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SEOとコンテンツマーケティングの違いをわかりやすく解説

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SEOとコンテンツマーケティングの違いをわかりやすく解説

SEOとコンテンツマーケティングには、明確な違いがあります。違いがわからないまま実施すると、施策が入り混じって思う成果につながらないため、注意しましょう。本記事では、SEOとコンテンツマーケティングの違い、成果を出すポイント、コンテンツSEOやSEOマーケティングの違いなどをわかりやすく解説します。

 

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SEOとは?

SEOとは、「Search Engine Optimization」の略語で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。GoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンが上質だと評価するWebコンテンツを制作し、検索結果の上位に表示させるための対策、施策全般を指す言葉です。

 

例えば、SEOについての記事を制作するとき、「SEOとは」と検索した際の検索結果上位にページが表示されるよう、Webページを制作・調整するのがSEO(検索エンジン最適化)です。SEO対策とも呼ばれます。

 

日本で使用されている検索エンジンのシェアは、7割以上がGoogleです(※1)。そのためSEOは「Googleのアルゴリズム(評価基準)に対する最適化」という意味もあります。

 

Googleのアルゴリズムは毎年更新されており、年に数回は大規模な改良が行われます。定期的にアップデートの動向を追い、順位が落ちた場合はサイトの見直しを行います。

 

過去に大きく順位が変動したのは2011年の「パンダアップデート」と2012年の「ペンギンアップデート」、2017年の「医療健康アップデート」です。低品質なサイトの順位低下と、医療健康に関する情報を発信するサイトの基準が見直され、ユーザーに有益な情報が上位表示されるよう改良されました。検索上位に入っていたサイトが30位以下にまで落ちるといった変化が起き、大きな話題になったアップデートです。

 

※1:Statcounter Global Statsによると、2024年4月時点、Googleシェア率は世界トップで約91%。日本では約78%を占める。

 

 

SEOの目的

SEOには、検索結果の上位にサイトを表示させて「検索により流入する人を増やす」という目的があります。

 

多くの人は検索した際、検索結果の0位~3位までしかクリックしません。つまり、上位に表示されないと検索による集客ができず、認知されない・成果が出ないことにつながります。広告の配信やSNSでも集客はできますが、それは瞬間的なものです。検索なら、上位にある限り集客が狙えます。「何かあれば検索する」が当たり前になったネット社会では、非常に多くの集客が期待できます。

 

このような理由から、Webコンテンツを制作する際にSEOが求められるようになりました。

 

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コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、「コンテンツを使って情報発信を行い、販売を促進するための仕組みを作る」マーケティング手法です。ここで言うコンテンツには、Webサイトの記事、ホワイトペーパー、メルマガ、動画、SNSの投稿など様々なものが含まれます。製品やサービスを売り込むのではなく「ユーザーが見たい・知りたいと思う情報を発信して、顧客と良い関係を構築し、購入につなげる」ことを重視しているのも特徴です。

 

例えば、自社製品の割引券を配布したり、営業時間、休業日などの情報を発信するのはコンテンツマーケティングではありません。ビジネス情報や業界の情報を発信しつつ、自社の事例を紹介したり、関連する自社商品のホワイトペーパーを設置したりするのはコンテンツマーケティングといえます。

 

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コンテンツマーケティングの目的

コンテンツマーケティングは、「ユーザーにとって価値のある情報」を使い「企業が求める成果を得る」「自社の課題を解決する」ことを目的とします。

 

コンテンツマーケティングが近年注目を集めている理由に、消費者の広告離れが挙げられます。テレビ、ネット、SNS、様々な媒体が登場し、生活のあらゆる場所で興味関心のない広告が目に留まるようになったことで、広告を避ける消費者が増えました。そこで、消費者が見たいと思う情報を発信して企業やサービスに興味を持ってもらい、購入を促すコンテンツマーケティングが重視されるようになりました。

 

 

SEOとコンテンツマーケティングの違い

SEOとコンテンツマーケティングの違いを、具体的に紹介します。

 

 

目的の違い

SEOは「SEO」や「コンテンツマーケティング」など特定のキーワードで検索したときに上位表示されるWebサイトを作り、多くのアクセスを得ることが主な目的です。一方で、コンテンツマーケティングはユーザーが求める興味関心のある情報を発信して見込み客の顧客化、既存顧客のファン化を行い、最終的に購買活動へつなげることを目的としています。

 

 

ターゲットの違い

SEOで重視するのは「検索エンジンの評価」です。Googleは「検索ユーザーの問題を解決する内容」「検索ユーザーが求める情報」を上位表示させると公表しているため、ターゲットは検索ユーザーとも言えます。しかし、検索エンジンはまだ発展途上であり、必ずしも「人」重視の施策で上位表示されるとは限りません。

 

コンテンツマーケティングは、自社の顧客がターゲットです。

 

 

コンテンツの違い

SEOで言うコンテンツは、主にテキストコンテンツを指します。記事構成、テキストの内容、見出し、画像のalt表記などの要素を調整して、検索エンジンが上質だと評価するテキストコンテンツを作るのがSEOです。

 

コンテンツマーケティングで言うコンテンツは、Webサイトの記事、ホワイトペーパー、メルマガ、動画、SNSの投稿などを使って発信する「ユーザーにとって価値のある情報」を指します。

