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中小企業にWebマーケティングは不要?取り組むべき理由とおすすめ施策

Webマーケティングの要素を示すカバーイメージ

Webマーケティングの必要性を認識しているものの、さまざまな課題にぶつかり、導入を断念した中小企業も少なくないでしょう。なかには、経営陣の理解を得られず検討すらできないところもあるかもしれません。

 

ただ、リソースや予算が限られる中小企業でも実施できるWebマーケティングの施策は、いくつかあります。「できることから始められる」のも、Webマーケティングの魅力です。ここでは、中小企業こそWebマーケティングが必要な理由や、おすすめのWebマーケティング施策について解説します。

 

 

 

中小企業こそWebマーケティングが必要な理由

Webマーケティングは、少人数・省コストでも始められます。「うちには関係ない」と考えている中小企業の経営陣の方もいらっしゃいますが、持続可能な経営基盤の構築にWebマーケティングの取り組みが寄与することもあるのです。

 

ここで、中小企業にとってWebマーケティングが重要な理由について解説します。

 

 

自社の認知度がアップする

中小企業がWebマーケティングに取り組むメリットの一つが「認知度の拡大」です。Webサイトにくわえ、SNSやWeb広告などで自社の商品やサービスをアピールすれば、より多くのユーザーに認知されます。

 

例えば、自社アカウントのSNSでユーザーが求めるコンテンツを配信したり、リスティング広告などのWeb広告を出稿したりすれば、これまでリーチできなかったユーザーにも認知してもらえ、新規顧客を獲得できるチャンスが広がります。

 

 

少額でも取り組めて予算を調整しやすい

「少ない予算で気軽に始められる」ことも、Webマーケティングの特徴です。SNSマーケティングやメールマーケティングなどの施策は無料でも始められますし、Web広告も数万円から出稿できるものもあります。

 

「最初は無料の施策から始めて、効果が出てきたら有料の施策に取り組む」といった、予算にあわせて展開できることもWebマーケティングの魅力です。

 

 

顧客との関係性を深められる

例えば、SNSやメールマガジンを定期的に配信することで、自社に対する興味や関心を持たせたり顧客満足度の向上やリピーターの獲得につなげたりすることも可能です。相手の顔が見えないツールでも、使い方によってはユーザーとの信頼関係を深められるコミュニケーションツールとして活用できます。

 

 

詳細な効果分析ができる

展示会やチラシ配布といった従来のマーケティング施策と比べて、Webマーケティングは「費用対効果を分析しやすい」こともメリットです。自社サイトのアクセス数や流入元、メールマガジンの開封率といったデータも簡単に把握できますし、よく見られているページやどんなキーワード検索で流入しているかといった情報も確認できます。

 

こうしたデータは、より効果の高いマーケティング戦略を検討する際の材料として、十二分に活用できます。

 

 

すぐに成果につながる施策もある

一般的にWebマーケティングは、短期的には成果が期待できない施策が多いといわれます。ただ、施策によってはすぐに成果が表れるものもあるのです。

 

商材やサービス内容にもよりますが、リスティング広告などのWeb広告やLP(ランディングページ)は、比較的に効果が早く表れ、公開翌日には問い合わせや商品の購入につながるケースもあります。

 

 

中小企業におけるWebマーケティングの課題

こうしたメリットを把握しながら、Webマーケティングに取り組めない中小企業も少なくありません。Webマーケティングをめぐる、中小企業ならではの課題を整理します。

 

 

予算やリソースがない

Webマーケティングに取り組む際には、専門の人材を雇用したり広告出稿に費用を投じたりと、予算の確保が必要です。新たな人員を確保できない場合は、社内の人材だけで取り組むことも可能です。ただ、通常の業務に追われてWebマーケティングに時間をかけられないと悩む中小企業も少なくありません。

 

Webマーケティングに取り組む際には、企業全体でその必要性を理解し、専任の人材を就かせることもポイントです。外部のマーケティング会社に委託するのも一手でしょう。新たな人材を雇用するより、予算を抑えられます。

 

 

そもそもITを活用する場面が少ない

足を使った営業活動など従来の手法で経営が成り立つため、「ITを活用する場面が少ない」という中小企業も多いでしょう。

 

