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おすすめのCMSツールを一覧でご紹介!有料ツールから無料のオープンソースまで!種類や機能をまとめました。

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最終更新日:2023/06/01
おすすめのCMSツールを一覧でご紹介!無料まで有料まで種類や機能をまとめました。

専門知識がなくても、簡単にWebサイトの更新ができるのがCMSです。ホームページ制作のお悩みで「CMSツールにはいっぱい種類があるけど、どれがおすすめなの?」 という声をよく耳にします。

CMSにしてもWeb制作を依頼する会社にしても、情報量が多すぎて何が良いのか判断が難しいという方もいるのではないでしょうか。 本コラムではホームページを新たに構築しようとしている方向けに、CMSツールの導入メリットから種類、よく使われているおすすめCMSツールの市場シェアまでをまとめました。


CMSの概要についてはこちらの資料もおすすめです▼
「CMSとは何か?」がわかる『CMS入門編』資料 

1.そもそもCMSとは?

CMSとは「コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、Webサイトのコンテンツを管理・更新できるシステムを指します。

CMSを導入していない環境の場合、画像やテキストのデータをサーバー上にアップし、HTMLやCSSなどのプログラミング言語を駆使しつつWebサイトのデザインをしていくことになります。一方でCMSを導入したサイトでは、コンテンツをCMSの管理画面上で一括で管理することが可能になることが大きな特徴です。それにより、見たままの状態でWebサイト(ページ)の編集や更新ができるようになります。




CMSの管理画面の解説
CMS管理画面の一例
BlueMonkeyの管理画面では公開後と同じ見た目でWebサイトのコンテンツの編集が可能です)

CMSの基本的な知識は下記の資料でも解説しています。ぜひご覧ください!
「CMSとは何か?」がわかる『CMS入門編』資料

2.CMSの導入メリットとは

CMSを使えばHTMLやタグなどの複雑な専門知識を要さずにホームページを作成・更新することができるので、多くの個人・法人に活用されています。

<CMS導入のメリット>

CMSのメリットは更新と管理のしやすさ。

CMSツールの導入メリット様々ですが、主には更新が簡単に行える点、管理・運用が容易である点、顧客からの問合せや資料請求などの管理が行える点です。

一般的にホームページといえば、HTMLタグで更新しなくてはならなかったり、サーバを扱う以上セキュリティ面を気にしなければならなかったり、お問い合せ件数などの効果測定を行う必要性があったりと、初めて運用する人には少々骨が折れる業務が多いものです。しかし、CMSはそのようなWeb担当者の負荷を大きく軽減してくれます。

先ほどの管理画面の例のように見たまま編集が可能となり、クラウド型のCMSであればセキュリティもツールベンダーが管理してくれます。また、多くの場合管理画面上からお問い合わせフォームの作成と管理が可能なため、コンバージョンの獲得施策も実施しやすくなります。



CMSを導入すれば、専門のホームページ制作業者にサイトの更新を依頼してその都度費用を支払うのではなく、自社でWebサイトの更新が可能となるのでコストの削減やスピーディーな運用を実現できることも魅力の1つです。これからの時代のWeb運用において、CMSの実装はマストと言っても過言ではありません。

次に、CMSが注目されるようになった背景についても解説いたします。



3.CMSが必要とされる背景(マーケティングツールとしてのCMS)

企業がWebサイトを持ち、情報発信するのは今や当たり前の光景となりました。さらにコロナ禍の影響もあり、新規顧客の獲得を従来の対面営業から「Webマーケティング」を軸とした案件の獲得にシフトするなど、企業の営業戦略におけるデジタル化も進行中です。

WebマーケティングにはSEOや広告運用などさまざまな手法があり、その手法ごとに専門知識が必要となります。そして、その施策の中心には多くの場合Webサイトが存在します。SEOをするにもWebサイトのコンテンツの運用が必要ですし、広告の流入先はWebサイト(LP)であることがほとんどです。そのため、Webサイトは可能な限りスピーディーにPDCAを回すことが求められます。

ですが、CMSを導入していない企業のマーケティングの担当者が施策を行っていく場合には、Webサイトの更新で時間もコストもかかってしまう可能性があります。だからこそ非技術者でも使いこなせるCMSを導入することで、専門知識が必要なコーディングの工程を省くことができ、Webマーケティングを効率化することが可能になります。Webマーケティング活動を行っていくうえで、CMSは必須と言っても過言ではありません。


