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デジタルマーケティングとは?Webマーケティングとの違いや活用するメリットを解説

最終更新日:2024/07/09
デジタルマーケティングの要素を示すカバーイメージ

Webマーケティングに代わり、近年は「デジタルマーケティング」という言葉が使われることが増えています。いずれの概念も似ているため、「デジタルマーケティングとWebマーケティングは同じ」と混同されている人も多いようですが、厳密には異なるものです。

 

では、デジタルマーケティングとWebマーケティングは、何が違うのでしょうか。導入するメリットや、デジタルマーケティングならではの手法を含め、両者の特徴を解説します。

 

 

 

デジタルマーケティングとは?Webマーケティングとの違い

デジタルマーケティングとは、「デジタル技術を使って得られるデータを活用したマーケティング手法」のことです。ここでいうデジタル技術とは、Webサイトはもちろん、FacebookやX(旧・Twitter)といったSNSも含みますし、スマホアプリなどのアプリケーション、さらにはAI・IoTといった技術も含みます。

 

おおまかにいえば、Webマーケティングは「Webサイトを活用したマーケティング活動」に対して、デジタルマーケティングは「オンライン上にある、さまざまなデジタルコンテンツを活用したマーケティング活動」であることが、両者の違いといえます。

 

デジタルマーケティングとWebマーケティングの違い

 

従来のWebマーケティングは、SEOやネット広告などWebサイト上のツールや技術を活用して、マーケティング活動を進めていました。しかし、タブレットやスマートフォンなどデバイスの多様化にともない、デジタルコンテンツが急速に普及。消費者のニーズや行動も大きく変容し、Webマーケティングだけではカバーできない領域もみられるようになりました。

 

こうした技術革新や社会環境の変化から、Webマーケティングを含めたデジタル技術全般を対象とする「デジタルマーケティング」に取り組む企業が増えてきたのです。

 

近年はMAツールの普及や、IoT・AIといった技術も日進月歩で進化しています。マーケティングに最新技術を活用する企業が増えたことも、デジタルマーケティングが重視されるようになった一因といえるでしょう。

 

 

Webマーケティングと具体的に違う点

デジタルマーケティングは、Webマーケティングを包括した広い概念であることがおわかりいただけたと思います。

 

デジタルマーケティングに取り組む際には、従来のWebマーケティングとは目的やターゲットが異なり、営業手法も変わります。ここで、Webマーケティングとデジタルマーケティングの具体的な違いについてみていきましょう。

 

 

マーケティング活動の目的

Webマーケティングは、将来の顧客となり得る「リード(見込み客)の獲得」が、主な目的です。このため、SEO対策や広告出稿といった集客するための施策が重視されます。また、お問い合わせや資料請求への導線設計をわかりやすくして顧客データを集めることも、Webマーケティングの主目的です。

 

デジタルマーケティングでも集客や顧客データの収集が求められますが、ほかにも獲得したリードを育成するなど、コンバージョンや売上向上につなげる施策を通じて効率的に利益を確保することも目的になります。

 

購入や成約までに時間を要すことが多いBtoB取引では、デジタルマーケティングにも手を広げたほうが効果は現れやすいでしょう。

 

 

ターゲットユーザー

目的が異なれば、ターゲットユーザーも違います。Webマーケティングは、検索エンジンや広告などで自社のWebサイトに初めて訪れる「新規顧客」がメインターゲットです。

 

これに対してデジタルマーケティングは、獲得したリードや既存顧客もターゲットに含みます。つまりデジタルマーケティングでは、それぞれのターゲットに対して興味関心の段階に応じた施策を選び、実施していくことが求められるのです。

 

 

営業手法

Webマーケティングでは、社名も名前もわからないリードが相手ですから、SEO対策などを通してニーズの高いコンテンツを作成したり、そのコンテンツを介して自社の魅力をアピールしたりと、自社を認知させるための「プル型営業」がメインになります。

 

デジタルマーケティングでは、リードに加えて獲得したリードや既存顧客も含まれるため、営業手法も広がります。例えば、獲得した顧客の要望や課題解決に適したコンテンツを提供したり、顧客を育成するためのメールマガジンを配信したりと「プッシュ型営業」も必要です。

 

先ほどもお伝えしたように、デジタルマーケティングは顧客行動の段階に合わせて手法を変える必要があります。そのため、顧客データの管理や分析・セグメンテーションなどが重要となり、その作業を効率化するためのツールの導入も求められます。

 

 