ただし、コロナ禍以降はWebでビジネスパートナーを探す企業が増えました。名刺代わりのWebサイトを持っている中小企業であれば、それを活用しないのは「もったない」ことです。

 

 

Webマーケティングに対する理解不足

経営陣にWebマーケティングの知識や理解が乏しく、導入できない企業も少なくありません。なかには「マーケティング=宣伝活動」といった部分的な知識しかなく、「うちには関係ない」と導入を拒否する経営者もいらっしゃるようです。

 

Webマーケティングは、単なる宣伝活動ではありません。競合他社との差別化を図り自社の優位性を認識したり、新しい製品やサービスを開発するうえで必要な情報を得たりと、経営基盤の強化にもつながります。

 

 

中小企業におすすめのWebマーケティング施策7選

Webマーケティングにかける予算や人員が限られる場合でも、できる施策はいくつかあります。省コストで効果的かつ効率的なWebマーケティングの施策例を、いくつかお伝えしましょう。

 

 

Webサイト(ホームページ)の更新

「ITを活用する場面が少ない」「Webマーケティングに対する理解が足りない」という中小企業でも、Webサイトを運営しているところは多いのではないでしょうか。名刺代わりに作成したWebサイトでも、上手に活用すれば新たなビジネスチャンスを得ることが可能です。

 

たとえば、自社の強みや専門性などをアピールするコンテンツを作成したり、サービス内容をわかりやすくまとめたりといったコンテンツの見直しも、Webマーケティングの重要な施策です。

 

BtoB取引が多い中小企業の場合、取引先は「この企業に依頼しても大丈夫か」という視点でWebサイトをチェックします。見栄えの良さにこだわるだけでなく、マーケティングの観点からも集客力のあるサイト作りを意識することが大切です。

 

 

SEO対策

SEO(検索エンジン最適化)対策も、Webマーケティングの基本的な施策の一つです。

 

SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンで自社のWebサイトが上位に表示されるようにすること。検索結果で自社のサイトが見つかりやすくなるため、集客力が高まります。

 

SEO対策は、基本的な知識があれば内製化できますし、コストもかかりません。ただ、成果を得るのに時間を要すため、長期的に続けることが大切です。

 

 

オウンドメディアの運営

自社サイトに企業ブログなどを新設し、SEOを意識したコラムや記事などを掲載する施策です。サービス内容や技術・ノウハウなどを踏まえた記事を社員に作成させれば、予算をかけずに始められますし、多くの人に自社の魅力をアピールできます。

 

オウンドメディアも、SEO対策の一環ですから、成果を得るのに時間を要します。このため、持続的に取り組める体制を作ることが大事です。

 

 

SNSマーケティング

X(旧・Twitter)やFacebook、Instagram、YouTubeなどを活用して、製品やサービスを宣伝する手法です。企業アカウントを取得すれば、無料でも始められます。

 

SNSは拡散性が高いため、Webサイトでは獲得できなかった新たな顧客にアプローチするチャンスもあります。また、ユーザーとのコミュニケーションも取りやすく、定期的に投稿することで自社の製品やサービスに対する理解度が高まるなど、自社のファンを増やすツールとしても活用できます。

 

なお、SNSといってもツールによってターゲットが異なりますし、表現方法もさまざまです。自社のターゲットや魅力を伝えやすいメディアを選ぶことも、成功するためのポイントといえます。

 

 

Web広告の運用

予算に余裕がある中小企業なら、Web広告の運用も検討したいところです。自社の特徴をまとめた広告でブランド力を高めたり、特定の商品を売り込んで購買へつなげたりと、活用方法はさまざま。効果がすぐに期待できる点も、Web広告の魅力です。

 

低コストで始めるなら、リスティング広告がおすすめ。リスティング広告とは、検索キーワードに関連した広告を検索結果の上位などに表示する広告のことです。そのキーワードに興味を持つ人など関心度の高いユーザーにアプローチできますから、効果も期待できます。また、SNS広告だと年齢や性別など細かいターゲティングが可能ですから、効率的なマーケティング活動に寄与するでしょう。

 

ほかにもWeb広告にはさまざまな種類があるため、自社に適切な広告媒体を選ぶことがポイントです。

 

 