4.CMSの分類

CMSとひとくちに言っても、いくつかの分類があります。
最も大きな区分は「有料」「無料」かということになりますが、CMSのツール紹介に移る前にもう少し詳しく解説しておきます。

まず、WordPressに代表されるソースコードが公開されていて無料で使用できるCMSは「オープンソース」CMSと呼ばれます。
一方で、企業が営利目的で開発し提供しているCMSは「独自開発」系CMSと呼びます。

CMSの分類表

「オープンソース」CMSのメリットはもちろん無料で使用できることですが、ソースコードが公開されているという特性からセキュリティの脆弱性が指摘されています。

「独自開発」
系のCMSはランニングコストは発生しますが、国内企業が開発しているものであれば日本語対応の操作画面や、有人サポートといったメリットがあります。
さらに独自開発系のCMSはサーバーの管理の仕方によって「クラウド型」「オンプレミス型」の2種類に分かれます。

クラウド型はツールの運営事業者がCMSサーバーを管理し、導入会社はインターネットを介してコンテンツにアクセスします。一方、オンプレミス型は導入会社の社内にCMSサーバーを用意し、自社内でサーバーを管理する仕組みです。



 

5.手軽にホームページを作ってみたい人におすすめのCMSツール

導入の容易さから重宝されているCMSツールは、数多くの企業が参入した結果、似たようなサービスが乱立し、ユーザーがどれを選べばよいかわからない状況があります。

そこで、目的別におすすめのCMSツールをご紹介しいます。選定のポイントは、無料か有料か、Web担当者のスキルや自社の施策によっても異なります。CMSツールの選び方でお悩みのかたはぜひ参考になさってください。

無料で使えるCMSツール

<Jimdo(ジンドゥー)>

Jimdo(ジンドゥー)

Jimdo(ジンドゥー)は無料かつ日本語で使えるCMSツールで、メールアドレスを利用した会員登録で即時にホームページを構築できるようになります。

無料版ではフッター部分にKDDIの広告枠が入ってしまいますが、おしゃれなデザインのものが多く、管理画面も非常に視覚的にとらえやすいつくりになっています。個人や小規模の法人で気軽に始めてみたいという方におすすめのCMSツールです。

独自ドメインの使用も可能です。

有料のCMSツール

<Goope(グーペ)>

Goope(グーペ)

Goope(グーペ)は月額1,100円から使えるCMSツールです。豊富なデザインテンプレートのなかでも商業利用に適したデザインが比較的多く、「イベント予約機能」や「カレンダー」など個人事業主に特化したオプション構成になっています。店舗用のホームページを作る場合は、Goopeがおすすめです。

独自ドメインの使用も可能です。

6.スキルに自信のある人におすすめのCMSツール

CMSツールで最も有名なのは、やはりWordPress(ワードプレス)ではないでしょうか。自分でサーバとドメインを用意し、インストール作業を行うなど初期の手間はありますが、作業できる範囲が大きく広がる点がメリットです。

<WordPress(ワードプレス)>

WordPress(ワードプレス)

WordPress(ワードプレス)は本格的なSEOからデータベース構築、各種SNS連動など、Web上でできないことは無いと言えるほど幅広いカスタマイズが可能なCMSツールです。無料で使えるオープンソースのソフトウェアであり、日本語版があります。

しかし、作業者には一定のスキルや時間が求められます。すべての人が手軽に扱えるツールというわけではなく、開発者を含む中級・上級者向けのCMSツールだと言えます。



また、全世界的に多くの人に使われているがゆえに、セキュリティ面をしっかりと管理しなければ悪質な業者やハッカーに狙われやすい点がデメリットであるとも言われます。


【参考リンク】
CMSに必要なセキュリティ対策とは?企業リスクを回避するための対策・検知・復旧体制の必要性



独自ドメインの使用も可能です。

7.ホームページから成果を出したい方へおすすめのCMSは?