デジタルマーケティングを採用するメリット

デジタルマーケティングを実施することで、企業にはさまざまな恩恵をもたらすことが期待されます。改めて、デジタルマーケティングを採用するメリットをお伝えします。

 

 

幅広いユーザーにアプローチできる

インターネットを利用するデジタルマーケティングでは、リードから既存顧客まで幅広いユーザーに対して、手軽にアプローチできることがメリットの一つです。

 

顧客のフェーズごとに必要なコンテンツを考え、それぞれの効果を見ながらマーケティング活動を進めていくため、効率的かつ予算に応じた施策を進められることもメリットといえます。

 

 

ユーザーに合わせてアプローチできる

Webサイトだけでなく、さまざまなツールを活用してユーザーにアプローチできることも、デジタルマーケティングの特徴です。

 

例えば、SNSを使ったマーケティング活動を実施して若年層のターゲットにアプローチしたり、ユーザーの興味関心の度合いにあわせて、メール内容やインサイドセールスなどのアプローチ方法を変えたりと、さまざまなチャネルで幅広いユーザーとの接点を持つことが可能です。長期的に何度も接点を持ちながら将来の顧客に育てていくことが、デジタルマーケティングの魅力といえます。

 

 

改善もスピーディー

施策の実施後、データ収集や分析といった評価を行い改善していくことも、デジタルマーケティングでは重要です。効果のあった施策は繰り返し実施しつつ、効果の薄い施策は原因を突き止め改善したうえで再度実施するといった作業が、容易にできます。

 

こうした評価を「見える化」するためのツールが用意されていることも、デジタルマーケティングの魅力です。アクセス数やコンバージョン率などを計測できるツールをはじめ、ユーザーの属性や位置情報、会社情報、Webサイトへの訪問履歴など、さまざまなデータや情報を収集できるツールもあります。これらのツールを上手に活用することで、コンテンツの改善や営業活動の効率化も実現しやすくなります。

 

 

デジタルマーケティングに求められる主なツール

デジタルマーケティングに必要なツールは、Webマーケティングと重なるものがいくつかあります。ここでは、デジタルマーケティングに手を広げる際に検討したいツールについて紹介します。

 

Webマーケティングの手法やツールについては、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。

 

 

マーケティング・オートメーション(MA)ツール

マーケティング・オートメーションツール(MAツール)とは、マーケティング活動全般を自動化できるツールのことです。Webマーケティングで実施した施策のデータ収集・分析はもちろん、メールやSNS、インサイドセールスといった異なるチャネルの連携にも対応します。

 

また、獲得したリードの管理、メールマガジンなどの配信、スコアリングなどもMAツールが自動的に行うため、営業活動の効率化と最適な顧客体験の提供も実現しやすくなります。マーケティング活動の精度を高めるうえで、有効なツールです。

 

※クラウドサーカスでもMAツールを提供しています。興味のある方は、以下のサイトをご覧ください。

 

 

AI・IoTを活用したマーケティングツール

近年は、AIやIoTを活用したマーケティングツールも急速に増えています。

 

例えば、ユーザーの属性や閲覧履歴をAIが分析したり、ビッグデータをもとに将来の需要予測を行ったりできるツールもあります。あるいは、製品に組み込まれたカメラやセンサーなどから送信されるデータをもとに、ユーザーの行動を細かく分析するIoT技術を活用したツールも登場しています。

 

 

まとめ

デバイスやコミュニケーションツールの多様化にともない、従来のWebマーケティングの活動ではカバーできない領域が広がっています。その領域からもビジネスチャンスを獲得するうえで、デジタルマーケティングに取り組む企業が増えているのです。

 

クラウドサーカスでは、ホームページの作成や更新を簡易化するCMS「BlueMonkey(ブルーモンキー)」を中心に、お客様のデジタルマーケティングの活動を支援するさまざまなツールを用意しています。Webサイトを核としたデジタルマーケティングの取り組みを検討されている方は、当社までお気軽にご相談ください。

 

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この記事を書いた人

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クラウドサーカス株式会社 マーケティンググループ

CMS BlueMonkeyメディア編集部

プロフィール

2006年よりWeb制作事業を展開し、これまで2,300社以上のデジタルマーケティング支援を行ってきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。38,000以上のユーザーを抱えるデジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」を提供し、そこから得たデータを元にマーケティング活動を行っている。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意領域で、目的から逆算した戦略的なCMS導入・Web制作や運用のサポートも実施。そこで得たノウハウや基礎情報を、BlueMonkeyのコラムとしても発信中。

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