイトは、簡単な内容ならさほど時間がかかりません。しかし、新商品などを訴求する「キャンペーンサイト」は、ページ数が少なくても、「SNS投稿キャンペーン」などの企画を打ち出すため、ある程度の制作期間が必要です。応募方法、賞品などを決めるので、打ち合わせや確認事項が増えることを想定しておきましょう。
10〜20ページ程度のサイト例として「採用サイト」があります。採用サイトは、代表や社員のインタビュー、写真、社内風景、動画など準備する素材が多いので、作る際は撮影、取材、加工などのスケジュールも考慮しましょう。
中規模サイト(30~100ページ程度)
■制作期間:6~8か月程度
中規模サイトの例としては、中小企業のコーポレートサイトやコンテンツが充実している採用サイトなどがあげられます。ページ数が増えるほど、デザインやコーディングなどの作る工程やテスト作業に時間がかかります。打ち合わせ回数も増えてくるので、余裕を持ったスケジュールが理想的です。
また規模が大きくなるほど、ユーザーも多様化し、各種ブラウザ・OSやデバイスに適応したデザイン設計が求められます。それに対応するため、デザイン・コーディングにもある程度の時間を要するでしょう。
大規模サイト(100ページ以上)
■制作期間:8~12か月程度
大企業のコーポレートサイトといった100ページ以上のサイトは、製品・サービス情報やお問い合わせフォーム、お知らせなどコンテンツも多岐にわたります。
制作に多くの時間を要するので、時間がない場合は、できたページから公開する段階的な納品方法がおすすめです。
たとえば、多言語対応にするときは、先にできた日本語ページから公開し、順を追って多言語に取り組むなど、手順を工夫するとスムーズにリリースできるでしょう。
ホームページ制作をスムーズに進めるコツ
ホームページ制作は、効率的に納期まで進めなければなりません。段取りよく進行しなければ、余計なコスト、ムダな作業時間が発生してしまいます。次の2つの項目を確認して、スムーズな制作を目指しましょう。
目的を設定する
スムーズに進行するには、「目的」を明確にすることが大切です。サイト制作がスタートすると、制作会社からは次々と確認事項が飛んできます。その都度、迷ったり、悩んでいては作業が進みません。タイムロスが生じないよう、目的を確認しておくことが重要です。
新商品の販促、新卒採用の推進など、サイトの目的は多岐にわたります。伝えたいメッセージをひとつに絞って、テーマがぶれないように注意しましょう。
目的を確認できたら、数値目標を設定するとよりベストです。「〇か月で〇件の問い合わせ数を目指す」などゴールを可視化しておくと、制作会社とも方向性を共有しやすくなります。
ターゲットを決める
そして、もうひとつ大切なのが「ターゲット」を設定すること。どんなユーザーに来訪してもらいたいのか、サイトのターゲット像を定めておけば、デザインやキャッチコピー、コンテンツ内容などが決めやすくなります。
その際は、具体的なターゲット像を作る「ペルソナ」を設定するのがおすすめです。詳しく決めるほど、サイトの方向性も明確になります。年齢や出身などの基本情報から、価値観、人間関係、趣味など細かな設定まで社内で話し合っておきましょう。
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Webサイトを制作するだけではなく、戦略・施策立案、Web制作、SEO、MAを活用したリードナーチャリング、コンテンツマーケティングなど、Webマーケティングの川上から川下まで、一気通貫で支援が可能です。あくまでゴールを「受注」に置くことで、目的を強く意識した施策の提案や、実行支援をおこないます。単発の施策だけを行うのではなく、最終的な成果までを追うのが弊社クラウドサーカスのホームページ制作の特徴です。
まとめ
本記事ではWeb制作のスケジュール感を解説しました。
Web制作を依頼するとき、あらかじめ事前準備をしておくことが大切ですが、その中でも納期のイメージを持っておくことは特に大切です。
上記で解説した通り、Web制作の所要期間はサイト規模によって異なります。
自社のWebサイトを企画する際にこの記事の内容が参考になれば幸いです。
この記事を書いた人
クラウドサーカス株式会社 マーケティンググループ
CMS BlueMonkeyメディア編集部
プロフィール
2006年よりWeb制作事業を展開し、これまで2,300社以上のデジタルマーケティング支援を行ってきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。38,000以上のユーザーを抱えるデジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」を提供し、そこから得たデータを元にマーケティング活動を行っている。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意領域で、目的から逆算した戦略的なCMS導入・Web制作や運用のサポートも実施。そこで得たノウハウや基礎情報を、BlueMonkeyのコラムとしても発信中。
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