ホームページ制作で本格的なSEO(集客)やお問い合わせ増などの成果を重視する場合は、上でご紹介したWordPressなどカスタマイズ性の高いツールが必要になります。というのも、ホームページで成果を出すには、デザインだけでなくコンテンツの企画と作成、競合調査、SEO設計やユーザー導線の検討、そして日々のPDCAなど、手を入れなければならない箇所が多数あるからです。これらの戦略を手軽な操作によって叶えられるのが次にご紹介するCMSツールです。

<BlueMonkey(ブルーモンキー)>

BlueMonkey

BlueMonkey(ブルーモンキー)は法人向けのCMSで、マーケティングオートメーションツールおよびオウンドメディア構築ツールとの連携が可能です。高機能を備えながらもシンプルな管理画面で直感的に操作でき、Webサイト運営に不慣れな人でも扱いやすい仕様になっています。

独自ドメインの使用も可能です。

ここでご紹介した以外でも、目的に応じて選べるCMSツールは数多く存在します。しかし最終的に「成果」を出そうとする場合は、実は、ツールの機能うんぬんよりも企画の内容や運用の体制が重要になります。CMSは取りかかりやすい点がメリットではありますが、それを活かすには日々の運用を怠らないことが鉄則です。

※専門知識がなくても簡単に更新ができる国産CMS、BlueMonkeyの概要資料はこちら▼

>CMS BlueMonkey概要資料


8.CMSのシェア

「多くの人に使われているCMSであれば安心して選べる」というかたのために、インターネット関連の調査会社であるW3Techs社の調査結果から、2021年1月現在のCMSの日本国内シェアと世界シェアをご紹介します。

国内のCMSシェア

次の図の通り、トップ3は「1位:WordPress(82.9%)」「2位:Adobe Dreamweaver(2.4%)」「3位:EC-CUBE(2.2%)」でした。

CMS シェア

画像引用:W3Techs

8割以上と圧倒的なシェアでWordPressが1位を獲得しています。

2位のAdobe Dreamweaverは、もともと米マクロメディア社が開発したCMSです。同社が米アドビシステムズ社に買収されたため、現在ではアドビシステムズが販売しています。

Adobe Dreamweaver

画像引用:Adobe Dreamweaver

2000年には上位版であるUltraDeveloperが発売され、Adobe Dreamweaverはもちろん、Oracleなどのデータベースと連携できるようになりました。

アドビシステムズには、もともと自社製品としてAdobe GoLiveがありましたが、Dreamweaverへの移行を推奨しています

Web制作のプロが使用する本格派でデザインの自由度も高いぶん、機能も高度で初心者が使いこなすのは難しいCMSです。

3位のEC-CUBEは、インターネット広告やECサイト関連のパッケージソフト開発を手がける株式会社イルグルム(旧:株式会社ロックオン)が開発したオープンソースのフリーのCMSで、ECサイト構築に特化しています。

EC-CUBE

画像引用:EC-CUBE

基本機能は多くないものの、関連サービスが有料・無料ともに充実していて拡張性が高い点が特長です。

海外のCMSシェア

次の図のグラフの下段が示す通り、トップ3は「1位:WordPress(64.1%)」「2位:Joomla(5.2%)」「3位:Drupal(3.5%)」でした。

海外CMS シェア

画像引用:W3Techs

1位は、国内シェアと同様、WordPressが圧倒的であることがわかります。

2位のJoomlaは、オープンソース系フリーウェアのCMSです。

Joomla

画像引用:Joomla

Joomlaは日本ではなじみの薄いCMSかもしれませんが、海外では3,000以上の政府関連サイトで使用されているという実績があります。

JoomlaはECサイトやSNSの構築に向いています。また、3位のDrupalと比べると、Webサイトの構築に技術的な知識が必要とされないCMSだと言えます。

Joomlaのもうひとつの特長は多言語に対応していることです。日本語のヘルプポータルサイトも開設されています。

3位のDrupalも、オープンソース系のフリーウェアCMSです。

Drupal

画像引用:Drupal

Drupalは大規模で複雑なWebサイトの構築に向いていますが、そのぶん、専門的な知識が必要となる点がデメリットだと言えます。

DrupalはJoomlaと同様に多言語対応していて、高度なカスタマイズ機能などもあり、拡張性の高いCMSです。

▼CMSのシェアについてはこちらの記事もどうぞ
上場企業で使われているCMSのシェア上位のランキングをご紹介!【主要CMSの比較に】


9.CMSを比較するときに見るべき4つのポイント

上記でいくつかのCMSをご紹介しましたが、もちろんこれ以外にも多くのツールが開発、提供されています。

「どのツールを導入しよう?」とお悩みの場合、下記のポイントを重視することをおすすめします。

機能

「ブログ(オウンドメディア)をはじめたい」「ECサイトを構築したい」「SEO対策を強化したい」などWebサイトリニューアルの目的は様々です。
「CMSの導入によってどんなことを実現したいか」によって求められる機能は決まりますので、そこを明確にすればある程度はツールを絞ることができるでしょう。