LPの作成

特定の商品・サービスのキャンペーンを実施するなら、LP(ランディングページ)の作成も効果的です。LPとは、商品購入や問い合わせ・資料請求を目的に、ユーザーのアクションを促すためにつくられた縦長のWebページです。

 

1ページのみの制作ですから予算は低額。Webサイトをリニューアルする予算がないという場合にも適した施策です。

 

 

メールマーケティング

メールマガジンやニュースレターといったメールを定期的に配信することで、購買意欲の向上やリピーターの創出などにつなげます。具体的には、商品・サービスの宣伝や顧客に有益な情報を提供するケースが多いです。

 

BtoB取引の場合、顧客の購買段階に合わせて適切な内容のメールを送り、次の段階へと導けることもメールマーケティングの特徴です。また、アンケートを送り顧客の意見や要望を収集して、サービスの改善や満足度向上につなげるといった活用法もあります。

 

 

中小企業にありがちなWebマーケティングの課題をクリアするには?

少人数・省コストで始められるとはいえ、Webマーケティングの取り組みに躊躇している中小企業も多いでしょう。ここでは、中小企業がWebマーケティングの取り組みを始めるにあたって、阻害要因になりやすい課題とクリアするためのポイントをまとめました。

 

 

経営陣にWebマーケティングの重要性を理解させる

経営陣にWebマーケティングに対する理解が足りない場合、ファクトとデータに基づいた資料で訴求することから始めてみましょう。

 

例えば、「新規取引先の情報収集にWebサイトで確認する企業が多い」といったデータを示し、Webマーケティングの重要性を訴求するのも一手です。客観的なデータやユーザーの声など、根拠に基づいた説明をすることで、経営者層の理解度が高まるかもしれません。

 

 

施策にかかる予算を把握する

経営陣に提示する資料には、各施策の予算も記載するとよいでしょう。上述した施策の具体的な費用や他社の事例などを参考に、予算に見合った施策をピックアップします。社内で資料作成が難しいときは、Webマーケティングの専門会社に相談するのも一手です。

 

 

リソースの確保

Webマーケティングを本格的に取り組むには、専任の人材を就かせることもポイントです。専門知識を持つ人材が社内にいない場合は、外部のマーケティング専門会社に依頼し、その担当者と一緒に進めながらノウハウを蓄積していきます。

 

社内の人材を充てる際には、顧客のニーズを理解している営業担当者が適しています。また、自社の経営状況を正確に把握している経営陣なども適任です。最初は最小限の人員で始めて、効果が現れたら人員を増強するといった進め方がおすすめです。

 

なお、Webマーケティングに取り組むには、最低限の知識を身につけることも大事です。専門書を読んだり外部セミナーに参加したりと、ノウハウを確実に蓄積できる体制を作りましょう。

 

 

システム導入も検討する

人的リソースが足りない場合は、データ収集や分析などの作業を自動化するシステムの導入も検討したいところです。新たな人材を雇用するより、コストを抑えられることがあります。

 

一例として、マーケティングオートメーション(MA)ツールを導入すれば、サイト訪問者のアクセスログを自動解析したり、ターゲット別にメールを自動配信したり、商談履歴を管理したりと、少人数でも回せるようになります。

 

 

まとめ

Webマーケティングに必要な施策は、企業によって異なります。そのため、やみくもに施策を行うのではなく、自社に必要な施策を選定することも大切です。予算やリソースが限られる中小企業では、まず自社でやるべき施策を検討することから始めてはいかがでしょうか。

 

必要な施策がわからないときは、専門機関に相談するのも一手です。クラウドサーカスでは、Webマーケティングの側面から、中小企業の皆さまをさまざまな側面からサポートしています。自社のリソースだけで対応できないときは、中小企業のWebマーケティングで豊富な実績があるクラウドサーカスに、ぜひご相談ください。

この記事を書いた人

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クラウドサーカス株式会社 マーケティンググループ

CMS BlueMonkeyメディア編集部

プロフィール

2006年よりWeb制作事業を展開し、これまで2,300社以上のデジタルマーケティング支援を行ってきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。38,000以上のユーザーを抱えるデジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」を提供し、そこから得たデータを元にマーケティング活動を行っている。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意領域で、目的から逆算した戦略的なCMS導入・Web制作や運用のサポートも実施。そこで得たノウハウや基礎情報を、BlueMonkeyのコラムとしても発信中。

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