 

 

手法・対策方法の違い

SEO対策といえば、検索ユーザーが求める情報をまとめて、検索エンジンに伝わりやすいように、狙いたい検索キーワードを記事内で使ったり見出しに入れたりして、内容を最適化させるのが定番です。被リンクの数やドメインの強さなども求められます。

 

コンテンツマーケティングは、プレスリリース、メールマガジン、動画、記事コンテンツなどの様々なコンテンツを使って、顧客が魅力的に感じる情報や必要とする情報を発信して購入につなげます。施策の一環としてSEOを行うこともありますが、コンテンツマーケティング=SEOではありません。

 

 

SEOとコンテンツマーケティングの関係性

コンテンツマーケティングの手法として良く用いられるのがオウンドメディアです。オウンドメディアで成功するには、多くのアクセスが必要になるため、流入者を増やす目的でSEOが行われます。つまりコンテンツマーケティングの施策のひとつにSEOが含まれます。

 

SEOとコンテンツマーケティングの関係性の図

 

SEOは集客に強い効果を発揮します。多くの閲覧者がいれば、それだけ問い合わせやコンバージョンも期待できるでしょう。ただしSEOだけを行うと、狙ったターゲットから問い合わせが来ない、流入があるのに問い合わせにつながらないなど、求めていない結果につながる場合があります。

 

原因のひとつは、SEOのターゲットがコンテンツマーケティングで狙うターゲットとズレているためです。SEOを行い上位表示されると、特定のキーワードで検索する全てのユーザーが流入します。その中には、自社が狙っていないターゲットも含まれます。

 

コンテンツマーケティングにおけるSEOとは、検索ユーザーの中でも特に自社が狙うターゲットを重視して、ターゲットに「問い合わせたい」と思わせる、マーケティング的な工夫が求められます。
SEOは、単体だとマーケティングといえません。しかし、コンテンツマーケティングなどと組み合わせて実施する「マーケティング施策のひとつ」という側面があります。

 

 

コンテンツSEO、SEOマーケティングとは?

コンテンツマーケティングやSEOと似た言葉に「コンテンツSEO」「SEOマーケティング」があります。

 

 

コンテンツSEOとは

コンテンツSEOとは、「コンテンツマーケティングの一部として実施するSEO」を指す言葉で、コンテンツマーケティングの一種として使われます。

 

単純にSEOで検索流入を増やすのではなく、問い合わせやコンバージョンにつなげるためにSEOを行うのがコンテンツSEOです。

 

 

SEOマーケティングとは

SEOマーケティングとは、「マーケティングの一部として実施するSEO」を指す言葉です。検索で上位表示させてアクセスを増やすだけでなく、マーケティング視点を取り入れて問い合わせやコンバージョンにつなげるための設計、記事テーマの選定などを行います。

 

 

SEO・コンテンツマーケティングで成果を出すには

SEOはコンテンツマーケティングと組み合わせることで大きな効果を発揮します。ここでは、SEOとコンテンツマーケティングで成果を出すためのポイントを紹介します。

 

 

ターゲットが検索するコンテンツを考える

自社が狙うターゲットが検索するだろうキーワードを選定して、ターゲットにピンポイントで刺さる記事を作ります。多くの人が検索するワードを狙うのではなく、ターゲットが検索するワードを狙うのがポイントです。

 

例えば、電子機器を製造するメーカーがオウンドメディアを作る場合、技術者に自社の名前を広める目的なら、技術者が仕事で悩むだろうニッチな専門用語を詳しく説明する記事を作ります。多くの人が見るコンテンツではなく、ターゲットが見るコンテンツを制作することが大切です。

 

 

公開コンテンツを分析する

流入者が何分程度記事に滞在しているのかや、別記事も見ているのかなどを分析して、定期的に改善を行うのも大切です。1記事だけ読んで終わりではなく、サイトを巡回したい、定期的に訪れたいと思わせるコンテンツを作ります。

 

問い合わせページへの流入が多い記事は、問い合わせへの分かりやすい導線を作る、ポップアップを入れるなどして、行動を促すことでより良い成果が期待できます。

 

 

まとめ

SEOだけを考えた施策は、コンバージョンや問い合わせにつながらない可能性があります。より良い成果を得たいなら、コンテンツマーケティングとSEOを同時に進めるのが良いでしょう。

 

SEOは記事単位で行う施策と、サイト全体で行う施策があります。SEOならではの専門的なテクニックも必要になるため、全てを自社で行うのは時間とコストがかかります。信頼できるパートナーに任せるのも一つの手段です。

 

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  • この記事を書いた人
  • CMS BlueMonkeyメディア編集部
  • クラウドサーカス株式会社 マーケティンググループ

    プロフィール :

    2006年よりWeb制作事業を展開し、これまで2,300社以上のデジタルマーケティング支援を行ってきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。38,000以上のユーザーを抱えるデジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」を提供し、そこから得たデータを元にマーケティング活動を行っている。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意領域で、目的から逆算した戦略的なCMS導入・Web制作や運用のサポートも実施。そこで得たノウハウや基礎情報を、BlueMonkeyのコラムとしても発信中。

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