CMSの機能については下記のページに詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。
CMSとは?主な機能を一覧でまとめて解説!~要件定義や導入比較の参考に~

セキュリティ対策

各種CMSツールは、「未然のセキュリティ対策」と「万一攻撃されたときの検知対策」を多層的に組み合わせることで、より安全性を高めています。
CMSツールのセキュリティをより詳細に見ていく場合はその二つの観点から見ていくとよいでしょう。

それぞれ以下のような項目が含まれます。

・未然に防ぐためのセキュリティ
D-Dos対策
IPS(不正侵入防御システム)
FW(ファイヤーウォール)
WAF(ウェブアプリケーションファイヤーウォール)

・攻撃されたときの検知対策
パッチマネジメント
24時間監視体制
改ざん検知システム


サポート体制

前述した通り、CMSには「オープンソース系」「独自開発系」の2種類があり、オープンソース系のツールには基本的に公式なサポートはありません。

オープンソース系のツールはその普及率の高さから、よくあるトラブルに対応するための情報をインターネット上で見つけることはできます。しかし、自身で対応しきれない場合は、Webサイトの制作にあたった制作会社にサポートを頼むのが一般的です。

一方、独自開発系のCMSは、CMSの開発会社が公式なサポートを提供しています。ただし、海外製のツールか、日本で開発されたツール(国産ツール)かでユーザーが感じるサポートの手厚さが異なる場合があります。

日本語での詳細なマニュアルの提供有人の問い合わせ環境があるかどうかは、ぜひ確認しておきたいポイントです。

事業の継続性

CMSツールを選定する際には、提供企業(ベンダー)の事業の継続性もチェックすべきポイントです。

Webサイトは一般的に、一度作ったら数年間は運用することになります。

クラウド型のCMSを利用する場合、ふだんはWebサーバーのメンテナンスが不要であるぶん、万一そのCMS事業者が廃業になった場合にはサーバー引っ越しなどの対応に追われます。 

また、ツールの提供企業の開発資金が潤沢でないと、機能追加やセキュリティ対策のバージョンアップ頻度が落ちてしまうケースもあります。

そのため、ツールベンダーの資本金や企業規模、ビジネスモデルなどを事前に確認しておくことが重要です。


10.CMSはおすすめだけど実行力が必要

CMSは専門知識を持たない人でも手軽に、簡易的にホームページ制作に取り組むことができるツールです。ただし、その先の成果やSEOの向上においては、初期段階のコンテンツ企画や日々の運用が必要不可欠となります。ホームページが作りっぱなしにならないよう、社内の運用体制を整備し、専任のWeb担当者を立てることなどが重要です。

本コラムでご紹介した通り、ツールによって機能性や特徴は異なります。しかし、どんなおすすめのCMSツールを使おうと、成果を出すには時間をかけて育てていく必要があります。自社のニーズにあったCMSを活用して、コストをおさえつつ最大限の成果を出すことを目指していきましょう。


【実際CMSでどんなことができるの?という方へ】
弊社が開発するCMSツールBlueMonkeyで実現できることをシーン別にまとめました。
実際の操作画面なども紹介しながらCMSでどんなことが実現できるか具体的にイメージできる内容となっています。

>Webサイトでの集客をこれからはじめたい

>CMSを導入してオウンドメディアを立ち上げたい

>テンプレートを組み合わせてサイトコンテンツを作成したい

>ページの更新・公開をワークフローで管理したい


【関連記事】

なぜ有料CMSとWeb制作をセットで提供するのか

 

  • この記事を書いた人
  • CMS BlueMonkeyメディア編集部
  • クラウドサーカス株式会社 マーケティンググループ

    プロフィール :

    2006年よりWeb制作事業を展開し、これまで2,300社以上のデジタルマーケティング支援を行ってきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。38,000以上のユーザーを抱えるデジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」を提供し、そこから得たデータを元にマーケティング活動を行っている。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意領域で、目的から逆算した戦略的なCMS導入・Web制作や運用のサポートも実施。そこで得たノウハウや基礎情報を、BlueMonkeyのコラムとしても発信中。

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